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「保育」のお役立ちコラム

潜在保育士とは?保育士が現場復帰しない理由と行われている対策

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保育士不足という言葉をニュースなどで聞いたことはあるでしょうか?


保育園は規定によって保育士の配置基準が決まっており、これを遵守できない場合、開園することができません。


実際に保育士不足により閉園する保育園があるなど、保育士不足は深刻な社会問題の一つです。


そこで注目されているのが「潜在保育士」と言われる保育士です。


では、潜在保育士とは一体どういう保育士なのでしょうか?


今、保育業界の大きな問題である保育士不足解消の救世主になりうる潜在保育士について詳しくみていきます。


そもそも潜在保育士とは?


潜在保育士とは、保育士資格を持っているにもかかわらず、保育士として働いていない人のことを言います。


実は、保育士資格をもつ119約万人のうち、保育士として実際に働いているのは約43万人ほどと言われ、潜在保育士は76万人もいるとされています。(参考:厚生労働省/保育士等に関する関係資料


毎年多くの保育士が誕生しますが、「保育士という仕事は国家資格なのに報われていない」「保育士の仕事と家庭は両立できない」など、保育の仕事を本当はやりたくても経済的、体力的、精神的な事情から保育士の仕事を離れていく人が多いのが現状です。


潜在保育士が現場復帰しない主な理由とは?


では、実際に潜在保育士が保育の現場で働かない理由とは一体どのようなものになるのでしょうか。


厚生労働省の発表する調査レポート「潜在保育士の実態について~全国潜在保育士調査結果~」によると、その理由は大きく下記の3つが挙げられています。


  • 家庭との両立
  • 自身の健康・体力
  • 最新の知識・技能 

ここからはそれぞれの理由について説明します。


理由1:家庭との両立


特に30代、40代に多いのが家庭との両立を理由にあげた方です。


保育士は女性が9割を占める職業です。


結婚、出産とライフイベントが重なり、まだまだ家庭の仕事は女性が担うことも多い現代では、保育士の仕事時間が家庭と両立させることの難しさを抱えています。


というのも、保育士の仕事は多くの場合、シフト制で朝番は7時から、遅番は19時までなど朝早く、夜遅くまでの勤務になりがちです。


加えて最近では延長保育も一般的になってきたので、21時ごろまで勤務することも珍しくはありません。


自身も子どもを抱え、両親などのサポートが充実していない限り、勤務時間を全うすることが難しいというのも一つの理由です。


理由2:自身の健康・体力



保育士の仕事は子どもと関わり、常に体力を要します。


0歳児〜2歳児ごろまでは抱っこやおんぶは欠かせませんし、3歳児以上は力いっぱい走り回ることも日常です。


そのため、保育士の持病に腰痛はつきものですし、年々歳を重ねると、体力に不安を感じたり、復帰の大きな障害になります。


また、保育園では常に何かしらの病気が流行ります。


手足口病、インフルエンザ、溶連菌…あげるとキリがありませんが、保育士も常に感染予防に努めなければ、仕事になりません。


自身が常に健康で体力がある状態でないと復帰が不安になるのも無理はないでしょう。


理由3:最新の知識・技能




幼児や子どもの心身の発達についての研究は日々進んでおり、従来常識だったことが180度変わってしまうことも珍しいことではありません。


そのため、仕事復帰するにあたって自身の習得してきた知識・経験が今の保育園で通用するのかどうかは保育士の復帰にあたっての大きな不安要素の一つです。


また、技能についてもしばらく保育から離れているとピアノ一つ、数え歌一つとっても忘れていることがあります。


「あれなんだったっけ?」「ピアノしばらく弾いていないからできるかな」というのは、仕事をしようと思った時に大きな壁として立ち塞がってしまうのです。


意外にも潜在保育士が復帰しない理由は賃金の安さではない


ニュースなどでも潜在保育士の復帰について議論されているのを見たことがあるのではないでしょうか。


往々にしてそこでは待遇の悪さ、賃金の低さなどが語られます。


もちろん、それらが理由としていないわけではありませんが、実はそればかりではないのです。


調査や統計結果などによれば、家庭との両立が難しい労働環境や、ブランクにおける不安に方がむしろ賃金の低さや待遇の悪さ以上に潜在保育士の復帰を妨げている主な理由なのです。


潜在保育士の復帰のために行われている対策とは?


潜在保育士の復帰・復職に関しては、地方自治体、民間企業で様々な政策が行われています。


具体的には、地方自治体では再就職支援のための知識やスキル向上のためのセミナーなどが開催されており、潜在保育士が復帰の際に不安に思う「最新の知識・技能」について補完する取り組みがあります。


また、民間企業では「最新の知識・技能」の再習得だけではなく、時短勤務や派遣勤務など「家庭との両立」に向けた取り組みが実行されています。


詳しくは次の記事にまとめていますのでこちらも合わせてご覧ください。


 




家庭との両立しやすい労働環境をつくる事が大切



保育士資格を取得している人の多くは「子どもが好き」で保育士を志しており、保育士業務を離れたからといってその気持ちが消えたわけではありません。


しかし、一方で自身の生活、自身のライフステージによって、保育園で働けないという現状が保育士という仕事から離れてしまったり、保育士として復帰できない理由でもあります。


そのため、賃金やブランク解消などの支援がメインに対策を国や地方自治体、民間企業が行なっているだけでなく、今後は潜在保育士が復帰できない主な理由である「家庭や子育てとの両立しやすい労働環境」をいかにつくっていくかが重要です。


そして、実際に保育園だけでなく、保育士を支援するあらゆる民間企業が家庭との両立をしやすい勤務体系や労働環境を作るべく動き出しています。


もしもあなたが保育士としてもう一度復職したいという希望があるのであれば、これらの施策を利用し、保育士として復帰する道を選ぶことができます。


保育士として、自身のライフステージとともに無理なく働くことができる時代は、もうすぐそこにあると言っても良いでしょう。

2020.02.28
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