保育士は残業が多い!仕事の疲れを癒やすのに必要な睡眠時間について
2017/12/25

保育士は残業が多い職業だと言われています。日中は子どもたちの世話をして、保護者への引き渡しが終わったら、事務作業をこなさなければなりません。
そんな保育士の仕事の疲れを癒やすためには、どのくらいの睡眠時間が必要なのでしょうか? 保育士に必要な睡眠時間についてお伝えします。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
保育士の残業時間について
保育士の残業時間は、どのくらいなのでしょうか?
こちらでは、保育士の平均残業時間や勤務実態をお伝えします。
保育士の平均残業時間は月4時間?
厚生労働省の発表によると、保育士の平均残業時間は1カ月あたり4時間となっています。週に換算すると1時間、1日では約12分という計算ですから残業が少ない業種であるように見えるでしょう。
しかし、この結果には保育士の「サービス残業の多さ」という実態が隠れています。
保育士の勤務時間と体制
保育士の1日の平均労働時間は、およそ7~8時間です。
保育園によって異なりますが、この勤務時間の中で早番・中番・遅番と3つのシフト制で業務が分担されていることが多いです。
保育園によっては、「延長保育は19時まで」と厳密に定められている場合もあります。
しかし、夜間保育がある保育園の場合、保育士は保護者が子どもを迎えにくるまで待っていなければなりません。
サービス残業の実態は「持ち帰り業務」
保育士がサービス残業をせざるを得ない原因に、「持ち帰り業務」があります。持ち帰り業務とは、自宅に持ち帰って行う仕事のことで本来あってはならないものです。
しかし、業務時間内は子どもの世話で手一杯という状況では、事務作業を勤務時間外に行う必要が生じてきます。
保育計画書・保護者向けのおたより・保育記録など、保育士がこなす事務作業は意外にも多いのです。
必要な睡眠時間
保育士に限らず、上質な睡眠は社会人の体調管理において大切な要素です。
こちらでは、人間に必要とされる睡眠時間についてまとめました。
日本人に必要な睡眠時間は?
日本人全体の平均睡眠時間は、約7時間50分です。
しかし睡眠は、年齢・身長・疲労度・基礎代謝などによっても、必要な睡眠時間は変わるものです。よく耳にする「理想的な睡眠時間=8時間」という考えに、実は医学的根拠はありません。
睡眠負債ってなに?
人は眠った時間をためておくことはできません。
睡眠医学では、「寝だめ=睡眠貯金」「寝不足=睡眠負債」と呼んでいます。
睡眠負債が大きくなると眠気を強く感じるようになり、中には自分が睡眠不足の状態にあることを自覚できない方もいます。
睡眠不足の積み重ねは、仕事のミスや交通事故といったリスクを高め、さらにはうつ病・認知症・ガンの発症率を上げるとも言われています。良質な睡眠をとることは、心や身体の健康にも欠かせないものです。
持ち帰り仕事が多い保育士向けのリフレッシュ法
疲れた顔を子どもたちに見せないために、保育士の方に向けたリフレッシュ法をご紹介します。
ONとOFFを切り替えよう!
人間の集中力が続く時間は、平均で約45分と言われています。
さらに、限界を感じるのは90分と言われているため、保育士が持ち帰り仕事を自宅でダラダラとこなすのは、かえって非効率的ということです。
仕事はONとOFFを切り替えるという意識を強く持ち、OFFを充実させることに力を注ぎましょう。
保育士向けのリフレッシュ法
こちらでは、保育士の方に向けたおすすめのリフレッシュ法をご紹介します。仕事モードをリラックスモードに切り替えるスイッチとして活用しましょう。
・家に帰ったら湯船に漬かる/シャワーを浴びる
・普段着に着替える
・甘いものやお酒など、ご褒美を作る
・SNSからの情報を断つ
・OFFの日の計画を立てる
おわりに
保育士は、限られた時間の中で、子どもたちの世話と多くの業務をこなす必要があるため、自分の時間を犠牲にしてしまう方も多いかもしれません。
しかし、持ち帰り残業をすることで睡眠不足になり、仕事のミスや保育中の思わぬ事故につながる可能性があります。睡眠をしっかりとれるように、働き方を改善していくことが大切です。また、仕事後にONとOFFを切り替えることで、翌日の体調や気持ちを整えることにつながります。
子どもたちの充実した保育園生活をサポートするために、まずは保育士自身がしっかりとリフレッシュするように心掛けましょう。
カテゴリ
保育士キャリア
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保育士は残業が多い職業だと言われています。日中は子どもたちの世話をして、保護者への引き渡しが終わったら、事務作業をこなさなければなりません。
そんな保育士の仕事の疲れを癒やすためには、どのくらいの睡眠時間が必要なのでしょうか? 保育士に必要な睡眠時間についてお伝えします。

【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
保育士の残業時間について
保育士の残業時間は、どのくらいなのでしょうか?
