保育のコラム

【主婦の再就職は難しいと考えている人必見】再就職を成功させる4STEP

2021/08/02

【主婦の再就職は難しいと考えている人必見】再就職を成功させる4STEP

 

「結婚や妊娠を機に仕事を辞めたけど、再就職したい」という主婦の方が増えています。

 

ただ、家庭との両立の中で「幼い子どもがいるから」「ブランクがあるから」などという理由でなかなか踏み出せない方が多いのも現実です。

 

本当に主婦の再就職は難しいのでしょうか。

 

実は今、主婦の再就職自体は難しくありません。

 

共働き家庭も増えていますが、何も産休育休をとって継続的に働き続けた方ばかりではありません。

 

多くのかたが一度仕事を辞めても、しっかりと再就職しているのです。

 

そこで、今回は主婦の再就職についての現状や支援、再就職までのステップをまとめてご紹介します。

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

実は主婦の再就職のハードルは年々低くなっている!

 

 

一度、家庭に入り専業主婦となった人の就職は困難と言われたこともありますが、実は年々そのハードルは下がっています。

 

労働人口の低下により、かつての正社員のみの時代も終わりました。

 

雇用の多様化により、ライフスタイルによって働き方を選ぶことができるようになった昨今は、主婦がライフスタイルを維持したまま再就職することも難しくはありません。

 

ここからは具体的にどのような変化があるかをご紹介します。

 

 

時短勤務などライフスタイルに合わせた働き方が増えているから

 

 

2017年、政府が取りまとめた「働き方改革実行計画」には、「柔軟な働き方がしやすい環境整備」という項目が入りました。

 

具体的には、ICTを活用し時間や空間に制約されない働き方の「テレワーク」や、「副業・兼業」の普及などを目指す内容が盛り込まれ、勤務形態の多様化を促しています。

 

加えて2020年には新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、企業は半強制的にテレワークの導入を推し進めざるえない状況となり、新しい生活様式が始まりました。

 

これに伴い、テレワークや時短勤務制度などが従来よりもより積極的に活用されるようになったのです。

 

テレワークや時短勤務により長時間拘束されることがない働き方は、主婦にとってはメリットが大きく、子育てや介護など家庭とも両立しやすいため、制度を活用した再就職をしている人は多くなっています。

 

女性の再就職支援が行われているから

 

 

現在、国や地方自治体では女性の再就職支援が行われています。

 

 

支援内容は国や地方自治体で異なりますが、まずは下記にあるような情報サイトから再就職に必要な支援情報を収集してみると良いでしょう。

 

 

<男女共同参画局「女性応援ポータルサイト」>

女性応援テラス

 

女性応援ポータルサイトでは、就業支援のページには、企業に対しても女性の社会進出を支援するための取り組み方の情報もあり、女性、企業双方に理解を促すなどしています。

 

これから再就職をする上で不安な方はぜひ情報の一つとしてチェックすると良いでしょう。

 

 

<東京 女性しごと応援テラス>

 

女性の仕事応援テラス

 

女性しごと応援テラスは東京都の運営する働く女性の応援サイトです。

 

復職や就職情報はもちろん、必要なスキル研修などを幅広く提供してくれており、これから仕事にチャレンジする人にとって有益な情報が詰まっています。

 

これは東京の一例ですが、各自治体がそれぞれ地域性に合わせたサイトを運営しているため、お住まいの地区の自治体を検索してみると良いでしょう。

 

それでも、主婦の再就職が難しいと感じる理由

 

主婦の再就職が難しいと感じてしまう理由の一つが、「自分の譲れないポイント」「妥協できるポイント」が明確になっていないことです。

 

例えば、「正社員、高給、柔軟な時間の使い方が可能」などと理想ばかり追っていても残念ながら余程の資格かスキル、経験がない場合は叶えることは難しいです。

 

ですが、「自分の譲れないポイント」を柔軟な時間の使い方が可能出あることに絞り、「妥協できるポイント」を給与と雇用形態にした場合、それを叶える職場は比較的容易に見つけることが可能になります。

 

逆に「自分の譲れないポイント」高給とし、「妥協できるポイント」を柔軟な働き方と雇用形態にした場合、これまでのスキルや経験、使える時間の長さなどから職場を探すこともできます。

 

再就職に困らないために大切なことは、「自分が絶対守らなければならない制約条件はなんなのか?」ということを明確にすることで、それが明確であれば、「自分がどこで働くのが最適なのか?どういう雇用形態がそれを実現できるのか?」という探し方に移行することです。

 

ここ数年、働き方改革などの影響もあり、柔軟な働き方が可能である会社も増えてきました。

 

また、ロストジェネレーション世代や主婦層などに社会復帰を促す目的の行政による公的研修も増えています。

 

まずはご自身の働き方をしっかり考えた上で仕事探しをすれば、再就職のハードル自体は決して高いものではありません。

 

 

【主婦の再就職は難しいと考えている人必見】再就職を成功させる4STEP

 

 

では、実際に主婦が再就職するにはどのようなステップを踏めば良いでしょうか。

 

「就職活動」というと難しく感じるかもしれませんが、順を追ってステップを踏めば、決して難しいものでは無いので安心してください。

 

 

STEP1:主婦が再就職を考える場合には、譲れないポイントと妥協できるポイントを明確に!

 

 

先程の章で述べた通り、まずは自分が譲れないポイントと妥協できるポイントを明確にしましょう。

 

子育てや家事があったり、介護や習い事など、人それぞれ抱えている事情が違います。

 

また働く目的も家計補助であったり、キャリアアップなど様々でしょう。

 

働ける時間や目的などしっかりと自分の中で考えをまとめ、働くための軸を整えましょう。

 

 

STEP2:譲れないポイント、妥協できるポイントに合わせて「働き方(雇用形態)」をまずは選ぼう!

