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「保育」のお役立ちコラム

保育士の転職バイブル!転職理由から転職先、時期などを徹底解説!

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女性の社会進出や、高齢化による労働人口不足などの社会的背景を受け、保育園や保育士のニーズは高まっています。


しかし、待遇や給与面での不満などから保育士資格は保有しているが、保育士にならない潜在保育士や、離職して他に転職する保育士が増え、慢性的な保育園不足や保育士不足が続いているのが現状です。


保育士の労働環境の改善には国が力を入れて主導しており、一昔前に比べると大分よくなりましたが、中には保育士の労働環境が過酷な職場も残っており、転職したいと悩む保育士は多数います。


そして実際に保育士が転職しようと思っても、一体どこへの転職が良いのかがわからなくなるという声も上がっています。


そこで今回は、保育士が転職したいと思う理由や、転職を考えているならば、知っておくべきポイントを解説していきます。


【保育士を取り巻く現状】保育士が転職する主な5つの理由とは?

 

保育士は子どもの成長を見守り、自立に向けた心身ともに支援をするとてもやりがいのある仕事です。


子どもが大好きで保育士を志した人がほとんどだと思いますので、子どもたちの笑顔あふれる職場で働くことはとても楽しいことだとも思います。


しかし一方で、保育士の離職率は全体で10.3%とされ低いとはいえません。

【参考元:「保育士等確保対策検討会」第3回公開資料「保育士等に関する現状」 】

 

保育士を辞めてしまう人はそもそも適性がなかったのでしょうか?


保育士の適性については下記リンク記事に詳しく書かれていますが、結論から言うと保育士の適性と保育士を辞めてしまう理由はさほど関連性がありません。


>>保育士に向いている人・向いていない人の特徴は?保育士の適性について


保育士が転職する理由は大きく分けて次の5種類に分けられます。



  • 働き方への不満
  • 収入などお金関係への不満
  • 保育士の大変さへの不満
  • 結婚や育児など
  • 人間関係への不満

ここからはこの5つの理由について詳しく見ていきましょう。


働き方への不満


保育士の働き方の不満が最も多いのが仕事量の多さです。


保育士は子どもの保育の他にも事務作業や保護者対応、清掃や壁面製作、地域住民への対応など多岐にわたります。


保育士は通常朝番、遅番などを当番制のシフトを組んで担当しますが、書類関係や次の日の準備の仕事が残ってしまえば、朝番で7時に出勤したにもかかわらず、残業しなければならない事もあります。


結局帰りは21時過ぎということも珍しくはありません。


さらに発表会の前などの保育士同士の打ち合わせは、保育時間終了後に行われることが多く、どうしてもその分残業になってしまう事が多いようです。


また、発表会の準備が終わらなければ、壁面や小道具の製作を自宅に持ち帰ることもあるようです。


保育士不足の現状から保育園はギリギリの人数で運営されていることも多く、有給の消化も容易にはできません。


確かに近年では、派遣保育士という働き方があったり、パート・アルバイトなど働き方の多様性が進んできている事から、交代要員の確保が可能な保育園も多く、待遇は徐々に改善されてきています。


しかし、保育士不足の現状では、仕事内容が多く、保育士は多くの時間を仕事に費やさなければならな状況は依然として続いています。


子どもは好きで、保育の仕事も好きだけれど、「保育士の働き方」が辛いという理由で仕事を辞める人は多いようです。


収入などお金関係への不満


厚生労働省発表の「賃金構造基本統計調査」によれば、平成26年度の全国の保育士の平均は年齢が36歳、給与月額は216,100円、年間賞与額は573,800円、年収にすると3,167,000円です。

