保育のコラム

保育士6年目ですが、今の職場を辞めたいと思っています。どう判断・行動すべきでしょうか?

2022/07/28

6年目になり、後輩保育士や上司との中間の年次に差し掛かった保育士は、保育という仕事以外にも悩みを抱えることが増えてきます。

6年目で保育園を辞めたいと思った時、どのように判断し、行動するべきなのかご紹介します。

 

 

保育士6年目の中堅保育士が辞めたいと思う主な理由

 

保育士6年目の保育士はどんな理由で辞めたいと思う人がいるのでしょうか。

ここからは保育士6年目に辞めたいと思う理由を具体的にご紹介します。

 

理由1 :給料などが全然上がらないことに不満

 

保育士の給料が安いとは言われますが、実は新卒給与は他職種とさほど変わりません。

しかし、昇給や手当などが少ないことが多いため、6年目になっても給与が新卒時とほとんど変わっていないこともあります。

このことが不満となり、退職を考える人は多いです。

 

理由2:後輩の育成に四苦八苦

 

6年目になると後輩指導も任されるようになります。

自分の仕事だけでも仕事量の多い保育士が、新人保育士の教育やフォローなどをすることに手一杯になってしまうこともあるでしょう。

また、後輩の性格もさまざまで、中にはどうアプローチしても分かり合えない人もいます。

「自分の指導が悪いのかな」「どうやって伝えてもわかってくれない」という気持ちになってしまうことが続くことで、職場を離れたいと考えることがあります。

 

理由3:責任の重い仕事が多く、日々プレッシャーを感じている

 

担任の仕事はもちろん、職種別リーダーなど責任の重い仕事につく6年目保育士。

その責任の重さがプレッシャーとなり、自分を追い込んでしまうことから気分が沈んでしまったりすることもあります。

そもそも保育士の仕事は子どもの命を守るというとても責任の重い仕事の上、さらなる業務上の責任の追加で常に緊張感を持って仕事をし続けることに疲れてしまうこともあります。

 

理由4:結婚や出産、子育てなどライフスタイルに変化があった

 

保育士は女性が9割以上と非常に女性比率の高い仕事です。

新卒から保育士の仕事についた場合、6年目は26〜28歳くらいの年齢となり、結婚や出産などライフステージの変化を迎え始め、仕事とのバランスが取れなくなってしまうことがあります。

最近では結婚や出産をしても働き続ける環境を整える保育園も増えていますが、家庭との両立に不安を抱え退職を検討する保育士は少なくありません。

 

理由5:職場の人間関係が悪い、雰囲気が悪い

 

保育士の職場は女性が多く、うまく人間関係が築けているときは良いですが、一度ギスギスし始めるとどうすることもできなくなります。

また、職員室という場は他から誰か入ってくることも少なく、いじめやパワハラなどがあった場合にも発覚することがなく閉鎖的な場所になりやすいことも、人間関係を拗らせる要因の一つです。

保育士にとって、保育園の人間関係は退職理由の常に上位に来る理由の一つです。

 

理由6:自分のやりたい保育との乖離

 

保育士になりたての時は、とにかく先輩の方針を真似たり園の方針を優先して学んでいた保育も、6年目になり保育士としてキャリアを築いてきたからこそ、自分のやりたい保育が明確になってくる頃でしょう。

その時、今の保育園で目指す保育と自分の理想とする保育の方向が違うことは退職の大きな理由になります。

どちらの保育が正しいということではなく、自分自身が目指す保育が可能な保育園に転職を考え始めることはある程度キャリアを築いたからこその選択でもあります。

 

退職や転職にも体力がいる!保育士6年目で辞めたいと思ったら、体調や精神面の余裕をまずは優先に考えておこう!

 

退職を考えた場合、すぐに辞めるという行動を判断することは時期尚早です。

まず何より、退職や転職には体力も必要ですし、同じような転職を繰り返さないためにもまずは冷静に考えなければなりません。

自分がなぜ辞めたいと考えているのか、次はどういう道に進みたいのかをしっかりとまとめ次の行動に進むようにしましょう。

 

体調や精神面に余裕があれば、まずは相談や転職活動を!

 

退職を考えたときに体調や精神面に余裕があれば、まずは自分なりに退職したい理由や考えをまとめ、相談や転職活動をしてみましょう。

転職活動をすると、自分が次の道でやろうとしていることが叶うのかどうかや他の保育園の様子を知ることができます。

そこから自分の考えに沿った道が見えることで転職をすることも可能ですし、反対に今の保育園の良いところや向いているところが見えるかもしれません。

また、日頃今いる保育園に向けて自分の考えを言ったことがない人の場合、上司などに相談することで解決に向かうこともあるでしょう。

 

体調や精神面に限界を感じていれば、一刻も早く休職・退職に向けて動こう

 

退職を考えた理由に体調や精神面の限界を感じている場合、すぐにでも休職などの手続きを進めることが大切です。

すでに限界まで達している場合は、冷静な判断はできず、安易に退職を選んだとしてもその後の道も冷静に判断できるとは限りません。

まずはゆっくりと体と心を休め、自分の考えをまとめる時間を作ることが先決です。

6年目まで働いていることで、休職制度などの活用も可能ですし、万が一休職が取れずに退職となってしまったとしても、失業保険などの給付もあります。

保育士の仕事は身体が資本です。

まずはゆっくりと自分を労わることを優先し、その後に今後のことが考えられる状況を作っていきましょう。

 

