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「保育」のお役立ちコラム

保育士の給料が高い地域・都道府県ってあるのでしょうか?

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地域や都道府県によって、保育士の給料って変わってきたりするのでしょうか?


やはり東京など都会の保育園に勤めた方が給料は高いのでしょうか?


はい。


保育園がどの都道府県にあるかによって実は平均給料相場が変わってくるというデータがあります。


意外な地域や都道府県の給料が高かったりするので、ぜひ次の統計結果を参考にしてみてください。


【都道府県別】保育士の給料相場ランキング

   

具体的には、どのくらい違うものなのでしょうか?



まずは2013年〜2017年度の平均年収額をランキング形式でご紹介しますね。


(単位:万円)


ランキング


都道府県

平均年収額

(2013〜2017年度)

1位

愛知県

387.6

2位

京都府

380.5

3位

東京都

356.8

4位

大阪府

348.8

5位

神奈川県

348.3

6位

兵庫県

344.8

7位

群馬県

338.3

8位

滋賀県

330.3

9位

埼玉県

326.4

10位

静岡県

325.3

11位

和歌山県

324.1

12位

石川県

323.2

13位

山梨県

323.2

14位

福岡県

323.1

15位

栃木県

322

16位

山口県

321.4

17位

高知県

317.6

18位

香川県

316.9

19位

徳島県

316.4

20位

千葉県

315.8

21位

広島県

315.2

22位

長野県

314.9

23位

奈良県

314

24位

熊本県

314

25位

愛媛県

313.5

26位

新潟県

312.9

27位

宮崎県

312.9

28位

長崎県

311.2

29位

福井県

309.4

30位

富山県

308.9

31位

宮城県

306.5

32位

秋田県

304.7

33位

岡山県

303.3

34位

茨城県

301

35位

岐阜県

299.4

36位

岩手県

298.7

37位

北海道

296.8

38位

島根県

293.6

39位

大分県

291.6

40位

三重県

288.6

41位

鹿児島県

286.4

42位

山形県

285.7

43位

青森県

284.1

44位

沖縄県

274.8

45位

鳥取県

270.7

46位

佐賀県

269.9

47位

福島県

265.4

全国平均

 

323.8

   

  

 引用:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より独自集計


なぜ都道府県で保育士の給料相場に差がでるの?


1位の愛知県と47位の福島県では120万円以上の差が出るのですね!


どうしてこんなに差が出るのですか?


まずは各都道府県が定めている最低賃金に差があることが根底にあると思います。


人口や雇用状況、産業、経済力に地域差があるため、平均賃金の差はどの業種でも起こり得ている状況ではあります。


ただ、保育士ならではの事情もあります。

 

保育士の給与の大部分は国や自治体からの補助金です。


国からの補助金は、人口が多かったり物価が高かったりする地域にはより多くの補助金が支給されます。


そのため、勤務する都道府県やエリアは保育士の給与を左右する大きな要因です。


また、保育は福祉の分野に当たりますので、各自治体が福祉にどれくらいの予算を割いているかによっても異なってきます。


独自の施策を取っている時自体ほど、給与が良い傾向にありますね。


例えば愛知県では、保育士需要が高く、また愛知県を代表する企業の一つであるトヨタが「送迎保育」などの施策を実施していることから、自治体と企業が保育士の処遇改善を積極的に行っているという背景もあり、給料水準が高くなっています。


各都道府県で行われている独自の給料改善施策


国が行う施策は全国の保育園に適用されますが、各都道府県でも独自に保育士の給料改善施策が行われており、それは各都道府県の保育園に適用されます。

 

保育士の平均給料相場が高い上位の都道府県ではこういった給料改善施策を積極的に行っている傾向があります。

 

先ほど述べたように都道府県内の市区町村でも独自に給料改善施策を行っているので、どの都道府県内の保育園かだけではなく、どの市区町村にあるのかによっても平均給料相場は変わってきます。

 

少し特徴的な地方自治体の給料改善施策をいくつかご紹介いたします!



社会福祉施設運営費補助金(愛知県)


愛知県は非常に保育士の待遇改善が進んでいる県の一つであり、保育士の平均給料額では全国トップです。


また、愛知県には民間の「社会福祉施設運営補助金」などをはじめ保育士の民間保育園と公立保育園と処遇改善が行われてきました。


愛知県には世界的自動車メーカーをはじめ、メーカー系大企業が多くあります。そのため、自治体の財源である税収がしっかりと確保されているのも背景の一つです。


京都式保育人材キャリアパス(京都府)


京都府も全国で2位の保育士平均給料額を誇る都道府県です。


京都府は、保育士人材の不足に対し、京都式保育人材キャリアパスという制度を全国に先駆けて実施しています。


保育士はそのキャリアパスが不明瞭なこともあり、将来に不安がある人も多くいました。


京都式人材キャリアパスでは、今後のキャリアパスのロードマップを可視化し、生涯にわたってのキャリアを明確にするなど保育士が長く勤められる仕組みを根底から改善する取り組みをしています。


未就学児をもつ潜在保育士に対する保育所復帰支援事業(東京都)


東京都は全国で保育士の求人数1位を誇っています。


人口も多く、働く母親も多くいる東京都では、保育士のニーズも他の地域に比べひときわ高いものです。


そのため、保育士不足は深刻な問題であり、保育士の処遇改善のための事業も積極的に行われています。


その一つが潜在保育士が復職にあたり、子どもの保育料の貸付を無利子で行うなど補助を行う「未就学児をもつ潜在保育士に対する保育所復帰支援事業」です。


平均給料が全国3位なことに加え、子育てをしている潜在保育士の職場復帰の後押しをし、保育士不足解消の制度になっています。


キャリアアップ補助(東京都)


国は保育士経験7年以上の者に4万円を給与に上乗せするという施策を打ち出しました。


しかし、施設全体の3分の1の人数が対象の上限なので、3分の1以上が7年以上の経験者だと処遇を受けられない人もいます。

東京都は独自でさらに上乗せして4万4000円を支給し、7年以上の保育士経験のある人材が賃金をアップしてもらいやすい政策を取っています。


保育士優遇制度(千葉県)


千葉県の保育士優遇制度は貸付金がメインです。


貸付金といっても一定の期間を保育士として千葉県で勤務すれば全額返済免除となるものです。


例えば、保育士修学資金貸付です。


千葉県内に住んでいる人を対象に、県内外の指定保育士養成施設に在学中にひと月5万円以内、合計120万円まで無利子で貸し出します。


保育士養成施設を卒業後1年以内に保育士として登録し、千葉県内の保育園で5年以上勤務すれば全額返済免除となります。


その他、就職準備金貸付、保育士が負担する保育料の補助などの貸付制度がありますが、県内の保育所等で2年間継続して勤務すれば、全額返還免除となります。


お住まいの都道府県、市区町村の行っている給料改善策をチェックしてみよう!


保育士の給料は都道府県で大きく違うことはわかりました。


やはり都心の方が給与改善のための施策が多く、働きやすいということですか?

  

単純に給料の額に関しては、今の所そうなりますね。


しかし、都心部は生活費が多くかかることもあり、単純に給料が多くても、出費も多いので、必ずしも生活水準が上がるわけではありません。


また、都心部が積極的に保育士の待遇改善を行うことで、地方もそれに倣っていくというのはよくあることです。


保育士不足や保育士を求める動きは全国に広がっているので、現在お住いの地域も今後に向けて準備している可能性があります。


ぜひお住いの都道府県や市区町村の施策を確認してみましょう!

     



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2019.05.07
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