【参考元:厚生労働省平成28年「賃金構造基本統計調査」


同調査では36歳女性の平均年収は3,912,100円とされており、同年代の女性に比べても保育士の給与は低いということがわかります。


しかし、働き方にもあるように保育士の仕事は決して短時間でもなければ、簡単な軽作業でもありません。


世の中の平均的な仕事よりも楽であるということはありません。


「子どもの命を預かるという重責と、賃金のバランスが合致していない」

「時間の拘束の割には、給与がもらえない」


こういった言葉は、保育士がしばしば口にする不満です。


また、保育士をやめる理由として東京都の発表した「保育士等に関する現状」の中でも、保育士の退職理由の1位は「給与が低いこと」となっています。


【参考元:「保育士等確保対策検討会」第3回公開資料「保育士等に関する現状」

 

給与面に対しては、国が先導し現在改善に向けて進みだしたばかりですので、今後全体での底上げを期待して良いでしょう。


実際に一部の保育園では優秀な保育士確保のために、高待遇を準備しているところも見られるようになりました。


収入面の不満は、別の園に転職などをすることで改善することもあるでしょう。


>>保育士の求人情報を検索

保育士の大変さへの不満


保育士の仕事の大変さは想像以上です。


感染予防のためにも、常に衛生的な環境を保つ必要がある保育園。


仕事の合間にも、掃除は必要ですし、嘔吐や下痢などが発生した場合はすぐさま消毒をしなければなりません。


子どもの予測不可能な行動を先回りし、安全を確保するために常に緊張感を持った仕事が求められます。


実際に保育士の方からはこんなエピソードも聞かれます。


「トイレで嘔吐した子どもの吐瀉物が体にかかった。嘔吐した子どもの着替えや保護者への連絡、トイレ掃除と消毒、自分の着替えもしながら対応していたら、トイレを使用したいと待っていた別の子がクラス内でおもらし。今度はおもらしした子の着替えやシャワー、クラス内の清掃と消毒」


保育士にとってはアクシデントの連続がおこりながらも、感染予防や衛生管理に全力にならなくてはなりません。


そして、ここでもう一つ深刻な保育士の仕事の大変さの問題があります。


通常のデスクワークなどの勤務の場合、これらの仕事の愚痴は知人や友人などとの会話を通して共感してもらえたり、発散されたり出来るでしょう。


しかし、保育士以外の友人に子どもの愚痴をいうことは、悪口にも聞こえてしまったり、保育士にとっては大変なことでも、子どものほっこり楽しいエピソードとして共感をしてもらうことは難しいでしょう。


保育の仕事は、保育士自身も「子どものため」と無意識に抱え込みやすく、体を壊すなどの事例もよくあります。


保育士の大変さに辞めてしまう人の多くが、「ある日突然、張り詰めていた気持ちが切れてしまった」と言った理由を挙げています。


結婚や育児など


保育士は女性が圧倒的に多い仕事です。


他の仕事と同じように、パートナーの転勤などに伴って退職をするケースがあったり、育児や介護の都合で仕事を辞めるケースもあります。


保育士が仕事をフルタイムで行う場合、朝番、夜番のシフト制に加え、残業、土曜日保育もあるなど、勤務時間は長くハードな仕事といえるでしょう。


結婚後も仕事を続けようとした場合、パートナーの理解が必要となります。


また、保育士はこれまで一般の仕事よりも育児休暇などがとりにくいとされてきました。


特に私立保育園の保育士は勤務年数も短いことも、産休・育休が取れないことが原因言われています。


しかし、現在では保育士不足解消のため、各園が環境、待遇の改善をする中で産休・育休だけでなく、時短対応など育児への理解を示す制度が多く提示されるようになってきました。


その結果、これまで続けたくても続けられなかった保育士の方が、少しづつ保育業界に戻ってきているとも言われています。


人間関係への不満

 


前出の保育士をやめる理由について東京都の発表した「保育士等に関する現状」の中で、保育士の退職理由の3位は「人間関係への不満」となっています。


【参考元:「保育士等確保対策検討会」第3回公開資料「保育士等に関する現状」 】


保育士は9割以上が女性の職場であり、女性社会です。


「子どもの前では笑顔で接するけれど、職員室では挨拶もしない」

「プリントや配布物など、どんな内容を書くか教えてくれない」


など、保育士同士でのトラブルはたくさん報告されています。


女性特有の派閥争いや嫉妬などが職場内で起こってしまうことなど珍しくありません。


また外部からの人の出入りも少なく、閉鎖的な環境のため、一旦関係が崩れてしまったら、逃げ場もあまりありません。


公立保育園の保育士の場合、3〜4年に1度は転勤がありますので、人間関係が変わることもありますし、上司である園長も交代するため、同じ園にいても人間関係や上下関係が変化することがあるため、恵まれているでしょう。


