保育のコラム

保育園でこどもの日をお祝い!こいのぼりの製作遊びや豆知識をご紹介

2017/10/05

保育園でこどもの日をお祝い

  

保育園でこどもの日のお祝いをするのであれば、簡単にできるこいのぼりの製作遊びをしてはいかがでしょうか?こどもの日をさらに楽しく過ごすために、今回はこどもの日の由来などの豆知識と、こいのぼりの製作遊びをご紹介します。

 

 

こどもの日(端午の節句)とは

 

 

 

こどもの日(端午の節句)

 

こどもの日とは国民の休日の1つで、毎年5月5日と定められています。

祝日法では、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日と定められています。つまり、こどもの日は子どもの成長をお祝いすると共に、母親への感謝を伝える日でもあったようですね。

 

こどもの日(端午の節句)の由来

 

「端午の節句」には、男の子の健やかな成長を願って、古くから行事が行われていました。

端午(たんご)というのは、5月で最初に来る午(うま)の日です。午の漢字には「ご」という読み方があり、数字の5に通じるということで、奈良時代からこどもの日は5月5日に定着しました。

 

その後江戸時代になると、5月に咲く「ショウブ」の花と「尚武(しょうぶ)」という言葉をかけて武士がお祝いをするようになり、武家の跡継ぎの成長を祈って、男の子を祝う風習が生まれたようです。

 

 

こどもの日には何をするのか

 

現代のこどもの日には、こいのぼりを飾って祝うことが一般的です。武者・金太郎・弁慶などの五月人形かぶと飾りを飾ることも。

この日に食べる食べ物は、ちまきかしわ餅が挙げられます。また、お風呂にショウブを入れることもあるようです。

 

なぜこいのぼりを飾るの?色の意味は?

 

こどもの日にこいのぼりを飾る風習は、江戸時代に始まったと言われています。生命力の強いコイにちなんで子どもの成長の無事を祈ったことが始まりだそうです。また、「滝を登ったコイは竜になる」という伝説もあり、立身出世を願って飾られたとも言われています。

 

こいのぼりに使用する色は古代中国の陰陽五行説からきていると言われ、上から順番に「黒・赤・青」と飾るのが一般的です。黒が父親、赤が母親、青が子どもを示しています。

 

ただし、江戸時代から続いているのは1番上の黒(マダイ)だけであり、それ以外の色は厳密にはどのような色でも構わないそうです。

 

こいのぼりの製作遊び

 

 

こいのぼりの製作遊び

 

保育園でできるこいのぼりの製作遊びについてお伝えします。誰でも簡単にできる遊びのため、ぜひ子どもたちと一緒にチャレンジしてください。

 

こいのぼりの壁面飾り

 

この壁面飾りは色紙だけで簡単に作れることが特徴です。

まずは、こいのぼりをかたどって土台となる色紙を切り出します。長方形に切ってから、短辺の片方を三角に切り落とし、尾の部分を作りましょう。

切り落としたのと反対側の短辺に、丸く切った白の色紙と黒の色紙を重ねて貼り、こいのぼりの目を付けます。

その後、好きな色の色紙をうろこの形(半円形)に切り取り、土台の部分にぺたぺたと貼ると、子どもの個性が表現された、こいのぼりの壁面飾りができあがります。

 

トイレットペーパーの芯を使用したこいのぼり

 

トイレットペーパーの芯を使用すると、立体的なこいのぼりが製作できます。

トイレットペーパーの芯に土台の色となる色紙を巻いて、のりで貼り付けます。次に、コイの口にあたる部分に、白の色紙を巻いて貼り付けてください。その後、クレヨンで目玉やうろこを描き込めば、こいのぼりができあがります。

簡単にできる製作遊びなので、2つ3つとたくさん作り、竹串に刺したり糸でぶら下げたりすると華やかになりますよ。

 

 

おわりに

 

 

 

今回は、こどもの日にまつわる豆知識と、保育園でも簡単にできる製作遊びをご紹介しました。子どもの集中力はあまり長くは続かないため、色紙やトイレットペーパーの芯を始めとした材料を使用して、なるべく短時間で簡単にできる製作を楽しみましょう。

 

こいのぼりは、古くから子どもの健やかな成長を願って始まった風習です。製作遊びを通して、古くから続く日本の習慣に関心を持てると良いですね。

 

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