保育のコラム

【群馬県保育士特集】給料面や補助制度、求人の特徴を紹介!

2021/06/16

【群馬県保育士特集】給料面や補助制度、求人の特徴を紹介!

群馬県は、豊かな自然にくわえて、温泉でも有名な県です。

そんな群馬県は、子育て世代に注目の県であることをご存知でしょうか。

東京圏へのアクセスがよく、子育てしやすい環境にくわえて、待機児童の少なさが子育て世代には魅力的とされています。

子育て世代が増えると、高まるのが保育士のニーズ。

今回は、群馬県で働く保育士の働きやすさや、受けられる補助支援などをまとめました。

 

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ30年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

 

群馬県の保育士の給料・勤務時間は?

 

群馬県の保育士の給料や、残業時間はどうなっているのでしょうか。

ここからは、給料と残業時間を見ながら、群馬県で働く保育士の働きやすさについて紹介していきます。

 

群馬県の保育士の年収はほぼ全国平均並み、賞与が若干高め

 

厚生労働省の発表する「令和6年度 賃金構造基本統計調査」によると、全国と群馬県の保育士の年収は、下記の表1のようになります。

群馬県の保育士の年収は、ほぼ全国平均並みとなっています。

 

表1:全国・群馬県の保育士の平均給与給与

区分

地域

平均年収(万円)

保育士(男性)

全国

416.9

群馬県

416.6

保育士(女性)

全国

392.9

群馬県

384.4

保育士(男女計)

全国

394.5

群馬県

384.6

参考:厚生労働省「令和6年度 賃金構造基本統計調査

※平均年収の計算:(きまって支給する現金給与額×12)+年間賞与その他特別給与額

 

勤務時間は全国平均並み、男女での差はほとんどなし

 

厚生労働省「令和6年度 賃金構造基本統計調査」によると、群馬県の保育士の平均残業時間は次の表2のようになっています。

こちらも全国平均並みで、男女間の差もありませんでした。

 

表2:全国・群馬県の保育士の超過労働時間数(月)

区分

地域

超過労働時間数(時間)

保育士(男性)

全国

3

群馬県

3

保育士(女性)

全国

3

群馬県

3

保育士(男女計)

全国

3

群馬県

3

参考:厚生労働省「令和6年度 賃金構造基本統計調査

 

群馬県で保育士が受けられる補助制度

 

群馬県は、保育士を支援するための補助制度が充実している県です。

保育士にとって心強い群馬県の補助制度について詳しくお伝えします。

 

保育士修学資金貸付等事業

 

保育士修学資金貸付等事業とは、保育士の資格取得を目指し、保育士資格取得後に群馬県内に就職する意思がある方に向けた修学資金を貸し付ける制度です。

概要は、下記の表3の通りです。

 

表3:保育士修学資金貸付事業概要

対象者

次の①~④の要件をすべて満たす方。

①県内の養成施設へ在学中の方(通信制を除く)

②養成施設を卒業後、県内において保育士として児童の保護等の業務に従事しようとする方

③学業が優秀であって、かつ、家庭の経済状況等から真に本修学資金の貸付が必要と認められる方

④同種の修学資金を他から受けていない方

貸付額

修学資金 月額 50,000円

入学準備金 200,000円

就職準備金 200,000円

生活費加算 生活扶助基準の居宅(第1類)に掲げる額の該当区分額(1,000円未満切捨)

返還免除条件

養成施設を卒業後速やかに保育士登録を行い、1年以内に県内の保育施設等において児童の保護等に引き続き5年間従事すること。

※要件を満たさない場合は原則返還となりますが、返還債務の履行を猶予できる場合もあります。

引用:群馬県社会福祉協議会「保育士修学資金貸付制度のご案内

 

保育士就職準備金貸付事業

 

保育士就職準備金貸付とは、保育士資格を保有している方が、新たに保育士として保育所等へ就職する際の準備金を貸し付ける制度になります。

概要は、下記の表4の通りです。

 

表4:保育士就職準備金貸付概要

対象者

● 以下の施設又は事業を離職した方、又は勤務経験のない方

(保育所、 幼保連携型認定こども園、家庭的保育事業、 小規模保育事業 、事業所内保育事業、幼稚園)