一方、私立保育園では固定された人間関係が毎日続くため、人間関係の改善が見込めず、転職などを希望してしまうことが多くあります。




保育士の主な転職先


保育士の主な転職先は次の4つです。


・他の保育園

・保育士の資格とキャリアを活かした職業

・保育士とは関係のない別の職業

・ベビーシッター、保育ママとして独立開業

 


今は保育士の仕事も多様化しており、ひと昔前までのように保育士は保育園で働くものとは限らなくなりました。


自分自身の持つスキルや、やりたい事などによって「職業を選べる」時代になったのです。


ここからは、それぞれの転職先について、詳しく解説していきます。


他の保育園への転職


前出の「保育士等に関する現状」によると、離職者3.3万人のうち、2.6万人は業界内での再就職とされています。

つまり、8割以上の方が保育士として業界内で働いていることになります。

同じ保育士と言っても、特に私立保育園の場合は園によって環境や待遇、保育方針も大きく違います。


特に近年では、保育園も多様化しており、次のように様々な強みをアピールしている園があります。


・モンテッソーリ教育

・リトミック

・英語教育

・ヨコミネ式(運動能力をアップさせるための教育)

 

もし転職の理由が「保育方針の違い」であるならば、こういった点で転職先の保育園を選ぶのも1つの選び方です。


いずれにせよ、園長や施設の考え方、実施している保育、残業の管理体制、人員体制、評価、昇給、は求人票を見て、あなたの理想と合致しているかをしっかりと確認する必要があるでしょう。

 

一度、待遇や条件については書き出してみるのがおすすめです。


また、保育士として安定して働きたいと思っている人は公務員保育士を目指すのも良いかもしれません。


転職の理由が人間関係であるという方は、実際の保育園内部の人間関係は働いてみるまで分からないこともあります。

 

こういった場合には、求人票に書かれていない保育園の内部事情も把握している、保育士専門のキャリアコンサルタントに相談してみるのがおすすめです。

 

>>明日香のキャリアコンサルタントに相談する

  

保育士の資格が活かせる他の業種への転職

 

保育士で培ったスキルは全く別業界での仕事に活かすこともできます。


保育士は子どもとのコミュニケーションだけでなく、子どもを始め、保護者や地域住民の方々、保育士の同僚など様々な人たちと関わって一つのことを作り上げていく仕事です。


あらゆる立場の人に共感し、円滑に物事を進めていくコミュニケーション能力は他の仕事に必要な能力です。


保育士から別の仕事に就く場合、代表的なお仕事は次の通りです。


  • アパレルなどの接客・販売職

  • 介護職

  • 営業職

  • アミューズメントパークのスタッフ

  • 事務職

 

特に事務職に就きたい方がアピールするために必要なのがパソコンなどの事務スキルです。


一般的に保育士はパソコンなどを使用した仕事をしていないと思われがちですが、お便りを作ったり、週報や月報など様々な場面でパソコンを使用しています。


最近では、クラスの様子を伝えるために写真を加工したり、動画作成まで行っている保育士もいるほどです。


ご自身の事務スキルがどのくらいあるのかは、正確に伝えられるようにしておきましょう。

 

保育士資格を活かして独立開業

 

園や組織に属さなくとも保育士資格を活かして働くことはできます。。


最近では、保育士の資格を活かして、ベビーシッターや保育ママとして独立開業をする人も増えてきています。


次の記事で、保育士の資格を活かしてベビーシッターや保育ママとして独立開業する方法やメリット、デメリットなどについて詳しくまとめています。


ぜひこちらも参考にしてみてください。


>>「フリーランス(個人事業主)のベビーシッターになるメリット・デメリット!実際どうなの?

