保育のコラム

幼稚園教諭のパート・アルバイトの仕事内容や働き方、待遇について

2021/04/05

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「幼稚園教諭免許を活かした働き方をしたいけれど、フルタイムや担任までは難しいかも…」という方も多いのではないでしょうか?

子育てや家庭との両立をお考えの方は、時間の問題や出勤日数のことで悩まれている方も多くいらっしゃるともいます。

そこで、気になるのが幼稚園のパートのお仕事です。

「幼稚園のパートの先生ってフルタイムじゃなかった?」とお思いの方も多いと思いますが、今幼稚園でも短時間パート、日数も週1回からOKという求人が増えているのです。

そこで、今回は幼稚園のパートのお仕事について、仕事内容や必要なスキルや資格、給料や待遇について詳しくまとめてみました。

“ずっと保育士編集部”

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

なぜ?幼稚園の数は減少傾向に!

文部科学省「学校基本調査」によると、幼稚園の数は年々減少しており、令和元年度には前年より405園も減少しています。(※1)

その理由は少子化により子どもの数自体が減少していること、また共働き世代の増加により、3歳〜5歳の子どもたちの預け先が保育園に変わってきたことなどが挙げられます。

もちろん、幼稚園も保育の必要性を重視し始め、平成28年には幼稚園全体の85.2%(公立:66.0%、私立:96.5%)が預かり保育を実施し、保育時間の延長、共働き世代でも通園可能にする努力を進めてきました。(※2)

また、時代のニーズを汲み、保育園の機能も備えた認定こども園への移行した幼稚園もあり、結果として幼稚園の数が減少しているように見える側面もあります。

そもそも幼稚園でパート・アルバイトで働ける?

幼稚園もパート・アルバイトで働くことは可能です。

特に最近では、延長保育を実施する幼稚園も増えたため、延長時間帯のみ勤務するパート募集なども増えています。

この場合、フルタイムではなく、週2回〜など柔軟な求人内容も多くあります。

幼稚園教諭パート・アルバイトの資格は必要?

幼稚園の場合、パートで働くとしても、資格を必要とする求人が多いです。

求人全体の9割以上が求めている資格は、幼稚園教諭免許ですが、保育士資格があれば良いという求人も多くあります。

パートの場合、幼稚園教諭免許の1種2種を問うことはほとんどありません。

また、未経験よりも経験者を優遇している求人が多くありますが、ブランク期間のことは特に問題がないという求人が多いです。

結婚や子育てでしばらく現場を離れていたものの、扶養内や短時間で勤務したいという元幼稚園教諭の方は即戦力として非常に重宝される傾向があります。

幼稚園教諭のパート・アルバイトの仕事内容とは?

幼稚園パートの仕事内容は多岐に渡ります。

パートでも幼稚園教諭免許を取得している方が採用される仕事なので、フルタイム勤務であれば担任の仕事を任されることもありますし、担任補助として副担任につくこともあります。

基本的には、幼稚園は文部科学省が定める「幼稚園教育要領」に基づいたカリキュラムで保育を行うため、幼児の教育に重点をおいた業務内容になります。

特に私立の幼稚園では、幼稚園ごとの特徴を出すために音楽や芸術に特化したり、お受験に特化したりなど個性的な教育方針を取り入れています。

就職する際には、それぞれの幼稚園の特徴を掴み、自分の得意とすることが仕事内容に直結するようにすると、やりがいが増すでしょう。

どの幼稚園にも共通するのは集団生活のルールを指導したり、生活習慣を身につけさせることです。

また、冒頭にご紹介した最近増えている短時間勤務のパートであれば「バス送迎補助」「早朝預かり保育」「預かり保育」の仕事では、各幼稚園の特徴とともに、子どもを安全に保育するという側面もあります。

時間が長くなることで、集中力を失いがちな子どもたちに対し、安全に配慮した預かり保育が必須となるでしょう。

幼稚園教諭のパート・アルバイトはどんな働き方?

幼稚園教諭の勤務は基本的に幼稚園開園日になります。

土日は休日としている保育園が多いため、土日休みが多いでしょう。

一方、かつては幼稚園は夏休みなど長期休みがあり、先生方もお休みをとる傾向にありましたが、現在は夏休み保育などの影響もあり、必ずしも長期休みがお休みとは限りません。

また、保育園のように早朝や夜間保育などの実施も園によっては実施しており、サービスが多様化しています。

ご自身の子育てや家庭との両立において、どんな時間が働けるのかを予め明確にしておき、自分にあった幼稚園を選ぶことが大切です。

幼稚園教諭のパート・アルバイトの給料相場はどれぐらい?

幼稚園のパート勤務のお給料については、パートの場合、時給制のところがほとんどとなり、地域や幼稚園によっても異なりますが、時給はおおよそ900円〜1,200円程度です。

またパートの場合はボーナスの支給はほとんどの幼稚園でありません。

待遇は働きやすく設定されているところが多いです。

担任や副担任以外の職の場合、週2回の出勤や早朝のみ、預かりのみなどの2時間から働ける幼稚園なども増えています。

また、幼稚園で勤務する場合、土日祝日はもちろん、夏休みや春休み、年末年始など園児たちの休暇に合わせて長いお休みを取れる可能性が高いです。

パートの場合どうしてもお給料は抑えめになってしまいますが、働きやすい点が魅力です。

幼稚園教諭のパート・アルバイトの求人は少ない?

実際幼稚園の求人は少なくはありませんが、保育士など比べると少なめです。

また、そのほとんどの求人が幼稚園免許の保持が必要なものが多いです。

幼稚園自体の数も少なくなっているので、ご自身の希望の待遇の幼稚園を見つけることが難しく感じることもあるかもしれません。

その場合は、増加傾向にある幼稚園から認定こども園への移行をした園などの求人をチェックするのも良いかもしれません。

認定こども園は新設やリニューアルして新しい体制のところ多いですし、これまでの経験も活かせます。

幼稚園へのパート・アルバイトをお探しの場合は、求人先として一緒に探すのがおすすめです!

幼稚園教諭のパート・アルバイト求人

自分に合った幼稚園や認定こども園を選ぶのがポイント!

幼稚園でパートアルバイトをしたいと思ったら、幼稚園だけではなく、移行先である認定こども園の求人も並行して探すのがポイントです。

また、幼稚園や認定こども園は、宗教系やのびのび系、一斉指導系、先進指導系など特色をそれぞれ持っている事が多いので、自分の得意分野や経歴などが活かせる場所を選ぶのも大切です。

幼稚園教諭免許を持っていることで、働き方は雇用形態に関わらず幅広い仕事が任される幼稚園のパート・アルバイト。

自分にぴったりあう幼稚を見つけてください。

株式会社明日香ではコーディネーターがあなたのキャリアや今後の希望をお伺いし、最適な転職先をご紹介しています。

「自分一人では幼稚園探しに迷いがある」という方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※1:参考元:文部科学省「学校基本調査」

※2:参考元:文部科学省「幼児教育実態調査」

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