保育のコラム

【30歳保育士必見】主な転職理由別の対処法や転職事情

2022/09/26

30歳という節目にキャリアを見直すことは重要です。

なぜなら、自分の目指すべき道が定まった時、現在の保育園での勤務に限界を感じることがよくあるからです。

転職市場では、30歳の保育士は歓迎されることが多いです。

しかし、大切なことは、自分自身がどういう保育士になりたいかです。

選択肢が多いからこそ、一時的ではなく、将来を見据えた転職を一緒に考えましょう。

 

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ30年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

30歳は保育現場の即戦力として期待される年齢!責任感が伴う分歓迎されやすい!

 

30歳の保育士は、新卒から就職した場合、保育士歴は8年〜10年になります。

保育士のスキルは十分に養われており、即戦力として期待できることから、求人数も多いです。

担任だけでなく、専門リーダーなどの役職を経験していると、さらに条件の良い求人が見つかるでしょう。

 

30歳保育士の主な転職理由

 

中堅ポジションである30歳の保育士は、責任ある仕事を任されることも多いです。

そのため、一時的な気持ちの変化で辞めたいと考えることは少ないでしょう。

ここからは、30歳の保育士が転職を考える理由や対処法についてご紹介します。

 

理由1:給与に不満があるから

 

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によれば、30歳保育士の平均年収は約389万円でした(男女計)。

一方で、国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、30歳の民間の給与所得の平均は「431万円」となっています。

つまり、30歳の保育士の平均年収は、日本人全体よりも42万円も低くなっているのです。

さらに、「責任の重さや、仕事量が給料に見合っているか?」という点で不満を持っている人も少なくありません。

そのため、求人の給料額はもちろん、労働環境がしっかり整っている保育園なのかを見極めることが重要です。 

実際に保育園の様子を見に行くのも良いでしょう。

 

表1:30代保育士の平均年収

年度 男性 女性 男女計
30〜34歳保育士の平均年収額(円) 約402万円 約388万円

約389万円

参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査

※計算方法:(きまって支給する現金給与額×12)+年間賞与その他特別給与額

 

理由2:人間関係に不安があるから

 

保育士は、女性の比率が9割以上の職業です。

そのため、人間関係が複雑で、些細なことでギスギスした関係になることも。

また、中堅保育士として、先輩と後輩の間に挟まれてしまうこともあります。

どちらにも頼られる関係に疲れ果て、人間関係をリセットするために転職を考えるケースは多いです。

人間関係の解決は個人では難しく、もっとも効果的な対処法は「自分がその場を離れる」ことです。

自分の経験を活かせる職場はたくさんあるので、人間関係で疲弊するよりも、思い切って転職を検討することをおすすめします。

人間関係に疲れた場合は、派遣保育士がおすすめです。

実際に、明日香でも「人間関係の不安」から、派遣保育士で働いてから正社員になる方も少なくありません。

中には、派遣で働いていましたが、保育園の人間関係がよく、正社員へ転向された方もいます。

人間関係に疲れている場合は、雇用形態を変えてみるのも一つです。

 

理由3:キャリアアップを目指しているから

 

キャリアップを目指す保育士にとって、その保育園がどんなキャリアプランを想定しているかは重要です。

保育園によっては、明確なキャリアプランや、産休育休からの復帰後のプランが設定されていないこともあります。

30歳という節目に、今後のキャリアアップを考えている場合は、自分が理想とする役職求人への応募がおすすめです。

 

理由4:スキルアップできる環境が用意されてないから

 

キャリアアップが望めない環境にいることも転職理由の一つです。

保育士として活躍するために、スキルアップを応援してくれる環境でないことはプラスではありません。

保育士のスキルアップに力を入れている保育施設はたくさんあります。

求人票だけではなく、希望する保育園に見学に行き、スキルアップの環境が整っているか見極めることが重要です。

 

理由5:妊娠・出産を機に働き方を変えたいと感じているから

 

女性保育士にとって30歳は、妊娠・出産といったライフステージの変化が起きやすい時期です。

今後の働き方を考えた場合、キャリアアップだけが選択肢ではありません。

仕事と子育てとの両立を理由に、時短勤務を望む場合もあります。

自分が働きやすい環境のために転職を決意するのは、30歳の保育士の特徴の一つ。

ライフステージの変化から働き方を変える必要がある場合は、働き方を柔軟にアレンジできる派遣保育士を検討してみましょう。

明日香で働く派遣社員の中にも、限定的にしか働くことができない方が多くいらっしゃいます。

また、一時的に派遣保育士で働いて、その後、正社員に転向する方も多いです。

働き方が制限されているのであれば、派遣保育士を検討してみてはいかがでしょうか。

 

30歳で保育士転職をするメリット・デメリット

 

30歳で転職をする場合、歓迎されることが多い反面、不安視される部分もあります。

転職というキャリアの分岐点だからこそ、メリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう。

 

メリット

 

30歳で転職するメリットとして、これまで培ったスキルにくわえて、体力的な不安が少ないことが挙げられます。

また、今後のキャリアアップの伸び代が大きく、責任のある仕事を任せられるので、保育園にとって期待値が高いです。

自分自身が今後どのようなキャリアを歩みたいのかが明確だと、さらに魅力的な人材として歓迎されるでしょう。

 

デメリット

 

一方、保育士として実務経験がある分、即戦力で期待されることをプレッシャーに感じることがあります。

これまでの経験を過大評価されていると感じた場合、気後れすることもあるでしょう。

ほかにも、保育園側から結婚・出産を心配されることも少なくありません。

即戦力を期待して採用しても、すぐに産休などに入る可能性もあるからです。

自分自身のライフプランについて、保育園側にしっかりと説明できるようにしておきましょう。

 

30歳保育士の求人の傾向と探し方

 

今後のキャリアが期待される30歳の保育士は求人がたくさんあります。

しかし選択肢も多く、自分自身が希望する道が明確でないと、入社後に悩んでしまいます。

キャリアアップを目指すのか、プライベートを重視した勤務なのか、選択肢があるからこそ希望を固めて求人を探しましょう。

「こんなに希望が多いと、私に合う求人は無いのでは?」と心配する必要はありません。

むしろ、転職で後悔しないために、自分が何を目指しているのか、妥協せずに探すことが大切です。

 

30歳保育士の転職は歓迎されやすい!目的をしっかりと定めて応募先を絞り込むことが大切!

 

30歳の保育士は、転職市場で歓迎されやすい年齢です。

自分の希望をしっかり定めることで、納得のいく転職が叶うでしょう。

しかし、選択肢が多すぎて、なんとなくで応募した場合でも採用されることがあります。

その場合、入社後のギャップから、再び転職をすることも少なくありません。

まずは目的をしっかりと定め、自分らしく働くことは何かを言語化できるようにしておきましょう。

正社員で働けない場合は、働き方を柔軟にアレンジできる派遣保育士という選択もあります。

『ずっと保育士』では、正社員、派遣保育士、パート・アルバイトなどから、あなたの状況やニーズにあった幅広い提案を行っています。

まずは、お気軽にご相談ください。

 

保育士求人_記事下バナー

カテゴリ
保育士キャリア
保育士・幼稚園教諭・ベビーシッターの求人専門サービス「ずっと保育士」