保育のコラム

保育士の転職・復職時の志望動機はどう書くべき!?

2020/12/07

履歴書を書く上で自己PRと同様に力を入れて書くべき項目が、志望動機です。

志望動機っていっつも書く際に迷ってしまうんですよね。

それに、書いているとありきたりな文章になってしまうなぁって思います。何か志望動機を書くコツってあったりするんでしょうか?

そうですね。

では、今回は志望動機を書くコツについてご紹介しますね!

“ずっと保育士編集部”

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

志望動機には一体何を書けばいい?

志望動機で採用担当者が見るポイントは大きく分けて「園にどれだけ貢献してくれるのか?」という事と「人柄」の2つです。

その2つが明確にわかるように意識しながら次の3つの事を中心に書きましょう。

・その保育園を志望した理由

・その保育園に自分が貢献できる事

・保育士という仕事を選んだ理由

その保育園を志望した理由

まずは、保育園の求人票やホームページなどの中で、保育園の特徴を見極める事から始めます。

そして、その特徴と自分が保育士としてどのように貢献できるかを説明できると、採用する保育園側から好感触を持たれやすいです。

例えば次のような感じです。

例文

子どもが好きで、子どもの成長の助けになる仕事をしたいと保育士になりました。

そして、保育士として0歳児、2歳児クラスを受け持つ経験をし、特に乳児期における愛着形成に深く関わりたいと感じるようになりました。

貴園のアットホームでゆとりある保育方針、ねらいを拝見し、一人ひとりに向き合う姿勢を持った環境でより子どもたちに深く関わる働き方をしていきたいと考え、志望しています。

その保育園に自分が貢献できること

保育園が転職者である保育士に求めるのは即戦力です。

現在求めている保育士とあなたのスキルがピッタリ一致すれば、それ以上に嬉しいことはありません。

これまで経験してきたことをアピールし、次の例文のように、自分が応募先の園で貢献できることをまとめましょう。

例文

保育士として10年間、0歳児から5歳児まで担任を努めてまいりました。

特に最近では学年主任など、主任業務も担当し、新任の保育士やパートアルバイトなどの指導も担当しています。

保育士という仕事を選んだ理由

保育士としてブランクがあったり、未経験から応募する場合も多くあると思います。

そのような時はぜひもう一度原点に戻って、「なぜ保育士になりたかったのか」「どんな保育士になりたいと思っているか」ということから応募する保育園で働きたい理由をまとめてみましょう。

例文

もともと子どもが好きで保育士になりたいと資格を取得しましたが、家業の手伝いで接客業の仕事を選択しました。

しかし、自身にも子どもができ、保育に関わる素晴らしい先生に出会ううち、自分も保育士としてたくさんの子どもたちの成長に関わりたいという思いが日に日に高まってきました。

保育士は未経験ではありますが、これまで接客業で培った対人スキルを活かし、働きたいと思っています。

転職時の志望動機の書き方のポイント

転職時の志望動機で一番書く上で迷うポイントが「なぜ前職を辞めたのか?」という退職理由です。

私は前職の保育園の人間関係が退職理由なのですが、そういった点も正直に書くべきなんでしょうか?

人間関係や待遇や条件に関する不満などネガティブな理由で退職した場合には、その事実は伏せておいた方が良いです。

なぜですか?どの道面接などで聞かれるポイントだと思うのですが・・・。

採用担当者の身になって考えてみてください。

人間関係で辞めた人に対しては「この園でも人間関係のトラブルになるのではないか?」、待遇や条件に関する不満で辞めた人に対しては「この園でも、採用後にいろいろ待遇や条件に文句をつけてくるのではないか?」と普通の人なら思いますよね?

確かにそう思うかもしれません。

対面で人柄が表情や振る舞いなどからも色々とアピールができる面接とは違って履歴書の場合には、紙と写真のみです。

そのため、そういったネガティブな退職理由を書くのではなく、例えば「この園ではこういった新しい取り組みを行なっており、保育士としてさらなるスキルアップができると思い前職を退職し、この園に転職を希望しました」など、ポジティブな理由をアピールするのがポイントです。

復職時の志望動機の書き方のポイント

現在保育士として活動されておらず、ブランクがある場合も志望動機に悩む方が多いです。

確かにそうですね。

子どもがある程度育ったなど働く環境が整ったことなど、保育士の仕事に惹かれての理由でない場合もその書き方で良いのでしょうか。

確かに、環境が整ったのは復職の大きな理由かもしれませんが、それではあまりに理由として魅力を感じません。

採用する側の保育園としては「別にうちでなくても良いのではないか?」「保育士でなくても良いのでは?」とさえ感じられるかもしれませんね。

ではどうすれば良いのでしょうか?