● 県内の保育所等に新たに保育士として週20時間以上勤務する方(裏面参照)

● 同種の貸付を他から受けていない方

● 保育士修学資金における就職準備金加算を受けていない方

※新卒者は対象外です

貸付額

20万円以内(1 回限り)

返還免除条件

群馬県内の保育施設等において2年間勤務すること

引用:群馬県社会福祉協議会「保育士就職準備金貸付事業のご案内

 

保育士修学資金貸付事業(太田市)

 

群馬県太田市では、独自に保育士修学資金貸付等事業を運営しています。

保育士の資格取得を目指し、保育士資格取得後に太田市内の保育施設等に就職する意思がある方に向けて、修学資金を貸し付ける制度です。

概要は、下記の表5の通りです。

 

表5:保育士修学資金貸付事業概要(太田市)

対象者

次に掲げる要件のいずれにも該当する者

(1)令和7年度に入学し、現時点で指定保育士養成施設に在学している方

(2)養成施設卒業後、直ちに太田市内の保育所・認定こども園等において保育士として勤務する意思を有する方

(3)太田市内に居住し、太田市内に住民登録がある方

(4)本人および本人と同一の世帯員に、市税や市の収入(市民税、軽自税、固定資産税、国保税、保育料、給食費)に滞納がないこと。

貸付額

月額3万円

返還免除条件

(1)卒業後、直ちに太田市内の保育所・認定こども園等に保育士等として、引き続き5年間以上勤務したとき・パートタイムでも、勤務条件として、1日6時間以上かつ月20日以上勤務する場合は該当となります。

(2)返還の猶予期間中に死亡したとき

(3)卒業後、直ちに太田市内の保育所等に保育士として2年間以上勤務し、その後特別な事情で退職したときは、修学資金の一部の返還を免除になる場合があります。

引用:太田市「保育士修学資金貸付事業

 

保育士奨学金返済支援事業(太田市)

 

保育士奨学金返済支援事業とは、太田市内に住所を有し、奨学金を返済しながら、市内の保育所・認定こども園等に勤務している方の返済を補助するものです。

概要は、下記の表6の通りです。

 

表6:保育士奨学金返済支援事業概要(太田市)

対象者

次に掲げる要件のいずれにも該当する者

(1)太田市内に居住し、太田市内に住民登録がある方

(2)本人に、市税(市民税、軽自動車税、固定資産税、国民健康保険税)や保育料に滞納がないこと。

(3)市内の保育所等において通年で雇用され、保育士として1日6時間以上かつ月20日以上勤務していること。

(4)奨学金を利用して保育士資格を取得し、自ら返済していることを示せること。(本人名義の通帳から奨学金の返済されていることで、自ら返済していることと、年度内の返済金額を確認します。)

(5)類似の補助制度を受けていないこと。

補助額

返済額の50%以内(月12万円を限度)

補助対象奨学金

太田市奨学金、ソニック・大雄建設奨学資金、日本学生支援機構奨学金(第一種、第二種)、母子父子寡婦福祉資金貸付金、あしなが育英会、交通遺児育英会奨学金、生活福祉資金貸付事業 他

引用:太田市「奨学金返済支援事業

 

群馬県の保育士の求人の特徴は?

 

群馬県の中で、人口の多い地域は給与が高めです。

ただし、群馬県の給料自体が全国平均並みですので、通勤や勤務時間を考慮して求人を選んでも問題ないでしょう。

群馬県は、待機児童が少ない県です。

新規園の求人よりも、既存の保育園や既存幼稚園からこども園へ転換があった場合に募集が多いです。

すでに働いている人が多い求人は、自分のキャリアアップのモデルにもなるでしょう。

車で通勤可能な職場が多く、市を超えての通勤も容易なので、求人を選ぶ際のポイントになるでしょう。

 

群馬県の保育士は給与水準が高め、ベテランが多い環境でスキルアップを目指せる

 

群馬県の保育士は、給料や残業時間が全国平均並みで、バランスの良い県だと言えます。

ベテランの多い既存の保育園では、保育のコツなどを学ぶことができ、保育園に復職する場合や、初めて勤務する場合も安心して就職ができます。

群馬県は、落ち着いた環境で保育士としての勤務をしたい方におすすめです。

 

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