保育のコラム

保育士が働くなら東京都がおすすめな10の理由

2021/05/06

保育士が働くなら東京都がおすすめな10の理由

 

「いつかは上京してみたい!」

「東京で就職したい!」

このように思ったことがある人もいるのではないでしょうか。

東京は、保育士として働くには恵まれた環境が用意されている都市の一つです。

今回は、そんな東京で働くことがおすすめな10の理由をまとめてみました。

これから就職や転職を考えている人は、ぜひ選択肢の一つに東京を入れてみませんか。

 

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ30年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

その1、保育士求人数が多いから自分に合った職場を選べる

 

東京は、言わずとしれた日本一の人口を抱える都市です。

暮らす人が多いだけに、当然子どもの数も多く、保育サービスも充実しています。

実際、令和6年4月1日現在で、東京都の認可保育園は3,623ヶ所、認証保育所は412ヶ所となっており、ほかの地域と比べても非常に多くの施設があります。

そのため、多くの保育士求人があり、自分自身にあった保育園を選ぶことができます。

参考:東京都福祉局「都内の保育サービスの状況について

 

その2、新規開園の求人が多い

 

東京都福祉局「都内の保育サービスの状況について」によると、東京都の認可保育所の数は、平成31年~令和6年の間に557ヶ所も増加しています。

保育所が新規開園される際には、当然保育士の確保が求められ、オープニングスタッフとしての求人が多くなります。

保育の前例に捉われることなく、新しい環境を作りたい方にとって、東京都は魅力的な求人がたくさんあります。

 

その3、給料水準が上昇傾向にある

 

東京都では、保育士の給与水準が上昇傾向にあります。

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、2020年〜2024年の4年間で、保育士(男女平均)について、23万円ほどの平均年収の上昇が見られました。

2013年ごろから、待機児童の問題を政府が正式に取り組み始めた際、保育士の賃金と待遇の悪さが問題となりました。

その結果、保育士の給与改善が進み、東京都では給与水準が上昇傾向になっています。

 

その4、家賃補助制度で安く社宅・宿舎を借りられる

 

東京都は、保育士などに社宅や借り上げ住宅を提供する園に対して、家賃補助をおこなう「保育従事職員宿舎借り上げ支援事業」という制度があります。

保育士にとって家賃は大きな出費であり、この制度によって毎月の経済的負担を大きく減らすことができます。

保育園側も、貴重な保育人材の確保、離職防止のための補助制度として活用できるため、双方ウィンウィンの取り組みなのです。

 

表1:保育従事職員宿舎借り上げ支援事業概要

対象者

認可保育所、認定こども園、認証保育所、認可を受けた小規模保育事業等の常勤保育従事職員

補助基準額

一戸あたり 82,000円/月

負担割合

 

(国制度)国1/2 都1/4 区市町村1/8 事業者1/8

(都制度)都3/4 区市町村1/8 事業者1/8

参考:東京都福祉局「保育従事職員宿舎借り上げ支援事業

 

その5、保育士を支援する補助制度が充実している

 

東京都では、保育人材の確保、離職防止のためにさまざまな支援をしており、全国の中でも補助制度が充実している地域と言えるでしょう。

貸付制度が多い印象ですが、そのほとんどに返還免除規定が用意されており、一定の期間を保育所にて勤務することで、返済の必要のない補助となります。

これらの補助制度をうまく活用すれば、経済的な負担なく保育士としての出発が可能です。

東京都の実施する補助制度について具体的にご紹介します。

 

表2:東京都の実施する補助制度一覧

保育士修学資金貸付事業(貸付)

 

指定保育士養成施設に在学し、保育士資格の取得を目指す学生に対して、修学資金の貸し付ける事業。

【返還免除規定】

卒業後5年間、東京都内の保育所等で働くこと

保育従事職員資格取得支援事業補助

保育所等で働きながら、保育士資格の取得を目指す方を対象に、資格取得にかかる費用や代替職員の雇用経費の一部を支援する制度

保育補助者雇上支援事業(貸付)

 

保育補助者の雇上げを行う保育事業者に対し、雇上げに必要な費用の貸付けを行う制度

【返還免除規定】

貸付期間中又は貸付終了後1年の間に保育士資格を取得すること

未就学児をもつ潜在保育士に対する保育所復帰支援事業(貸付)

