保育士登録手続きって?保育士として働くために必要な保育士登録の仕方
2017/10/05

保育士として働くためには、資格を取得した後の「保育士登録手続き」が必要です。大切な資格をきちんと生かして働くためにも、忘れずに保育士登録をしましょう。
今回は、保育士として働くために必要な手続きについてお伝えします。
保育士登録とは

「保育士登録」とは、大学・専門学校などの教育機関で所定の単位を修了した後や、保育士試験に合格した後に行う、正式に保育士となるために必要な手続きのことです。
登録された保育士は、各都道府県の保育士登録簿に氏名や生年月日を始めとした情報が記載されます。保育士登録を済ませなければ、保育士として働くことができません。
平成15年11月の児童福祉法改正によって、保育士登録なしには保育士を名乗れない決まりになりました。つまり、所定の単位を修了した時点、保育士試験に合格した時点では、まだ正式に保育士として認められていない状態ということです。
保育士として社会で働く上では絶対に欠かせない手続きですから、保育士資格を取得した後には忘れずに手続きを行いましょう。
どうして保育士登録が必要なの?
どうして所定の単位を修了しただけ、試験に合格しただけでは保育士として認められず、保育士登録が必要なのでしょうか?
それは、保育士という職業の信用性を担保するためだといわれています。
共働き世帯が増え、保育園のニーズが高まっていることから、保育士は今後ますます必要とされる職業になっていきます。保育士が不足していることを理由に、保育士資格を持っていない人を保育士と偽って働かせたり、勝手に保育士を名乗って保育園などで働こうとしたりする人が出てくる危険性があります。
保育士資格を持たない人が保育士として働いていては、保育の質は保たれません。保護者が安心して子どもを保育士へ預けられるよう、そして保育士に対する社会的信用が損なわれることのないよう、このような登録が必須となったのです。
保育士登録の仕方について