>>「ベビーシッターとして開業するには?開業して成功するための5つのポイント

 

未経験から保育士に転職することは可能?


保育士資格を取得後、保育士としての勤務未経験の場合でも保育士として転職することは可能です。

今現在、保育士不足は大きな社会問題となっています。


そのため、今は保育士の資格を持っていながら保育士として働いていない「潜在保育士」が現場で求められているのです。


保育士資格を持ちながらも、保育士として働いていない潜在保育士向けの復職フェアなど多く開催されていますので、「あの時は保育士を選ばなかったけれど、今は少し興味がある」という方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


転職の際に注意すべきポイント



一昔前に比べて、一つの保育園にずっと勤めなければならない時代ではなくなりました。


そのため、保育士としての転職へのハードルは非常に低いものになっており、「嫌ならやめればいい」と考える人が多くなってきているのも事実です。


しかし、「嫌ならやめればいい」と次々に転職を繰り返しても、必ずしも働きやすい保育園に出会える可能性は低いと言えます。


なぜなら、「何が自分にとっていい職場なのか」という基準がなければ、どんな仕事にも嫌なことがあるのは当たり前です。


幸いなことに、保育士は今有効求人倍率も高く、引く手数多な状況です。


普通の転職活動をすれば、すぐに転職先が見つかる状況ですが、「なぜ自分が転職するのか?」「どんな所ならそれが解消されるのか」をしっかり考え、書き出しておくことが大切です。


転職時期はいつがおすすめ?


保育士の求人がもっとも多く出る時期は、1月〜3月です。


この時期は来年度の計画を見据えた計画的な求人が多く出るため、転職を考える人にとってはおすすめのタイミングと言えます。


また、10月〜12月も狙い目の一つです。


現在勤務している保育士の方であれば、勤務中の園に退職の意向を伝えるのは、次年度を踏まえ年内までに報告したいという方も多いのではないでしょうか。


「退職の意向を伝えたものの、転職活動さえまだしていない…」となると、不安になることもあるかと思います。


そのため、退職の意向を伝えると同時に並行して転職活動を行い、来年度の仕事先を確保しておくのがおすすめです。


詳しくは、「質の高い求人情報がたくさん出る!保育士に最適な転職・復職時期とは?」の記事に解説してありますので、参考にしてみてください。


転職時期は求人がたくさん出る時期、来年度の計画時期、など様々な観点での解説になっていますが、精神的、肉体的な負担をかかえている場合にはこればかりではありません。


「辞めたい」と思った時が、転職時期として最適な状況もあることも、事実です。


【保育専門キャリアコンサルタントが教える】転職に成功する秘訣


これまで明日香では、保育専門のキャリアコンサルタントとして、転職に成功する人も、残念ながらそうでもない人もたくさんお会いしてきました。


転職に成功する人の共通点には下記の点が挙げられます。


・やりたいこと、やりたくないことが明確になっている方

・謙虚である方

・保育に対して、前向きな姿勢でスキルアップを常に考えている方



逆に言えば、この反対をしてしまう方が、満足できない転職をしているという事になります。


特に「どこでもいいから、今の保育園でないところで働きたい」など冷静ではない状態で選んだ転職先に後悔されている方は多い傾向があります。


「ここではないどこかの園」に行っても、バラ色の世界があるわけではありません。


自分が仕事をする上で、やりたいことと、やりたくないことを明確にしている方であれば、現実を見据えた転職ができる可能性が高いと言えます。


また、今は保育士不足のため、どの保育園もとにかく採用に積極的です。


しかし、そんな状況であっても傲慢になることなく、常に謙虚であり、保育士としてのスキルアップに熱心な方は、どこの園に行っても求められる必要な人材になります。


保育士不足の現状を考えると、必要な人材には長く働いてもらうための環境を積極的に用意してくれます。


そのため、ますます居心地の良い環境ができ、良い転職になった実感が生まれているようです。

2019.03.06
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