保育のコラム

45歳でも保育士になれますか?未経験でも働ける職場はあるのでしょうか?

2022/10/28

一般的に60歳が定年であった頃に比べ、現在は定年年齢が65歳となりさらに引き上げられようとしています。

そのため、現在の40代のかたが今後を考えた時に「手に職」を探すことも多くなり、注目されているのが保育士です。

 

国家資格であり、共働き世代が増えるこれからの社会に不可欠になる仕事である保育士。

45歳からの挑戦について、実際はどのような環境が整っているのでしょうか。

 

今回は45歳のこれから保育士にチャレンジしたい方の不安や求人の探し方について解説します。

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

 

45歳未経験でも保育士資格を取得して働くことは可能!

 

45歳で保育士経験がなくとも、保育士として働くことは可能です。

保育士には配置義務があり、保育園ではある一定数の保育士を確保する必要があります。

そのため、資格保持者を確保しておくことは保育園にとっては死活問題であり、資格を保持しているということはそれだけで有利となります。

 

年齢に関係なく働くことができる資格として、保育士資格はそれだけ価値があるものといって良いでしょう。

 

資格取得に年齢制限はないため、45歳未経験でも保育士資格を取得し保育士として働くことができる

 

現段階で保育士資格がない方でも、保育士資格取得には年齢制限はありませんのでいつからでもチャレンジ可能です。

国家資格ではありますが、更新制度もありませんので、今からチャレンジすれば一生モノの資格として手に職をつけることができます。

 

45歳保育士未経験者が抱きがちな不安

 

年齢を重ねるごとに、転職など環境を変えることには不安があります。

ましてや未経験の仕事であれば、その不安も増すでしょう。

ここからは45歳の未経験保育士が新しい環境にチャレンジする際に不安に感じることや実際の転職市場での不安の実態について解説します。

 

<1>そもそも45歳でも応募できる求人はある?

 

現在は基本的に求人の年齢制限は不問とされていますので、保育士の求人自体は多くあるでしょう。

しかし、実際に未経験の45歳の場合、書類選考不通過となることも少なくありません。

それは、「未経験歓迎」といった求人の多くが若手の育成を考えているからです。

 

45歳未経験の場合は、「復職OK・ブランクOK」といった求人を探しましょう。

この場合、年齢不問、もしくは子育て経験や社会人経験があることを重視していることが多いため、年齢が障壁になることなく選考に進む場合が多いです。

 

<2>体力面が心配…。

 

保育士の仕事は、子どもたちを抱っこしたり、無限の体力をもつ子どもたちと室内外問わず思いっきり一緒に遊ぶことも多い仕事です。そのため、一般的な仕事よりも体力が必要となる場面は多いでしょう。

45歳はまだまだ元気な方も多いですが、若い頃に比べると体力が落ちていくことを自分自身で感じることも多いため、不安に感じる方も少なくありません。

 

こうした体力への不安がある方は、まずは短時間勤務から可能な求人を探しましょう。

一日4時間程度から勤務できることも多いため、少しずつ慣れていくということが可能です。

 

<3>若い保育士が多い職場にうまく馴染める?

 

保育士というと若い保育士のイメージを強く感じていらっしゃる方も多く、職場環境になれることができるか不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

確かに保育士の平均年齢は35.8歳、そのうち女性は36.1歳となっており、若い保育士が多いと感じます。

 

しかし、保育士不足が叫ばれた頃から、保育士への復帰やミドルシニア層の雇用が活発化し、現在は少しづつ年齢を重ねても保育士として活躍する人が増えてきています。

そのため、保育園によって年齢も様々な方々が働くようになっているので、不安を抱えているよりも、まずは面接等に足を運び、自分の目で職場の環境を確認して見る方が良いでしょう。

 

<4>どんな働き方があるの?

 

保育士は柔軟性のある働き方ができる職業の一つです。

正社員、契約社員、パート社員、派遣社員など雇用形態もさまざまですし、短時間勤務や朝のみの勤務、夕方のみの勤務など勤務時間も柔軟です。

 

そのため、求人票をみているとどんな働き方が自分に合っているのかよくわからなくなってしまうこともあります。

 

そういった場合は、保育専門のキャリアコーディネーターなどに相談してみることもおすすめです。

「未経験なのに…」と思われるかもしれませんが、せっかくの初めての保育士の仕事が自分にとってぴったりの職場で働けるように、しっかり保育業界のことを熟知している人に相談してみましょう。

 

45歳の保育士未経験者が働きやすい職場を探すための3つのポイント

 

ここまでは保育士の未経験者が不安に感じることを中心に解説してきました。

では、45歳保育士にとって働きやすい職場を探すためにはどうすれば良いのでしょうか。

 

ここからは、45歳未経験保育士だからこそ選ぶべき求人のポイントについて解説します。

 

ポイント1:「未経験者歓迎」と明記された求人を探す

 

45歳保育士だけで求人を探すと、どうしても経験者であることが求められる求人が多くなります。

応募資格欄にある「未経験者歓迎」の求人を選ぶようにしましょう。

また、それと同時に「子育て経験者歓迎」などがある場合、若手よりも少し落ち着いた年齢の保育士を求めていることが多いため、積極的に応募しましょう。

 

ポイント2:就職後に研修が受けられる職場を探す

 

採用後、保育の仕事に慣れるために用意される環境は保育園によって異なります。

とにかく現場で覚えるところやOJTといって先輩によるフォローがある職場、研修などをしっかりプログラムとして用意している職場など、それぞれに良さがありますが、未経験の場合は研修がしっかりある方がより仕事に馴染みやすいでしょう。

 

求人票に書かれていない場合であっても、面接の場などでしっかり確認しておくことで、安心して就職ができます。

 

ポイント3:時短派遣やパートから徐々にステップアップ可能な職場を探す

 

初めからフルタイムで新しい職場の仕事に慣れることは大変です。

そのため、多様な働き方がある保育士だからこそ、時短派遣やパートなど少し余裕のある働き方からチャレンジすることも可能です。

 

将来的にフルタイム勤務になることを目指していることなどを説明しながら、保育園と相談することで、長い目でキャリアを考えてくれる職場に出会うこともできるでしょう。

 

45歳の保育士未経験者でも保育士として働くことは可能!時短派遣やパートから徐々にステップアップしていくのがおすすめ!

 

45歳からの新しいチャレンジに不安はつきものです。

しかし、保育士は年齢に関係なくチャレンジする環境が整っている仕事の一つです。

 

働き方も多様化しており、柔軟に働くことができる上、一生物の手に職である保育士は、未経験からでも門戸は広く開いているため、不安であれば短時間などから徐々にチャレンジしていきましょう。

 

保育専門のキャリアコーディネーターが多く在籍する明日香では、未経験保育士のサポート体制も整えていますので、不安や求人を見つけたい時などの相談にも対応しています。

ぜひ一度ご相談ください。

 

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