 

保育補助者の雇上げを行う保育事業者に対し、雇上げに必要な費用の貸付けを行う制度

【返還免除規定】

貸付期間中又は貸付終了後1年の間に保育士資格を取得すること

潜在保育士の再就職支援事業(貸付)

 

潜在保育士が保育所等へ勤務することが決定した場合に、就職準備金の貸付けを行う制度

【返還免除規定】

当該保育士が保育所等において、引き続き2年以上勤務すること

未就学児をもつ保育士の子供の預かり支援事業利用料金の一部貸付け(貸付)

 

育所等に勤務する未就学児を持つ保育士について、勤務時間(早朝または夜間)により、自身の子供の預け先がない場合があることから、ファミリー・サポート・センター事業やベビーシッター派遣事業を利用する際の利用料金の一部について貸付けを行う制度

【返還免除規定】

当該保育士が保育所等において、引き続き2年以上勤務すること

参考:東京都福祉局「保育人材確保の取組について

 

その6、上京サポートが受けられる保育園も!

 

行政での支援に加え、保育園が独自に保育士を支援するケースも増えています。

上京して働こうと考える保育士にとって、引越しや物件の契約など、経済的負担が大きくなります。

このような保育士に向けて、引越し支度金や社宅制度などの福利厚生を充実させて新生活を応援しています。

東京には、保育士の求人数だけでなく、比較的新しいチャレンジをしている保育園がたくさんあります。

しかし、「物価が高そう」「家賃が高そう」という理由で上京を躊躇する人は少なくありません。

これらの上京サポートを上手に活用できれば、東京での保育士ライフをスムーズにスタートできます。

 

その7、管理職へのキャリアアップが狙いやすい

 

保育士として、子どもの保育だけではなく、マネジメントなどに興味を持ち、キャリアアップを考えている方もいるのではないでしょうか。

東京では新規保育園の開設が増えていますが、保育園数が増えると、それに伴って管理職のポジションが必要です。

そのため、年功序列ではなく、本人の適性や希望により、管理職のキャリアを実現することが可能です。

これまでポジションに空きがなく、キャリアアップを諦めていた人にとって、東京都は管理職に就きやすい環境にあると言えるでしょう。

 

その8、一人ひとりに丁寧に向き合える小規模保育園も魅力的!

 

利用人数は減っているものの、一人ひとりの園児に丁寧に向き合える小規模保育園も魅力的です。

東京都福祉局「都内の保育サービスの状況について」によると、東京都の小規模保育園の利用人数は、平成31年(令和元年)の7,652人をピークに、令和6年では6,782人に減っています。

とはいえ、小規模保育園で働く魅力は、3歳以下の乳児が中心の保育になる点。

3歳以下の場合、保育士の配置基準も多くなりますので、一層、一人ひとりに寄り添う保育が可能になるでしょう。

乳児保育への想いが強い保育士にとって、東京都で働くことはとても魅力的です。

 

その9、保育に関する最新の情報や研修が充実している

 

東京都の私立保育園などでは、内定後研修といった保育士を支援する研修が行われる場合があります。

東京都は、保育施設の母数が多いため、各園がそれぞれ特色を打ち出しています。

そのため、保育士養成学校などでは習わなかったような多様な研修があり、保育士としての幅の広がりが期待できます。

 

その10、プライベートで楽しめるスポットやイベントが充実!

 

保育士として勤務する以外にも東京は魅力的です。

最先端の流行スポットやエンターティメントが集まる世界有数の都市。

保育士として勤務する以外にも、充実した日々を過ごせることは間違いないでしょう。

 

東京都は保育士としての働き方や職場の選択肢が多い!

保育士が働くなら東京都がおすすめな10の理由

 

いかがだったでしょうか?

今回は、保育士が働くなら東京がおすすめな理由を解説してきました。

保育士の仕事は、どこの都道府県でも基本的には同じでしょう。

しかし、保育ニーズや保育施設の多様さについて、東京はもっとも進んでいる都市です。

就職や転職を考えることは、自分の働き方やライフスタイルを考える絶好の機会。

今回の記事で興味を持った方は、ぜひ東京都の保育士求人をチェックしてみてくださいね。

 

 

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