保育のコラム

通信教育で保育士の資格を取るにはどのくらいの期間が必要?確保したい時間とは

2017/10/04

通信教育で保育士の資格を取る

 

保育士として働くには「保育士資格」が必要です。大学や短大、専門学校を卒業し資格を取得することも可能ですが、事情により通うことが難しい方も少なくありません。そこでおすすめしたいのが、通信教育を利用した資格取得です。通信教育なら必要な項目をピンポイントで学習できるため、時間がない方にもぴったりの選択ではないでしょうか。今回は、通信教育で保育士資格を取るにはどのくらいの期間が必要か、ご案内します。

 

 

学習期間の目安

 

学習期間の目安保育士試験は、合格率が例年2~3割と難易度の高い試験です。保育士試験は一般教養などの問題は一切なく、全て専門知識が問われます。科目数も多く、筆記試験は9科目に分かれており学習内容も多岐にわたると言えるでしょう。ただし合格ラインは、正解率60%以上(マークシート方式)のため通信教育でも十分挑戦できる資格です。

 

学習時間は、最低でも1年間は必要と言われています。しかし、既に保育園で保育補助の仕事をしている方や幼稚園免許などを持っている方であれば、基礎学習ができているため、その分短い学習期間で合格できる傾向にあると言えます。

また子育ての経験がある方であれば学習内容も身近で理解しやすく、短い学習期間で習得できるかもしれません。標準的な学習期間は設けられていますが、合格までの期間は人によってさまざまというのが実情です。参考にしすぎず、自分のペースで毎日どれだけ学習することができるかを重要視するようにしましょう。

 

保育士講座の選択

 

保育士になるには、筆記試験9科目と実技試験2科目に合格することが必須です。まず、筆記試験全科目を6割以上の得点で合格しないと実技試験に進むことはできません。通信教育には各教科の学習をしっかり行い、総合的に復習することができるメリットがあります。また、自分の時間を有効活用できる点も強みと言えるでしょう。自分のペースで効率的に学習を進めることができるため、空き時間や隙間時間を上手に活用することができれば合格が近づきます。

 

通信教育にもさまざまな講座があります。どの講座を選ぶか悩むことも珍しくありません。参考までに、大手2社の通信講座を比較してみると、一方では、初心者でも12カ月で試験合格できるようにカリキュラムが組まれ、もう一方は、最短6カ月で試験合格が目指せるなど、それぞれ謳われています。個人差はありますが、初めて保育士について学ぶ方が6カ月で保育士試験に合格しようとなると、かなり学習時間を確保しなければならないでしょう。その反対に、もともと基礎が身についている方の場合、12カ月もいらないかもしれません。

 

同じ通信教育でも、自分の今の仕事、生活環境、性格(コツコツと毎日独学できるか)、金銭面など総合的に踏まえた上で、自分に合った講座を選択するようにしましょう。

 

保育士試験の内容

 

保育士試験の内容保育士試験は、1度合格した科目は3年間有効となります。そのため、1度に全科目合格しなくても、3年以内に全科目合格を目指すことも可能です。通信教育で送られてくるテキストは、始めから順番に進めても、興味のある分野から初めても良いので自分のペースで学習していくことができます。また1つでも多く科目合格することができれば、その分次の試験では受験科目が減るため学習時間も短くて済みます。

 

筆記試験全科目合格後、次は実技試験が待ち受けています。「音楽」、「絵画」、「一般」の中の3教科から出題され、さらにその中から2教科選択可能することができます。

大変そうに思えますが、実技試験には「チェックされるポイント」があるため、そこを繰り返し練習しておくと良いでしょう。絞り込むべきポイントは通信教育でも詳しく教えてもらうことができます。

 

自分だけで学習するのは不安という方には、数年間の学習サポート期間がある通信教育や、専属の先生が課題を添削して質問に回答してくれる講座もおすすめです。

 

おわりに

 

平成27年までは年1回しか実施されなかった保育士試験が、平成28年から年2回実施されることになり、保育士になれるチャンスが一気に増えました。

仕事をしている方や主婦、子育て中の方は学習時間をあまり確保できず、資格取得に二の足を踏む方もいらっしゃるのではないでしょうか。通信教育は、時間がない方の味方であり、合格への近道です。自分のライフスタイルにあった通信講座を選択し、憧れの保育士を目指しましょう!

 

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