保育士登録の方法についてお伝えします。これから保育士登録をする方はぜひ参考にしてください。
保育士登録の流れ
保育士登録をするには、「保育士登録の手引き」という書類一式が必要です。まずは登録事務処理センターから書類一式を取り寄せましょう。
書類の請求のために必要なものは、下記の4点です。
・返信用の封筒…A4用紙を折らずに入れられるサイズのもの1枚
・上記の封筒を送るための送信用の封筒…上記が入る(折りたたみ可)サイズのもの1枚
・返信用の切手…請求部数が1部の場合は140円、2~3部の場合は250円
・送信用の切手…重さに応じた金額分
※上記は2017年1月時点での情報を元にして書いています。切手の値段などは日本郵便の金額変更などにより変動する可能性も高いため、登録事務処理センターの公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。
手元に保育士登録の手引きが届いたら、4,200円の登録手数料を支払うとともに、必要書類を郵送で提出しましょう。各都道府県で審査が行われた後に、「保育士証」が交付されます。
以上が保育士登録の大まかな流れです。
保育士登録にかかる時間はどれくらい?
保育士登録をしてから保育士証が交付されるまでには、申請の受付から1カ月~2カ月ほどかかります。
すみやかに手続きが進んだ場合でも意外と時間がかかるため、国家試験に合格したらすみやかに保育士登録の手続きをすることをおすすめします。
保母資格の所有者でも保育士登録できる?
保育士の資格は、平成11年4月の児童福祉法の改正以前は「保母資格」という名称でした。保母資格をお持ちでまだ保育士登録をしていない方も、保育士と同様に保育士登録が可能です。保育士の資格を取り直す必要はないため、安心してください。
保母資格には有効期限がありません。資格を証明する書類を紛失してしまった場合でも、都道府県や教育機関へ問い合わせることで再発行することが可能です。
結婚や出産などさまざまな理由で現場を離れていた方も、保育士登録をして再び働き始めてはいかがでしょうか?
おわりに
今回は、保育士として働くために絶対に欠かせない手続きである保育士登録についてお伝えしました。保育士の資格の信頼性を高め安心して働くための保育士登録は、今後の就職にあたって必ず行わなくてはならない手続きです。
たとえ所定の単位を修了、保育士の国家試験に合格したとしても、登録しなければ保育士として働くことはできません。これから保育士試験を受験する方も、すでに保育士・保母資格をお持ちの方も、できるだけすみやかに保育士登録をするよう念頭に置いておきましょう。
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保育士として働くためには、資格を取得した後の「保育士登録手続き」が必要です。大切な資格をきちんと生かして働くためにも、忘れずに保育士登録をしましょう。
今回は、保育士として働くために必要な手続きについてお伝えします。
保育士登録とは
「保育士登録」とは、大学・専門学校などの教育機関で所定の単位を修了した後や、保育士試験に合格した後に行う、正式に保育士となるために必要な手続きのことです。
登録された保育士は、各都道府県の保育士登録簿に氏名や生年月日を始めとした情報が記載されます。保育士登録を済ませなければ、保育士として働くことができません。
平成15年11月の児童福祉法改正によって、保育士登録なしには保育士を名乗れない決まりになりました。つまり、所定の単位を修了した時点、保育士試験に合格した時点では、まだ正式に保育士として認められていない状態ということです。
保育士として社会で働く上では絶対に欠かせない手続きですから、保育士資格を取得した後には忘れずに手続きを行いましょう。
どうして保育士登録が必要なの?
どうして所定の単位を修了しただけ、試験に合格しただけでは保育士として認められず、保育士登録が必要なのでしょうか?
それは、保育士という職業の信用性を担保するためだといわれています。
共働き世帯が増え、保育園のニーズが高まっていることから、保育士は今後ますます必要とされる職業になっていきます。保育士が不足していることを理由に、保育士資格を持っていない人を保育士と偽って働かせたり、勝手に保育士を名乗って保育園などで働こうとしたりする人が出てくる危険性があります。
保育士資格を持たない人が保育士として働いていては、保育の質は保たれません。保護者が安心して子どもを保育士へ預けられるよう、そして保育士に対する社会的信用が損なわれることのないよう、このような登録が必須となったのです。
保育士登録の仕方について
保育士登録の方法についてお伝えします。これから保育士登録をする方はぜひ参考にしてください。
保育士登録の流れ
保育士登録をするには、「保育士登録の手引き」という書類一式が必要です。まずは登録事務処理センターから書類一式を取り寄せましょう。
書類の請求のために必要なものは、下記の4点です。
・返信用の封筒…A4用紙を折らずに入れられるサイズのもの1枚
・上記の封筒を送るための送信用の封筒…上記が入る(折りたたみ可)サイズのもの1枚
・返信用の切手…請求部数が1部の場合は140円、2~3部の場合は250円
・送信用の切手…重さに応じた金額分
※上記は2017年1月時点での情報を元にして書いています。切手の値段などは日本郵便の金額変更などにより変動する可能性も高いため、登録事務処理センターの公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。
手元に保育士登録の手引きが届いたら、4,200円の登録手数料を支払うとともに、必要書類を郵送で提出しましょう。各都道府県で審査が行われた後に、「保育士証」が交付されます。
以上が保育士登録の大まかな流れです。
保育士登録にかかる時間はどれくらい?
保育士登録をしてから保育士証が交付されるまでには、申請の受付から1カ月~2カ月ほどかかります。
すみやかに手続きが進んだ場合でも意外と時間がかかるため、国家試験に合格したらすみやかに保育士登録の手続きをすることをおすすめします。
保母資格の所有者でも保育士登録できる?
保育士の資格は、平成11年4月の児童福祉法の改正以前は「保母資格」という名称でした。保母資格をお持ちでまだ保育士登録をしていない方も、保育士と同様に保育士登録が可能です。保育士の資格を取り直す必要はないため、安心してください。
保母資格には有効期限がありません。資格を証明する書類を紛失してしまった場合でも、都道府県や教育機関へ問い合わせることで再発行することが可能です。
結婚や出産などさまざまな理由で現場を離れていた方も、保育士登録をして再び働き始めてはいかがでしょうか?
おわりに
今回は、保育士として働くために絶対に欠かせない手続きである保育士登録についてお伝えしました。保育士の資格の信頼性を高め安心して働くための保育士登録は、今後の就職にあたって必ず行わなくてはならない手続きです。
たとえ所定の単位を修了、保育士の国家試験に合格したとしても、登録しなければ保育士として働くことはできません。これから保育士試験を受験する方も、すでに保育士・保母資格をお持ちの方も、できるだけすみやかに保育士登録をするよう念頭に置いておきましょう。