保育士パートなのに掃除ばかりさせられる?業務範囲と対処法を解説
2025/11/25
「保育士の資格を活かして働きたいのに、掃除ばかりやらされている」
「子どもたちと関わる時間がほとんどない」
保育士パートとして働き始めたものの、実際には掃除や雑用ばかりで、本来やりたかった保育業務ができないと悩んでいませんか?
この記事では、保育士パートが掃除ばかりさせられる理由と、その状況への適切な対処法について詳しく解説します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
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保育士パートに掃除ばかりさせる園の実態
保育士パートが掃除中心の業務を任されるケースは、実は珍しくありません。
掃除ばかりになる典型的なパターン
朝の開園準備として掃除機がけや窓拭きを担当し、子どもたちが活動している間もトイレ掃除や園庭の清掃、給食後の片付けや掃除、午睡中の保育室や廊下の清掃、降園後の大掃除など、一日の大半を掃除に費やしているケースがあります。子どもたちと関わる時間が少なく、「これでは清掃スタッフと変わらない」と感じる方も多いでしょう。
パートに掃除を集中させる園の考え方
園側の言い分としては、「正職員は保育計画や保護者対応で忙しい」「パートは補助業務が中心」「掃除も大切な保育環境づくりの一部」といったものがあります。しかし、保育士資格を持つ人材を掃除だけに使うのは、本来の専門性を活かせていないといえます。
保育士パートの本来の役割
保育士パートは、正職員の補助として子どもたちの保育に携わることが本来の役割です。子どもたちの見守りやケア、遊びのサポート、食事や着替えの援助などが主な業務であり、掃除はあくまで保育業務の一環として適切な範囲で行うべきものです。
保育士パートが掃除ばかりさせられる理由
なぜ保育士パートが掃除中心の業務を任されてしまうのでしょうか。
正職員との役割分担の不明確さ
多くの保育園では、パートと正職員の業務分担が明確に定められていません。「パートは補助業務」という曖昧な位置づけのまま、結果的に掃除などの雑用が集中してしまうのです。
園の人員配置の問題
保育士不足により、正職員が子どもの保育で手一杯になり、環境整備を担う人員として別途パートを雇用しているケースもあります。この場合、最初から掃除要員としての採用である可能性があります。
パート職員への認識の低さ
「パートだから簡単な仕事でいい」「専門性の高い仕事は正職員がやるもの」という古い考え方が残っている園では、パート保育士の専門性が軽視され、掃除などの単純作業を割り振られることがあります。
新人パートへの配慮のつもり
園に慣れるまでは掃除などの簡単な業務から始めてもらう、という配慮のつもりで掃除を任せているケースもあります。ただし、それがいつまでも続くようであれば問題です。
保育士パートが掃除ばかりの状況を変える方法
掃除中心の業務に不満がある場合、以下の対処法を試してみましょう。
採用時の条件を確認する
まずは雇用契約書や求人票を見返して、採用時にどのような業務内容が提示されていたかを確認しましょう。「保育補助」として採用されたのであれば、掃除だけでなく保育業務に携わる権利があります。
園長や主任に希望を伝える
「子どもたちともっと関わりたい」「保育の仕事がしたくてこの仕事を選んだ」という思いを、園長や主任に率直に伝えましょう。具体的に「午前中は掃除、午後は保育補助」など、バランスの取れた業務配分を提案するのも効果的です。
保育業務への意欲を示す
掃除をしながらも、子どもたちに積極的に声をかけたり、保育の様子をよく観察したりすることで、保育への関心と意欲を示しましょう。「この場面で子どもたちのサポートをしたい」と具体的に申し出ることも大切です。
段階的な業務移行を交渉する
いきなり保育業務を全面的に任せてもらうのが難しい場合は、「掃除7割、保育3割」から始めて、徐々に保育業務の割合を増やしていくという段階的なアプローチを提案してみましょう。
園の方針を見極める
何度相談しても状況が変わらない場合は、その園が本当にパート保育士を保育業務に活用する気があるのか見極める必要があります。最初から掃除要員としての採用だった可能性も考えられます。
掃除ばかりのパート保育士から抜け出すための選択肢
状況が改善しない場合は、次のような選択肢も検討しましょう。
他の保育園への転職
パート保育士を保育業務でしっかり活用している園は多数存在します。面接時に「パート保育士の具体的な業務内容」を確認し、保育業務に携われる環境かどうかを見極めましょう。
働き方の見直し
派遣保育士として働く、認可外保育施設や企業内保育所など小規模な施設を選ぶなど、働き方を変えることで、より保育業務に集中できる環境が見つかる可能性があります。
スキルアップで立場を変える
保育経験を積んだり、追加の資格を取得したりすることで、より専門性の高い立場として働ける可能性が広がります。将来的に正職員を目指すという選択肢もあります。
掃除ばかりの保育士パートから専門性を活かせる環境を見つけるために
保育士という専門資格を持ちながら、掃除ばかりの日々では、やりがいを感じられないのは当然です。保育士パートであっても、子どもたちと関わり、専門性を活かして働く権利があります。
まずは園に希望を伝え、状況の改善を試みることが大切です。それでも変わらない場合は、自分の専門性を適切に評価してくれる環境を探すことも、前向きな選択といえます。
あなたの保育士としてのスキルと情熱を、しっかりと活かせる場所がきっと見つかります。自分に合った働き方を見つけていってください。
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保育士ライフ
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「保育士の資格を活かして働きたいのに、掃除ばかりやらされている」
「子どもたちと関わる時間がほとんどない」
保育士パートとして働き始めたものの、実際には掃除や雑用ばかりで、本来やりたかった保育業務ができないと悩んでいませんか?
