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「保育」のお役立ちコラム

待機児童問題の原因と問題解決に必要な対策とは

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待機児童問題の原因と問題解決


「待機児童問題」は、匿名のブログ投稿に始まり、国会でも取り上げられた社会問題です。国も解決に向けて「待機児童解消加速化プラン」などの対策を講じていますが、根本的な問題解決には至っていません。

そこで今回は待機児童問題とその原因、そして問題解決に必要な対策についてご紹介します。



待機児童問題とは


「待機児童問題」とは、保育所に入所申請をしても、保育所が受け入れられる定員に限りがあるために入所できず、順番を待つ児童が発生する問題です。

子どもを保育園に入れるために保護者が行う活動は「保活」と呼ばれ、保護者にとって大きな負担になっています。


厚生労働省が2016年5月に発表した「『保活』の実態に関する調査の結果」によると、保護者に保活で苦労や負担を感じた点について尋ねたところ、最も多かった回答が「市役所などに何度も足を運ばなければならなかった」、次に多かった回答が「情報の収集方法が分からなかった」でした。


待機児童問題の原因


待機児童問題の原因

最近では出生率が低下し、少子化が進行しています。それにもかかわらず、なぜ待機児童問題が起こるのでしょうか。

待機児童問題の主な原因として、以下の3つが挙げられます。


【原因1】長引く経済不況と女性の社会進出

高度経済成長期には夫が外で働いて、妻が専業主婦として家庭を守るスタイルが一般的でした。このときは妻が自宅で子どもの面倒を見ていたため、保育園に対する需要は現在ほど高くありませんでした。

しかしその後、社会の変化や長引く経済不況の影響を受け、女性が社会に進出・活躍する機会が増えたことで共働き世帯が多くなりました。男性1人の収入で家族を養うことが難しくなり、現在では専業主婦世帯よりも共働き世帯の方が多くなっています。



【原因2】待機児童の都市部への集中と施設環境

待機児童は都市部に集中しています。これは仕事環境や生活環境が整っている都市部に人口が集中するためです。そのため地方の過疎地域には児童が少なく、都市部には多い状態が続いています。また、新たに保育施設を作ろうとしても、周辺住民からの理解が得られずに作れないこともあります。


【原因3】保育士の不足

保育施設を増やすことができたとしても、児童の面倒を見る保育士の数が不足しています。保育士資格を保有していても、保育士として働いていない潜在保育士も少なくありません。

子どもを預かるという責任の重さの他、労働環境を理由に保育士として働くことを諦める方もいます。


解決に必要な対策とは


解決に必要な対策

待機児童問題の解決に向けた取り組みとして、国は「待機児童解消加速化プラン」を策定しています。2013年~2015年を緊急集中取組期間と定め、5つの支援内容の「緊急プロジェクト」を実施しました。


【緊急プロジェクト支援内容】

1. 賃貸方式や国有地も活用した保育所整備

2. 保育を支える保育士の確保

3. 小規模保育事業など新制度の先取り

4. 認可を目指す認可外保育施設への支援

5. 事業所内保育施設への支援


保育所の受け入れ人数は確実に増えていますが、待機児童問題の解決には至っていません。したがって、国や自治体の対策に頼るだけではなく、自己対策も必要です。


認可保育園より経費はかかりますが、場合によっては独自の教育プログラムや延長保育、24時間預かりなどの利点を持つ、無認可保育園の活用も視野に入れると良いでしょう。

また、保育施設の選定を居住地域だけに限定するのではなく、就業地域の保育園や倍率の低い保育園も検討するなど、妥協点を設けることも問題解決の一助といえます。


おわりに


待機児童問題の原因の1つである保育士不足ですが、政府は保育士の待遇改善などで保育士不足を解消しようとしています。

2016年6月に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」では、保育士の給与を月額2%(約6,000円)、さらに技能・経験を積んだ保育士については最高で月額4万円のアップが盛り込まれ、これらの施策が効果を上げるか今後注目されるところです。


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2016.07.20
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