保育のコラム

身近な物で簡単に! 手作りおもちゃの世界 7月号

2017/10/05

 子育てや保育の毎日。嬉しい発見があったり、楽しいことがあったり、幸せだなあとしみじみすることたくさんあると思います。でもその反面、日々の中でうまくいかなくてイライラ・・・「早くしてよ」「なんで言うこと聞いてくれないの・・・」こんな場面たくさんあるのではないでしょうか。そんな時、おもちゃを子育てのお助けマンに、おもちゃを保育の技として使ってみて下さい。

 例えば、使用したクレヨンをお片づけしてほしいとき、ただ「お片づけしなさい」というだけでなく「どんぐりさんとよーいどんしてみようか。どんぐりさん、足音小さいからお耳すませてね!」と時計代わりに『どんぐりコロコロ(こまーむ)』や『歩く動物(ゲン・インターナショナル)』を登場させてみて下さい。

 

 

子どもたちはまず、そのデザインを「かわいい」と喜び、その動きに心奪われ、音に聞き入り、一気におもちゃに命を吹き込んでくれます。

お片づけを楽しめる心のゆとりをお互いに持つことが出来ると思います。時間の長さや音の大きさをかえるなら、色々あるクーゲルバーンを使うとおもしろいですよ。

 

パペットに気持ちを代弁してもらったり、お供をして勇気づけてあげたり出番はたくさんあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 既製のおもちゃだけでなく、もちろん手作りのおもちゃでも考えることはできます。

 

 

 

 

 

 

子どもも大人も、ついつい心惹かれてしまうガチャガチャ。大人は中身を手に入れて満足しますが、子どもたちはカプセルにも魅力を感じてしまいます。おいて帰ることはできなくてついつい持って帰りたがります。「またゴミが増えた」とイライラしてしまいます。なら、このカプセルをおもちゃに変身させてしまいましょう。

 

カプセルドール

 

 ①    カプセルにビニールテープで耳や目を貼る。

 ②    上部に開いている穴を塞げばプールやお風呂用に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カプセルマラカス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ①    上部の穴に髪ゴムを通し二個をつなぐ

 ②    ゴムが抜けないよう大きな玉止めをしっかり作る

 ③    中にビーズや鈴を入れる。

 ④    それぞれカプセルを閉じ、つなぎ目をしっかりビニールテープでとめる。

 注)誤飲等危険がないか遊びは十分見守ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イライラしたり怒ったりしても伝えたいことはますます伝わりません。イライラが子どもたちに伝わるだけになってしまいます。そんなときこそおもちゃです。遊び心を持って教えたり、楽しむ心を忘れないで伝えたり・・・。そんな素敵なママや保育者でいたいですね。

 

 

山岡千秋先生 プロフィール紹介

 

 

 

芸術教育研究所 夏の講座講師。おもちゃインストラクター養成講座講師。

 

恵愛病院 よちよちクラス講師。

東京おもちゃ美術館 トイ工房・サイエンストイクラブ、子育て支援センターグラン・マ、けやの森学園 未就園児「あそびにおいで」等に在籍。

その他、幼児番組の造形指導等、幅広く活躍。

 

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