この記事では、保育士パートが掃除ばかりさせられる理由と、その状況への適切な対処法について詳しく解説します。

【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
「ずっと保育士」がおすすめ!
「家庭と保育士キャリアを両立したい」「パートナーの都合で数年ごとに転勤があるので、正職員で仕事することが難しい」など、ライフステージに合わせた「ずっと保育士」限定の求人や公立保育園の求人を多数揃えております。
譲れない条件や、「こんな園で働きたい」などご要望をお伺いして、あなたに合わせた求人をご提案いたします。
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保育士パートに掃除ばかりさせる園の実態
保育士パートが掃除中心の業務を任されるケースは、実は珍しくありません。
掃除ばかりになる典型的なパターン
朝の開園準備として掃除機がけや窓拭きを担当し、子どもたちが活動している間もトイレ掃除や園庭の清掃、給食後の片付けや掃除、午睡中の保育室や廊下の清掃、降園後の大掃除など、一日の大半を掃除に費やしているケースがあります。子どもたちと関わる時間が少なく、「これでは清掃スタッフと変わらない」と感じる方も多いでしょう。
パートに掃除を集中させる園の考え方
園側の言い分としては、「正職員は保育計画や保護者対応で忙しい」「パートは補助業務が中心」「掃除も大切な保育環境づくりの一部」といったものがあります。しかし、保育士資格を持つ人材を掃除だけに使うのは、本来の専門性を活かせていないといえます。
保育士パートの本来の役割
保育士パートは、正職員の補助として子どもたちの保育に携わることが本来の役割です。子どもたちの見守りやケア、遊びのサポート、食事や着替えの援助などが主な業務であり、掃除はあくまで保育業務の一環として適切な範囲で行うべきものです。
保育士パートが掃除ばかりさせられる理由
なぜ保育士パートが掃除中心の業務を任されてしまうのでしょうか。
正職員との役割分担の不明確さ
多くの保育園では、パートと正職員の業務分担が明確に定められていません。「パートは補助業務」という曖昧な位置づけのまま、結果的に掃除などの雑用が集中してしまうのです。
園の人員配置の問題
保育士不足により、正職員が子どもの保育で手一杯になり、環境整備を担う人員として別途パートを雇用しているケースもあります。この場合、最初から掃除要員としての採用である可能性があります。
パート職員への認識の低さ
「パートだから簡単な仕事でいい」「専門性の高い仕事は正職員がやるもの」という古い考え方が残っている園では、パート保育士の専門性が軽視され、掃除などの単純作業を割り振られることがあります。
新人パートへの配慮のつもり
園に慣れるまでは掃除などの簡単な業務から始めてもらう、という配慮のつもりで掃除を任せているケースもあります。ただし、それがいつまでも続くようであれば問題です。
保育士パートが掃除ばかりの状況を変える方法
掃除中心の業務に不満がある場合、以下の対処法を試してみましょう。
採用時の条件を確認する
まずは雇用契約書や求人票を見返して、採用時にどのような業務内容が提示されていたかを確認しましょう。「保育補助」として採用されたのであれば、掃除だけでなく保育業務に携わる権利があります。
園長や主任に希望を伝える
「子どもたちともっと関わりたい」「保育の仕事がしたくてこの仕事を選んだ」という思いを、園長や主任に率直に伝えましょう。具体的に「午前中は掃除、午後は保育補助」など、バランスの取れた業務配分を提案するのも効果的です。
保育業務への意欲を示す
掃除をしながらも、子どもたちに積極的に声をかけたり、保育の様子をよく観察したりすることで、保育への関心と意欲を示しましょう。「この場面で子どもたちのサポートをしたい」と具体的に申し出ることも大切です。
段階的な業務移行を交渉する
いきなり保育業務を全面的に任せてもらうのが難しい場合は、「掃除7割、保育3割」から始めて、徐々に保育業務の割合を増やしていくという段階的なアプローチを提案してみましょう。
園の方針を見極める
何度相談しても状況が変わらない場合は、その園が本当にパート保育士を保育業務に活用する気があるのか見極める必要があります。最初から掃除要員としての採用だった可能性も考えられます。
掃除ばかりのパート保育士から抜け出すための選択肢
状況が改善しない場合は、次のような選択肢も検討しましょう。
他の保育園への転職
パート保育士を保育業務でしっかり活用している園は多数存在します。面接時に「パート保育士の具体的な業務内容」を確認し、保育業務に携われる環境かどうかを見極めましょう。
働き方の見直し
派遣保育士として働く、認可外保育施設や企業内保育所など小規模な施設を選ぶなど、働き方を変えることで、より保育業務に集中できる環境が見つかる可能性があります。
スキルアップで立場を変える
保育経験を積んだり、追加の資格を取得したりすることで、より専門性の高い立場として働ける可能性が広がります。将来的に正職員を目指すという選択肢もあります。
掃除ばかりの保育士パートから専門性を活かせる環境を見つけるために
保育士という専門資格を持ちながら、掃除ばかりの日々では、やりがいを感じられないのは当然です。保育士パートであっても、子どもたちと関わり、専門性を活かして働く権利があります。
まずは園に希望を伝え、状況の改善を試みることが大切です。それでも変わらない場合は、自分の専門性を適切に評価してくれる環境を探すことも、前向きな選択といえます。
あなたの保育士としてのスキルと情熱を、しっかりと活かせる場所がきっと見つかります。自分に合った働き方を見つけていってください。
