運動遊びのプロになろう!運動保育士の資格や指導案のポイント
2017/10/05

皆さんは「運動保育士」という資格があることをご存知でしょうか。保育において重要な影響を与える運動遊びは、子どもの成長にとって非常に大切なことです。
今回は、運動遊びのプロとして子どもの運動能力を引き出す運動保育士の資格についてご紹介します。
運動保育士って何?
運動保育士とは『NPO法人運動保育士会』が運営する『運動保育士会こどもプラス』が認定している民間の資格です。保育園、幼稚園、学校などで運動遊びを指導するスキルとして役立てることができます。
保育園での運動遊びは、子どもの成長にとって欠かせないものです。子どもの発達の段階に合った運動遊びをすることで、身体と脳の発達を促すことにつながります。
運動保育士の資格は、「運動遊び実践コース」と「子育て脳機能コース」があり、それぞれ初級・中級・上級が設定されています。逆上がりや側転の指導、0歳からの運動などについて専門的に勉強し、子どもの心、脳、体が健康に育つために効果的な指導法を身につけることができる資格です。
取得するためには、全国各地で開催される講座を受ける必要があります。初級の場合は1日、中級・上級の場合は2日間かけて講座が実施されます。
運動遊びが子どもに与える影響とは

運動保育士の資格は、松本短期大学の柳澤教授が考案した運動プログラムを基本としており、脳科学から見た、効果的な体の動かし方を提案しています。
子どもの脳の発達に合わせた効果的な運動遊びを指導案に取り入れることで、身体だけでなく心の成長にも良い影響を与えます。
例えば、逆上がり、跳び箱、カエル飛びなどの運動遊びは、子ども自身が目標達成のために、脳と体を動かしながら自然と学び成長していきます。子どもの年齢、発達に合わせた運動遊びの指導案を取り入れることは、子どもに自信や達成感を与え、語彙力の増加や集中力を高めることにもつながるのです。
また、運動保育士の指導案に基づいた運動遊びを行った後、子どもにテストを行うと、脳の前頭前野が強く活性化していたという研究結果があります。運動遊びと脳の発達は非常に強い結びつきがあり、効果的に行うことで脳の発達を促進する効果があるのです。
運動遊びを通して、体力や運動能力が向上し、健康で丈夫な体を作ることができます。保育園で大勢と遊ぶ環境の中では、感情を抑制する能力や協調性が身につくでしょう。
運動遊び指導案のポイント