6年目の保育士が辞める一般的なフロー

 

退職を考えたとき、まず最初に行うことは退職の意思を伝えることです。

法的には退職希望日の14日前までに申告をするようになっていますが、一般的には1ヶ月程度前に申告するのが良いとされています。

まずは直属の上司に退職意思を伝え、その後園長に伝えます。

その後、保育園側から退職に関する書類等が発行されますので提出します。

退職日には保険証や貸与品の返却を行い退職となります。

一緒に働く同僚などに伝える場合は、保育園側の指示に従うようにしましょう。

職場の環境などに配慮して情報の解禁日を設ける保育園もあります。

また、引き継ぎについても、後任者が困ることのないようにできる限りしっかりと行うことで、あなた自身の今後の成長に繋がります。

子どもたちや保護者へ退職を伝えるかどうかも保育園の方針によります。

せっかく関わりのあった方々へ直接自分から伝えたいという思いがあったとしても、今後の影響を考えて退職後にプリントなどで伝えるのみにするなど保育園側にも方針があります。

周囲への混乱を招かないためにも、退職についてどのように伝えるかは園長や上司に聞いてみてから進めるようにしましょう。

 

6年目の保育士が辞めたいと思った時によくあるトラブルと対処法

 

仕事も理解し、重要なポジションを任されるようになった6年目の保育士が辞めたいと考え始めると、さまざまなトラブルがあります。

具体的にどのようなトラブルがあるか、事前に知っておくことで対応も変わります。

ここからはよくあるトラブルについて解説します。

 

【1】周りに悪い、迷惑をかける、と思って退職の相談に踏み切れない

 

6年目の保育士は責任のあるポジションにいるだけに、今自分が抜けてしまうことによる周囲への迷惑を考えてしまいます。

人員不足と言われる保育業界で、自分のポジションをそのまま引き継ぐことのできる後任保育士がすぐに採用できるわけではないことも理解しているため、辞めるということを自分のわがままのように感じてしまい、退職の相談さえ踏みとどまってしまうこともあります。

 

【2】6年も続けているので、他の職場に行って馴染めるかどうかが不安

 

6年も同じ保育園で続けていると、ある程度今の保育園に居心地の良さも感じている方も多いでしょう。

また、6年の間に途中入社してくる保育士などが新しい環境に馴染むために苦労している姿を見ていることもあります。

そのため、新しい環境にいって同じように心地よい環境で仕事がすぐにできるとは考えられず、辞めることをためらってしまうこともあります。

 

【3】園側が待ってくれの一点張りで、全然辞めることを承諾してくれない

 

6年目の中堅保育士は保育園にとっても大切な人材です。

そのため、退職の意思を示しても受け取ってくれないことがあります。

できるだけ円満に退職を考えた場合、保育園からの要望を待ちたいと考えている様子が伝わってしまうことで、園側が退職意思を理由をつけて先延ばしにしてくることもあるようです。

お世話になった保育園なので、円満退職が理想ではありますが、明確に退職意思を伝えて期限を区切るなど毅然とした対応をすることも必要です。

 

【4】そもそも上司や園長との仲が悪く、怖くて休職や退職の話を切り出せない

 

退職の第一歩は園長や上司へ退職意思を伝えることですが、そもそも人間関係が悪く退職の意思さえ伝えられない、聞いてもらえない場合もあります。

 

この場合は、まずはお住まいの地域の労働基準監督署にある退職相談窓口に相談してみることをおすすめします。

退職に関するトラブル自体は労働基準監督署が直接介入してくれる問題ではありませんが、窓口の相談員たちは数々の退職に関する相談を受けているため、個々の状況に応じた解決手段について相談に乗ってくれるでしょう。

また、最近では退職代行サービスを提供している業者もあります。

どうしても直接の交渉ができない場合は、こうしたサービスを利用することも検討してみましょう。

 

【5】退職に必要な書類を園側が発行してくれない

 

退職をさせたくない保育園側の意向により、退職意思自体は伝わっているものの、忙しいなどを理由に退職に関する書類を発行してくれないなどの場合があります。

この場合もお住まいの地域の労働基準監督署にある退職相談窓口に相談してみることをおすすめします。

悪質な場合は、指導に入ってくれる場合もあります。

 

6年目で保育士が辞めたいと思う事はよくある!辞めたいという本心を大切に、体調を最優先で行動しよう!

 

保育士になって6年をすぎると理想とする保育が明確になり、今後のキャリアを考えるなど、辞めたいと考える人は増えていきます。

また、プライベートのライフステージの変化に伴い、辞めなければならない状況も出てくることもあるでしょう。

そのこと自体は決して珍しいことではなく、次へ進むために考える時間を取ることは大切なことです。

ただ、やみくもに辞めてしまっても良いことはありません。

自分がなぜ辞めたいのか、それが次の保育園で叶うキャリアなのかなどを冷静に考え、時には転職活動を通じて考えてみることは、今後の自分自身のために必要なことです。

焦る必要も誰かに遠慮する必要もありませんので、ゆっくりと考え次のステップに進むように自分なりの本心を大切にしていきましょう。

ただし、すでに体調や精神面で影響が出ていて辞めたいと考えている場合はすぐに休養を取ることを考えましょう。

保育士は気力と体力どちらも必要な仕事です。

この先の保育士としてのキャリアを考えるのであれば、まずは体調を優先し身体を休ませてあげることが先決です。

 

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