こちらでは、保育士の平均残業時間や勤務実態をお伝えします。
保育士の平均残業時間は月4時間?
厚生労働省の発表によると、保育士の平均残業時間は1カ月あたり4時間となっています。週に換算すると1時間、1日では約12分という計算ですから残業が少ない業種であるように見えるでしょう。
しかし、この結果には保育士の「サービス残業の多さ」という実態が隠れています。
保育士の勤務時間と体制
保育士の1日の平均労働時間は、およそ7~8時間です。
保育園によって異なりますが、この勤務時間の中で早番・中番・遅番と3つのシフト制で業務が分担されていることが多いです。
保育園によっては、「延長保育は19時まで」と厳密に定められている場合もあります。
しかし、夜間保育がある保育園の場合、保育士は保護者が子どもを迎えにくるまで待っていなければなりません。
サービス残業の実態は「持ち帰り業務」
保育士がサービス残業をせざるを得ない原因に、「持ち帰り業務」があります。持ち帰り業務とは、自宅に持ち帰って行う仕事のことで本来あってはならないものです。
しかし、業務時間内は子どもの世話で手一杯という状況では、事務作業を勤務時間外に行う必要が生じてきます。
保育計画書・保護者向けのおたより・保育記録など、保育士がこなす事務作業は意外にも多いのです。
必要な睡眠時間
保育士に限らず、上質な睡眠は社会人の体調管理において大切な要素です。
こちらでは、人間に必要とされる睡眠時間についてまとめました。
日本人に必要な睡眠時間は?
日本人全体の平均睡眠時間は、約7時間50分です。
しかし睡眠は、年齢・身長・疲労度・基礎代謝などによっても、必要な睡眠時間は変わるものです。よく耳にする「理想的な睡眠時間=8時間」という考えに、実は医学的根拠はありません。
睡眠負債ってなに?
人は眠った時間をためておくことはできません。
睡眠医学では、「寝だめ=睡眠貯金」「寝不足=睡眠負債」と呼んでいます。
睡眠負債が大きくなると眠気を強く感じるようになり、中には自分が睡眠不足の状態にあることを自覚できない方もいます。
睡眠不足の積み重ねは、仕事のミスや交通事故といったリスクを高め、さらにはうつ病・認知症・ガンの発症率を上げるとも言われています。良質な睡眠をとることは、心や身体の健康にも欠かせないものです。
持ち帰り仕事が多い保育士向けのリフレッシュ法
疲れた顔を子どもたちに見せないために、保育士の方に向けたリフレッシュ法をご紹介します。
ONとOFFを切り替えよう!
人間の集中力が続く時間は、平均で約45分と言われています。
さらに、限界を感じるのは90分と言われているため、保育士が持ち帰り仕事を自宅でダラダラとこなすのは、かえって非効率的ということです。
仕事はONとOFFを切り替えるという意識を強く持ち、OFFを充実させることに力を注ぎましょう。
保育士向けのリフレッシュ法
こちらでは、保育士の方に向けたおすすめのリフレッシュ法をご紹介します。仕事モードをリラックスモードに切り替えるスイッチとして活用しましょう。
・家に帰ったら湯船に漬かる/シャワーを浴びる
・普段着に着替える
・甘いものやお酒など、ご褒美を作る
・SNSからの情報を断つ
・OFFの日の計画を立てる
おわりに
保育士は、限られた時間の中で、子どもたちの世話と多くの業務をこなす必要があるため、自分の時間を犠牲にしてしまう方も多いかもしれません。
しかし、持ち帰り残業をすることで睡眠不足になり、仕事のミスや保育中の思わぬ事故につながる可能性があります。睡眠をしっかりとれるように、働き方を改善していくことが大切です。また、仕事後にONとOFFを切り替えることで、翌日の体調や気持ちを整えることにつながります。
子どもたちの充実した保育園生活をサポートするために、まずは保育士自身がしっかりとリフレッシュするように心掛けましょう。