そんな運動遊びを効率良く保育の中に取り入れるためには、指導案を立てて計画的に指導する必要があります。
指導案においてまず重要なのは「ねらい」です。
ねらいによって、当日の指導のポイントは変わってきます。その運動遊びを通してどんなことを身に着けさせたいのかを明確にしておきましょう。
また、指導者がどのように働きかけるのかを計画しておくことも重要です。
新人の保育士や運動遊びに慣れていない保育士の場合、どのような助言をすれば良いのか分からない場合があります。動きが人より遅れてしまう子がいた場合や先走って動いてしまう子がいた場合の手立てを、具体的に記しておくとスムーズに運動遊びを指導することができるでしょう。
他に、注意点が考えられる場合はすべて記しておくことをおすすめします。
例えば、運動が好きな子どもは自ら進んで運動遊びを見つけ楽しむ傾向がありますが、苦手な子どもでも生き生きと運動遊びを楽しめるような配慮が必要です。運動保育士が効果的な運動遊びを提案し、子どもと一緒に楽しみながら運動遊びをすることで、苦手な子どもも運動遊びが好きになるでしょう。
運動保育士の資格が保育士にもたらす影響
運動保育士の資格を取得すると、保育士や幼稚園教諭などの子どもと関わる仕事の現場で役立ちます。
就職活動や転職活動の際にも、履歴書の資格欄に「運動保育士 運動遊び実践コース 上級」などと記入することで、さまざまな運動遊びの指導ができることをアピールできます。
また、資格を取得していることから、運動遊びの時間に自信を持って子どもたちと接することができます。子どもと運動遊びを楽しみながら、信頼関係をより強めていけるでしょう。
おわりに
運動遊びをすることで、子どもの健康的で豊かな成長を促すことができます。運動保育士は保育園などでの運動遊びのレパートリーを増やし、毎日の保育をより充実したものへと導くことができる運動遊びのプロです。子どもの運動不足が危惧されている近年、運動保育士の資格はますます重宝されるものとなっていくことでしょう。
運動保育士の資格を取得することで、保育士としてのスキル、そして子どもたちからの人気もきっとさらにアップしますよ。興味のある方は、ぜひ運動保育士の資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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皆さんは「運動保育士」という資格があることをご存知でしょうか。保育において重要な影響を与える運動遊びは、子どもの成長にとって非常に大切なことです。
今回は、運動遊びのプロとして子どもの運動能力を引き出す運動保育士の資格についてご紹介します。
運動保育士って何?
運動保育士とは『NPO法人運動保育士会』が運営する『運動保育士会こどもプラス』が認定している民間の資格です。保育園、幼稚園、学校などで運動遊びを指導するスキルとして役立てることができます。
保育園での運動遊びは、子どもの成長にとって欠かせないものです。子どもの発達の段階に合った運動遊びをすることで、身体と脳の発達を促すことにつながります。
運動保育士の資格は、「運動遊び実践コース」と「子育て脳機能コース」があり、それぞれ初級・中級・上級が設定されています。逆上がりや側転の指導、0歳からの運動などについて専門的に勉強し、子どもの心、脳、体が健康に育つために効果的な指導法を身につけることができる資格です。
取得するためには、全国各地で開催される講座を受ける必要があります。初級の場合は1日、中級・上級の場合は2日間かけて講座が実施されます。
運動遊びが子どもに与える影響とは
運動保育士の資格は、松本短期大学の柳澤教授が考案した運動プログラムを基本としており、脳科学から見た、効果的な体の動かし方を提案しています。
子どもの脳の発達に合わせた効果的な運動遊びを指導案に取り入れることで、身体だけでなく心の成長にも良い影響を与えます。
例えば、逆上がり、跳び箱、カエル飛びなどの運動遊びは、子ども自身が目標達成のために、脳と体を動かしながら自然と学び成長していきます。子どもの年齢、発達に合わせた運動遊びの指導案を取り入れることは、子どもに自信や達成感を与え、語彙力の増加や集中力を高めることにもつながるのです。
また、運動保育士の指導案に基づいた運動遊びを行った後、子どもにテストを行うと、脳の前頭前野が強く活性化していたという研究結果があります。運動遊びと脳の発達は非常に強い結びつきがあり、効果的に行うことで脳の発達を促進する効果があるのです。
運動遊びを通して、体力や運動能力が向上し、健康で丈夫な体を作ることができます。保育園で大勢と遊ぶ環境の中では、感情を抑制する能力や協調性が身につくでしょう。
運動遊び指導案のポイント
そんな運動遊びを効率良く保育の中に取り入れるためには、指導案を立てて計画的に指導する必要があります。
指導案においてまず重要なのは「ねらい」です。
ねらいによって、当日の指導のポイントは変わってきます。その運動遊びを通してどんなことを身に着けさせたいのかを明確にしておきましょう。
また、指導者がどのように働きかけるのかを計画しておくことも重要です。
新人の保育士や運動遊びに慣れていない保育士の場合、どのような助言をすれば良いのか分からない場合があります。動きが人より遅れてしまう子がいた場合や先走って動いてしまう子がいた場合の手立てを、具体的に記しておくとスムーズに運動遊びを指導することができるでしょう。
他に、注意点が考えられる場合はすべて記しておくことをおすすめします。
例えば、運動が好きな子どもは自ら進んで運動遊びを見つけ楽しむ傾向がありますが、苦手な子どもでも生き生きと運動遊びを楽しめるような配慮が必要です。運動保育士が効果的な運動遊びを提案し、子どもと一緒に楽しみながら運動遊びをすることで、苦手な子どもも運動遊びが好きになるでしょう。
運動保育士の資格が保育士にもたらす影響
運動保育士の資格を取得すると、保育士や幼稚園教諭などの子どもと関わる仕事の現場で役立ちます。
就職活動や転職活動の際にも、履歴書の資格欄に「運動保育士 運動遊び実践コース 上級」などと記入することで、さまざまな運動遊びの指導ができることをアピールできます。
また、資格を取得していることから、運動遊びの時間に自信を持って子どもたちと接することができます。子どもと運動遊びを楽しみながら、信頼関係をより強めていけるでしょう。
おわりに
運動遊びをすることで、子どもの健康的で豊かな成長を促すことができます。運動保育士は保育園などでの運動遊びのレパートリーを増やし、毎日の保育をより充実したものへと導くことができる運動遊びのプロです。子どもの運動不足が危惧されている近年、運動保育士の資格はますます重宝されるものとなっていくことでしょう。
運動保育士の資格を取得することで、保育士としてのスキル、そして子どもたちからの人気もきっとさらにアップしますよ。興味のある方は、ぜひ運動保育士の資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。