保育のコラム

【保育士の転職・復職の履歴書の書き方】志望動機や自己PRはどう書くべきか?

2020/12/25

転職活動をしようとしているのですが、履歴書の書き方で迷っています。

基本的な履歴書の書き方は、理解しているのですが、どう書けば採用担当者によく見られるのか、見られるポイントを知りたいです。

基本的な書き方もそうですが、採用担当者が履歴書で見るのは大まかに言えば、その人が「求める基本的な条件を満たしているかどうか?」「その人がどんな人間で、保育園にどんな貢献をしてくれるのか?」という2点です。

具体的にその2点はどのような部分で判断されるのでしょうか?

そうですね、その辺りを履歴書の基本的な書き方を確認しながら説明していきますね!

“ずっと保育士編集部”

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

履歴書の基本的な書き方

履歴書の個人情報や学歴、職務経歴など基本情報の書き方は次の通りです。こちらは大丈夫ですか?

この履歴書の書き方見本があれば、大丈夫です。

保育園によっては市販の履歴書のフォーマットで良い場合もあれば、独自のフォーマットを持っている場合もありますが、個人情報や学歴、職務経歴など基本情報の書き方は同じです。

転職を希望する園によってフォーマットが違うのですね。

そうですね。また、園によっては転職の場合、履歴書だけではなく職務経歴書が必要な場合が多いです。

履歴書と職務経歴書の違い

履歴書と職務経歴書は一体何が違うのですか?

職務経歴書は履歴書の職歴情報をより詳しく記した書類です。

いわばあなたの経験やスキルを採用担当者にプレゼンする資料です。

【採用担当者はここを見る!】差がつく履歴書の書き方のコツ

先ほども少しご紹介しましたが、採用担当者は求める基本的な条件を満たしているかどうか?」「その人がどんな人間で、保育園にどんな貢献をしてくれるのか?」の2点を見ています。

その2点を特に見られるのが「志望動機」と「自己PR」です。

確かに・・・履歴書を書く時っていつもこの「志望動機」と「自己PR」をどう書くべきかでいつも迷ってしまうんですよね・・・。

確かにこれという正解が決まっているわけではないので、書き方に迷ってしまいますよね。

一番履歴書に関して相談が多いのも「志望動機」と「自己PR」の書き方なんです。

ここからは、採用担当者がどの辺りを見ているのかを抑えながら、差がつく履歴書の書き方のコツをご紹介します。

書き方のコツ1:志望動機

志望動機に限らず、転職・就職をしようと思った時にまずしなくてはいけないのが「自己分析」です。

・なぜ保育士になろうと思ったのか

・保育士としてどのような仕事をしたいのか

・なぜそれが今勤務している保育園ではできないのか

・どういう環境の保育園であれば、自分のしたい保育の仕事ができるのか

これらのことをまずは紙に書き出すなどし、自分なりに自分の転職・就職の「軸」となる思いを言語化してみましょう。

その上で、面接を受けたい保育園をピックアップした時に、数ある保育園の求人の中から、なぜその保育園を志望したのかは自ずと答えは出てくるはずです。

そして、その答えこそが志望動機です。

複数転職のかたは、その都度どのような希望があって転職があったのかなど、できるだけ整合性が取れるようにし、説明を明確にできるようにしてくださいね。

ブランクがある場合も同様です。

なぜもう一度保育士の仕事をしようと思ったのか、どういう環境で保育をしたいと考えているのか、それがなぜ応募したい保育園ならできそうだと思ったのか、などを説明できるようにすれば良いのです。

採用する側の保育園からみて、保育士にとって最も重要なのは「人柄」です。職業の選び方やこれまでの経歴、何をしたいのかは人柄をみるポイントでもあります。

正解はありませんが、言っていることと、やっていること、やっていきたいことがバラバラすぎると、場当たり的な人の印象になりますし、思慮が浅い印象になります。

また、よくあるテンプレート通りの志望動機だと、あなたの人柄が伝わりません。

志望動機は正解はありません。

あなたの考える仕事観と、保育園の求める人が合っているかどうか、もしも違ったとしたら、それは今後長く勤めるべき保育園ではないので、それはそれで良いのです。

あまり正解にこだわらずに、自分らしい考え方を模索していくことが大切です。

志望動機の書き方について、詳しくは次の記事に解説していますので、こちらもご覧ください。

 

>>保育士の転職・復職時の志望動機はどう書くべき!?

書き方のコツ2:自己PR

自己PRはあなたが保育士として向いていると感じるポイントをピックアップするとより伝わりやすいです。

先ほども言いましたが、保育士にとって「人柄」は最も重要です。

応募した保育園の方が「この人は保育士として信頼できるな」という性格の部分が現れていると良いでしょう。

具体的には次のような項目です。

・子どもが好き

・真面目で誠実

・感情が穏やか

・体力がある

さらにこれらの項目の中で、具体的なエピソードがあればわかりやすく実績が伝わります。

例えば「マラソンが趣味で体力の維持と体調管理を常に心がけています。また、苦しいことがあっても乗り越える忍耐力を鍛えています」などもわかりやすいでしょう。

自己PRの書き方のコツについては、次の記事に解説していますので、こちらもご覧ください。

>>【例文付き】保育士の転職・復職時の自己PRの書き方

履歴書を書く際に迷いがちなポイント!