ブランクの間に保育士としてどんなことを感じたのかを書くことが大切です。

例えばブランクの間子育てをされていた場合、子育て中に出会った保育者の素晴らしさに触れたことや保護者の気持ちに共感できるようになったことなども保育士として成長していると思います。

また、保育士をしていた時の子どもたちと今も交流があり、環境が整いさえすれば保育士にずっと戻りたかったことなど積年の思いがあるなども好感触です。

保育の現場を離れていても、保育士としてプラスになることがあったということを自分の中で考えてみたいと思います。

はい。

もう一度保育士として働きたい理由は、時間が整ったことだけではないと思います。

なぜ他の職種ではなく、保育士が良いのかを棚卸しして考えてみましょう。

よくあるケースの志望動機の書き方のポイント

その他にも志望動機の書き方を迷ってしまいがちなケースについて志望動機の書き方のポイントをまとめてみたのでぜひ参考にしてみてください。

未経験の転職の場合

スキルがないことは経歴から明らかですので、無理に取り繕う必要はありません。

保育士に必要な下記の項目についてアピールポイントを考えてみましょう。

・性格的に穏やかである

・体力に自信がある

・真面目である

・子どもが好き

保育士として求められるであろうことを的確に述べることを意識することが大切です。

複数回の転職経歴がある場合

ご経歴を拝見し、採用する保育園が懸念していることは「すぐに辞めるのではないか」ということです。

なぜこれまで複数の転職をしたのか、明確な理由が何であるかを納得できる形で説明できるようにしましょう。

出来るだけネガティブな面から転職理由を語るのではなくポジティブな側面から捉えてください。

・スキルアップのため

・保育士としての考え方

・やむを得ない事情

体調不良や病気で前職を辞めた場合

転職などにおいて、ウソはお互いのためになりません。

また、ウソをついて入社しても、その後自分が苦しむだけです。

ですが、体調不良や病気などの理由は採用する側からすると避けたいのが本音であることも事実です。

特にうつ病等の精神疾患については完治が難しく、再発も懸念される病気です。

すでに症状が治っており、問題なく働けるのであれば、自分から積極的にいう必要はないでしょう。

ただし、聞かれた時にウソをついてはいけません。

「過去にうつ病ではあったが、治療の上、現在の健康状態に問題がない」ということを説明しましょう。

医師の診断書などがあれば合わせて提出するのも良いかもしれません。

異業種からの転職の場合

異業種からの転職の場合、は下記の2点に絞って書いてみると良いです。

・なぜ保育士になりたいのか

・異業種での経験が保育にどのように役に立つのか

保育の仕事は「人柄」です。

他業種で経験した人間力は保育の仕事でも必ず役立ちます。

そのことをきちんと考え、伝えることが大切です。

志望動機の書き方に迷ったら?

いがでしたか?志望動機は書けそうですか?

はい。

ただ、やっぱりこれでいいのか…と悩んでいるところはありますし、自分のことを伝えるのは難しいですね。

そうですよね。

日々忙しい中で、これまでの自分のやってきたことを振り返ったり考えたりすることは労力もかかります。

そのような時は、ぜひ保育の転職コンサルティングをしている転職エージェントなどを利用するのもオススメです。

どのようなことをしてくれるのですか?

履歴書の書き方や職務経歴書の書き方などのアドバイスをもらえます。

しかも、個別にコンサルティングしてくれるため、あなたに合った的確なアドバイスになるので、より明確になるでしょう。

転職エージェントは基本的に無料なため、お気軽に相談してみてはいかがでしょうか?

無料でそこまでサービスしてくれるのですね。

ただし、あくまで最終的に書くのは自分です。サービスの利用はもちろん積極的に利用しながらも、自分の言葉でしっかり伝えられなければ、結局面接等で見透かされます。

自分を振り返るパートナーとして捉えてくださいね。

はい。

早速相談してみます!

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