保育のコラム

保育士パートは割に合わない?現場の声と見直すべき3つのポイント

2025/10/21

「保育士のパートって、正社員と変わらない仕事をしているのに、時給が見合っていない気がする…」そんな声を耳にすることは少なくありません。
保育士の仕事は、子どもたちの成長を支えるやりがいのある仕事ですが、その一方で「責任の重さ」と「給与のバランス」に悩む方も多いのが現実です。

今回は、「保育士パートは割に合わない」と感じる理由や、見直すべきポイントを分かりやすく解説します。

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

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なぜ「保育士パートは割に合わない」と感じるのか

保育士の仕事は「好き」という気持ちだけでは続けられないほど、責任と労力を要します。特にパート勤務の保育士さんは、働く時間が限られているにもかかわらず、実際には正職員と同じような業務を求められることも少なくありません。
ここでは、多くの保育士さんが「割に合わない」と感じる主な理由を見ていきましょう。

 

1. 業務量が多く、責任が重い

パート勤務であっても、実際には正職員とほとんど同じ業務を任されることがあります。園によっては、午睡チェック、連絡帳の記入、行事準備、保護者対応などをパート保育士が担当するケースも。「補助のつもりだったのに、担任と変わらない仕事量になってしまった」という声は少なくありません。

また、子どもの命を預かる仕事である以上、責任は非常に重く、どの立場であっても緊張感を持って働く必要があります。その責任の重さに対して、時給が見合っていないと感じる保育士さんが多いのです。

 

2. 給与・待遇の地域差が大きい

保育士パートの時給は、地域や園によって大きく異なります。
首都圏では1,200〜1,400円程度のところもありますが、地方では1,000円を下回る場合も。さらに、行事手当や交通費などが支給されないケースもあり、結果として「割に合わない」と感じる要因になります。

 

3. 「パートだから」と評価されにくい

どんなに真面目に働いても、雇用形態がパートだと評価や昇給の機会が限られることがあります。「担任の先生のサポートをしているだけ」と見なされがちで、スキルや貢献度が正当に反映されないケースもあります。

 

データで見る保育士パートの現状

数字から見ても、保育士パートは日本の保育現場を支える大きな存在です。
しかし、その重要性に比べて、処遇や制度が十分に整っていない現状があります。ここでは、公的データをもとに保育士パートを取り巻く環境を整理してみましょう。

厚生労働省の調査によると、保育士の約3割が非正規雇用(パート・アルバイト・派遣など)として働いています。この数字からも分かるように、パート保育士は今や現場に欠かせない存在です。

しかし、現場の人手不足が深刻化する中で、業務の分担が不明確になり、パート保育士に過度な負担がかかることもあります。また、「処遇改善加算」が正職員中心に配分され、パート職員には反映されにくいという制度的な課題もあります。

結果として、「仕事の責任は重いのに、待遇はそのまま」というアンバランスが生まれやすくなっているのです。

 

「割に合わない」と感じたときに見直したい3つのポイント

「なんとなくモヤモヤするけれど、辞めるほどではない」そんなときこそ、働き方を冷静に見直すタイミングです。待遇を上げる交渉だけでなく、自分の希望と職場環境を照らし合わせて、負担を減らす工夫を考えてみましょう。

 

1. 仕事内容と時給のバランス

自分が担っている仕事の範囲と、時給・待遇が見合っているかを客観的に見直すことが大切です。
たとえば、担任業務を一部引き受けている場合や、行事準備・保護者対応など負担の大きい業務を行っている場合は、園側に相談してみる価値があります。また、正職員登用制度がある園なら、長期的なキャリアを見据えた働き方も検討できます。

 

2. 園の方針やサポート体制

園ごとに「パート保育士の位置づけ」は大きく異なります。
明確に業務を分けている園もあれば、「人手が足りないから何でもお願い」という園も。園の方針が自分の希望や働き方と合っているかどうかを確認しましょう。
事前に職場見学や面談を通じて、雰囲気や人間関係を把握しておくのもおすすめです。

 

3. 自分に合った働き方を選ぶ

「保育士パート=フルタイム勤務」とは限りません。
午前だけ、午後だけ、行事なし、残業なしなど、ライフスタイルに合わせた勤務形態を選ぶことで、無理のない働き方が可能です。家庭やプライベートを大切にしながら働ける環境なら、心にも余裕が生まれ、長く続けやすくなります。

 

「割に合う」と感じられる職場を見つけるには

「割に合わない」と感じたときは、職場を変えることも一つの選択肢です。転職や派遣を通じて、自分に合った園を見つけることで、やりがいと待遇の両立が可能になります。

近年は、保育士パートでも安心して働ける園が増えています。行事の負担を減らしたり、書類業務を分担したりと、業務改善に取り組む園も少なくありません。

また、派遣・紹介会社を通じて職場を探すことで、自分では見えにくい情報を客観的に知ることができます。たとえば「園の雰囲気」「パートさんへの業務配分」「残業の有無」など、実際に働く前に確認できるのは大きなメリットです。

株式会社明日香では、保育士さん一人ひとりの希望に合わせた職場紹介を行っています。
「子育てと両立できる時間帯がいい」「行事負担の少ない園がいい」といったご希望にも、専任のコーディネーターが丁寧にサポートします。

 

「やりがい」と「待遇」が両立できる職場を選ぼう

保育士の仕事は、子どもたちの笑顔に囲まれるやりがいのある仕事です。
しかし、「好きだから頑張れる」と無理を重ねてしまうと、心身のバランスを崩してしまうこともあります。

“やりがい”と“待遇”のバランスが取れた職場こそ、長く続けられる理想の環境です。自分を大切にできる働き方を見つけて、安心して保育の仕事を続けていきましょう。

明日香では、保育士パートとしてのびのび働ける求人を多数ご紹介しています。
「今の職場、ちょっと割に合わないかも…」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。

 

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