「志望動機」や「自己PR」の書き方以外に次のようなポイントもよく転職や復職者から相談を受けるポイントです。

日付は履歴書投函日?それとも書いた日?

履歴書を提出する日を記入します。郵送やメールで送付する場合は、投函日や送信日を記入します。

日にちは西暦でも和暦でも問題ありませんが、履歴書、職務経歴書共に統一します。

読んでいる相手に混乱させないという小さな気遣いにお人柄が出ます。

履歴書は手書き?それともパソコン?

結論から言うと園によりますし、どちらでも良いです。

受験しようとする保育園の指定に従ってください。

手書きを好む保育園は、あなたが字を丁寧にかける人かどうかを見ています。

保育園では連絡帳など、手書きで保護者とやり取りを行うことは日常です。

そのため、綺麗でなくても丁寧に文字をかけるかということは非常に重要度が高いのです。

パソコンでも良いとする園は、あなたのパソコンスキルを見ています。

最近では保育園でもパソコンが普及しています。

お便りや書類など、パソコンで作成する機会も少なくありません。

パソコンで情報処理ができることをアピールできる機会とも言えるでしょう。

保育園からの指定がない場合は、履歴書を手書き、職務経歴書をパソコンで作成するなどすれば、どちらの能力も一目できるため、好まれます。

資格はどこまで記載すべき?

保育士資格や幼稚園教諭免許などの仕事に必須な資格は必ず取得年月と共に必要です。

また、一般的に運転免許資格など仕事で必要になるかもしれない資格はできるだけ記入します。

そのほか、民間資格であっても、保育に関するチャイルドマインダーやベビーシッター資格などは保育に対する意欲の現れでもありますので、ぜひ書くと良いです。

仕事とは直接関係のない、あまりに趣味的な資格は書く必要がありません。

通勤時間はドアtoドアの時間を書く

通勤時間はドアtoドアの時間を書きます。

稀に交通機関に乗っている時間を記載する方もいらっしゃいますが、保育園側が知りたいのは、実際に家を出て保育園に到着する時間がどのくらいかと言うことです。

本人希望欄はどう書くべき?

給与の希望や家庭の事情で残業できないこと、働けない時間がある場合などは、正直に書きましょう。

「これを書いたら採用されにくいのでは?」と言う不安から、希望を書かない方もいらっしゃいますが、採用された後毎日働く上でストレスになってしまっては意味がありません。

正直に希望を書くということは、誠実さの現れでもあります。

ただし、給与などについては求人票に目安が記載されていますので、大幅に上回る金額を記載するなどするならば、その理由も必要です。

ご希望が特にない場合は、「貴社規定に従います」とするのが一般的です。

使用する写真について

履歴書の写真の注意点は下記の通りです。

・3ヶ月以内に撮影した証明写真
・体や目線が正面を向いているもの
・体や目線が正面を向いているもの
・背景は白、または無地

また、髪の毛のカラーが明るすぎたり、顔を隠すようなもの、派手なアクセサリーを身につけているなどは印象が悪くなります。

ごく稀にスナップ写真を切り取ったり友人と写っているもの、プリクラなどを使用される方もいらっしゃいますが、保育士というよりも社会人として論外です。

ネガティブな事も正直に記載すべき?

転職理由など、ネガティブになりやすい項目には気をつけましょう。

また、希望条件も正直に書くべきではありますが、あまりわがままになるものについては、書き方を考慮するべきです。

就職は友人関係や恋愛と例えられることがあります。

どんな人にも希望やネガティブな面はありますが、初対面から配慮なく自分の希望のみを突き付けたり、悪口と捉えられないことばかりいう人と一緒にいたいと思う人はいません。

「この人と働きたい」と思わせる人柄に思わせるためにはどのような表記が良いのかをしっかりと考慮して書きます。

転職や復職にあたり条件がある場合も正直に記載すべき?

採用後に働く上で条件がある場合は、必ず正直に記載しましょう。

例えば朝はどうしても8時より前に勤務できないのであれば、8時以前の勤務は不可であることは必ず伝えておかなければなりません。

ただし、できないだけではなく、8時からの勤務はできないけれど、夜番20時までは勤務可能などできることについても併記しておくと印象は良いです。

それでも履歴書や職務経歴書の書き方に迷ったら?

いかがでしたか?履歴書は採用担当者に伝わるあなたのはじめての情報ですから、そこを通過しない限りは面接など採用の次のステップに進むことができません。

とっても参考になりました。

今回の件を参考に実際に履歴書と職務経歴書を書いてみますね!

もし、書き方に迷ったらまた相談に乗ってもらえますか?

もちろんです。いつでも問い合わせください。

明日香では登録していただいた方に対しての転職先の相談はもちろんのこと、こういった履歴書や職務経歴書などの準備講座も開催しています。ぜひ、お気軽にお越しください。

 

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