 

 

STEP1で譲れないポイントや妥協できるポイントを洗い出したので、その項目によってまずは希望の雇用形態を決めます。

 

雇用形態は大きく分けると下記の3つあり、それぞれについてご紹介します。

 

・正社員

・派遣

・パート・アルバイト

 

 

給料の高さや安定性、キャリアアップなどが譲れないポイントなら「正社員」

 

 

キャリアアップや給料の高さを重視する場合は正社員がおすすめです。

 

正社員は雇用の期限がなく、将来的なキャリアアップをを描くことができるため、長期的に給料を安定して稼ぐには最適です。

 

ただし、基本的に正社員はフルタイムや残業の可能性などがあることが普通です。

 

また、場合によっては転勤などの可能性もあります。

 

家庭の時間を優先したり、融通がきくことを最優先する場合には採用の可能性が低い場合があります。

 

一方で、最近では在宅勤務や時短での正社員募集も増えてきました。

 

条件の良い求人は競争倍率も高くなりますが、これまでの経験や活かせる資格、キャリアがある場合は挑戦してみるのも良いでしょう。

 

 

残業無しなど、労働時間の制約がある程度あるなら「派遣」などの非正規雇用

 

 

残業は絶対にできない、労働時間は固定でなくてはならい、などの制約がある場合におすすめは派遣のような非正規雇用です。

 

業種や契約にもよりますが、基本的には契約時に「残業なし」の条件で働き先を紹介してもらうことで、残業はありません。

 

また、スキル研修などについても派遣会社が提供していることがあります。

 

そのため、しばらく働いていない場合でも研修を通じて実践経験を思い出しながら就職することが可能です。

 

ただし、契約による有期雇用が前提になりますので、将来的に必ずしも長く勤務できるとは限りませんので、長期的なライフスタイルを考えた上で選択することをおすすめします。

 

 

好きな時に働きたいなら「パート・アルバイト」

 

 

「パート」や「アルバイト」は給料は少ないものの、シフト勤務である場合も多く、働ける時に短時間のみ働くことができるメリットがあります。

 

また、選べる職種も軽作業や飲食店など、経験やキャリアがなくとも応募可能な求人が多数あります。

 

働くこと自体に慣れていない場合やスキルや経験などがないなど、自信がないという方にとってもまずは気軽にパートやアルバイトから始めてみると良いでしょう。

 

 

STEP3:働き方の次に職種を選ぼう!おすすめは、子育て関連の職種

 

 

主婦や子育ての経験を活かせる職業として、保育士、ベビーシッター、幼児教育などがあります。

 

保育士の資格を持っている場合は、現在保育士不足に悩む保育園が多いためパートや派遣保育士など、さまざまな働き方があるため、子どもが小さい場合や家庭を疎かにしたくないという場合でも働きやすいです。

 

一方で、資格や経験がない場合はこれまで家庭で行なっていた子育て経験や家事経験を活かせる仕事がおすすめです。

 

子育て関連の職種の場合、家庭の事情などを考慮してくれる求人もたくさんあります。

 

STEP4:最後に応募する求人を選ぼう!主婦が再就職する上であったら良い、主婦におすすめの3つの職場環境!

 

 

働き方と職種が決まったら、早速求人選びです。

 

とはいえ、ども求人も基本的な情報とよいことしか書いていないのが現実で、久しぶりの就職の場合迷ってしまうことが多くあります。

 

そこで、求人選びのポイントを3つご紹介します。

 

 

【1】研修体制が整っている

 

 

主婦の再就職はかなりのブランクがある場合も少なくありません。

 

そのため、過去にスキルがあっても不安になってしまうこともあります。

 

再就職は基本的に中途採用です。

 

即戦力を求められることも少なくなく、研修制度がない場合も多いです。

 

不安がある場合は、研修体制がきちんと整っている職場を選ぶと安心でしょう。

 

 

【2】自分の他にも同じ立場の人が働いている

 

前例がないと、「子どもが熱を出したのですぐに帰らなければならなくなった」というときなどに受け入れてもらいづらい場合もあります。

 

何人か主婦という同じ立場の同僚や再就職までにブランクがある同僚の採用実績があると、職場の理解がある程度あるため、融通が利きやすいでしょう。

 

求人には書いていないこともありますが、面接などで質問してみると教えてくれる場合が多いです。

 

 

【3】勤務時間や、勤務日数など柔軟な働き方に対応できる

 

相手方の条件に無理して合わせてしまうと、家庭や子育てとの両立がうまくいかなくなり、すぐに辞めてしまうということになりかねません。

 

勤務時間や勤務日数などの条件は確認しましょう。

 

また、面接時はついつい採用されたい一心で要求を飲んでしまうことがあります。

 

できる範囲と無理をしなくてはならない範囲を自分の中でしっかりと線引きをしておくことが大切です。

 

 

主婦の再就職は難しくない!自分の納得のいく再就職を成功させよう!

 

【主婦の再就職は難しいと考えている人必見】再就職を成功させる4STEP

 

しばらく働いていないと、再就職を難しく感じてしまうことは当然です。

 

しかし、順を追っていけば主婦の再就職自体は難しくありません。

 

久しぶりの就職活動にあれもこれもと難しく考えていることが難しくしているのです。

 

自分自身がどんな働き方をしたいのか、何を妥協できるのか、何を絶対に譲れないものとするのかをしっかりと考えていけば良いだけです。

 

もちろん応募する全ての求人に採用されるわけではありませんが、それは条件が合わないということであっただけであり、よくあることです。

 

自分自身の納得いく再就職をするために、しっかりと考えて行動していけば必ず良い就職ができます。

 

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