保育のコラム

【学生の保育実習対策】保育園へのお礼状の書き方と例文

2017/10/05

保育実習のお礼状の書き方と例文

 

保育実習は、実践的な学びの機会です。実習に参加した学生の皆さんは、さまざまな経験を経て大きく成長できたのではないでしょうか?

 

今回は、保育実習を終えた後に保育園へ送る「お礼状」の書き方をご紹介します。お世話になった園の皆様へ、失礼のないように感謝の気持ちを伝えましょう。

 

 

保育実習のお礼状に書くべき内容とは?

 

 

 

保育実習のお礼状

 

保育実習のお礼状に書くべき内容は、学生の実習のために時間を割いてくださった保育園への「感謝の言葉」がメインとなります。学生にとって保育実習は学びの機会ですが、現役の先生方にとっては大切な仕事の時間です。忙しい中、時間を割いてもらったことへのお礼を伝えてください。

 

また、お礼状を書く際には、手紙の基本マナーをきちんと守るよう気をつけましょう。

 

文章の初めには時候の挨拶を添えて、文末の締めくくりまで抜かりなく書き上げてください。もちろん、自分の学校名・学部・氏名も忘れずに記載します。読みやすい字を心掛け、誤字や脱字がないように丁寧に手書きしましょう。

 

 

保育実習のお礼状の例文

 

 

 

それでは、実際に保育実習のお礼状を作成しましょう。ここではいくつかの例文を挙げます。

 

 

時候の挨拶と感謝の言葉は必ず盛り込もう

 

お礼状は「拝啓」「時候の挨拶」で始め、最後には「感謝の言葉」「敬具」で結びましょう。

 

【例】

 

拝啓 爽やかな秋風が吹く季節となりましたが、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

 この度は、お忙しい中●●日間にわたり保育実習という貴重な学びの機会を与えていただきまして、誠にありがとうございました。未熟でご迷惑をおかけした点も多々ありましたが、先生方のあたたかいご指導のお陰で、無事に実習を終えることができました。

(中略)

 ●●園長先生をはじめ、先生方が親身になりご指導をしてくださったこと、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

 末筆ではございますが、皆様のますますのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

 

敬具

 

 

具体的なエピソードを盛り込もう

お礼状をより生き生きとしたものにするためには、実際に保育実習で経験したことを、文中に自分の言葉で書き添えることが大切です。

 

【例1】全ての子どもたちにきめ細かな配慮を忘れない●●先生の姿を見て、私も将来は●●先生のような立派な保育士になりたいと思いました。

 

 

【例2】子どもたちとうまく接することができず、くじけそうになった時、●●先生がかけてくださった励ましの言葉のお陰で、前向きな気持ちになれました。

 

 

【例3】●●がうまくいかなかった経験を通して、私にはまだ子どもたちへの対応について、圧倒的に知識も技術も足りないと実感しました。将来、保育士として働くために、卒業までの期間で●●についての知識を深めるべく、勉学にさらに励みたいと思います。

 

 

お礼状を入れる封筒の書き方は?

 

 

お礼状を入れる封筒

 

保育実習のお礼状を入れる封筒の書き方にも、マナーがあります。

封筒の宛名欄には、「保育園の住所」「保育園名と園長先生の名前」「職員の皆様」と記載していきます。また、封筒の差出人欄には、「自宅の住所」「学校名+保育実習生」「氏名」と記載しましょう。

 

 

 

 

【例】

 

 

 

 

●●県 ●●市 ●●丁目 ●●番地 ●●号

●●保育園 ●●園長先生

      職員の皆様

 

●●県 ●●市 ●●丁目 ●●番地 ●●号

 

●●大学 保育実習生 保育花子(※氏名)

 

おわりに

 

 

今回は、保育実習でお世話になった保育園へ出すお礼状の、書き方と例文をご紹介しました。

 

社会人として手紙のマナーを守ることも大切ですが、お礼状をより良いものにするためには、自分が保育実習を通して経験したことを、自分の言葉で語ることが重要です。また、手紙の本文や封筒の宛名は丁寧に読みやすい字で書くとともに、誤字や脱字などの失礼がないように気をつけましょう。

 

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