保育のコラム

【派遣保育士への転職インタビューvol.3】50代から保育士に転職、直雇用の正社員から派遣保育士に

2020/08/07

派遣保育士は保育の仕事に復帰したいけど、ブランクがあり不安という方にとっても人気の働き方です。

基本的には定時で仕事を終えられる上、保育園と保育士の間に派遣会社のコーディネーターが入るため、保育園内で相談しづらいような事も派遣会社のコーディネーターに相談をしたりすることができます。

今回は29年間働いた会社の退職をきっかけに、保育士に転職を決めたTさんに、保育士として再び働き始めた動機や、50代から派遣保育士として保育現場に復帰した所感をインタビューしました。

明日香で派遣保育士として働き始めたきっかけを教えてください。

元々私は幼稚園の先生として働いていたのですが、腰痛のために1年で他の業界に転職をしました。

その業界で29年間働いていたのですが、その会社の退職を機にもう一度保育士や幼稚園の資格を活かした仕事をしようと思い、自分で求人を探し、小規模保育園で保育士として働き始めました。

ただ、神奈川県内の小規模保育園の勤務時間が長かった事と、息子の部活の役員をやることになり、両立が難しいと感じたことがきっかけで他の園に転職を考えるようになりました。

そんな時に、明日香さんの派遣の求人を見つけて応募させて頂いたのがきっかけです。

派遣という働き方について登録前はどう思っていましたか?

最初の段階ではそもそも派遣の保育士があるという事自体知りませんでした。

元々保育園で働く前は29年間別業界の会社に勤めていて、その会社にも派遣社員さんがいたので、もちろん派遣という業態は知っていたのですが、保育士で派遣という働き方ができるという事は明日香さんの求人を見て初めて知りました。

もちろん派遣という働き方に対して賃金面や、仕事がなくなったらどうしようなどの不安はあったので、明日香さんの派遣の求人に出ていた賃金と働いていた保育園の賃金を比べたりしました。

色々な手当てを含めた保育園の賃金と比較しても、明日香さんの派遣の求人と大差なかったのと、時間が固定だという事に魅力を感じて面接を受けさせていただいたという感じです。

それに、面談の際に安里さんに色々とお話を聞いていただいて、派遣という働き方について色々と教えていただいて、安心した事も大きいと思います。

コーディネーター

安里

そうですね。以前ご勤務されていた保育園でのご苦労がお話をお伺いしていて分かったので、派遣という働き方について、勤務の内容や条件、そして安心してお仕事ができますというところをまずお伝えできればと思いました。特にお子様の部活の役員のことだったり、そちらとの両立をきっちりされたいと言う事だったので、それが実現できるのが派遣の魅力かなと思ったので、そこはしっかりとお伝えさせていただきました。

50代で保育の仕事をもう一度始めるにあたって不安とかはなかったですか?

最初は「大丈夫かな?」と正直思っていたんですが、実際勤めてみると自分と大して変わらない年代の方が保育士として働いていて「あ、私の年代でも全然できるんだ」と安心しましたね。

それに、私が20代で幼稚園に勤め始めた頃に比べると走り回っている子が少なかったり、遊び方も昔とは変わっていて、体力的にきついという感じは全然ないです。

むしろ、LaQ(ラキュー)とか、「これ私もやってみたい」と興味をそそられるようなおもちゃが多いですし、知的なおもちゃも多いので、逆に子どもに教えてもらうことも多いです(笑)

やっぱり30年前と比べると、子どもたちの行動や感性が全然違うので、私にとってはすごく新鮮です。おかげで子どもと毎日一緒に楽しく遊べています。

明日香に登録されてから、どんな経緯で今の保育園に入職されたんですか?

求人に応募をして、その後に横浜で面談を受けました。

その際に、改めて希望する条件などをコーディネーターの安里さんにお伝えして、面談後に条件に近い求人を紹介していただきました。

時給も良かったですし、通える範囲内だったので、「ぜひ顔合わせをさせていただきたい」というお願いを安里さんにしました。

その後は、安里さんに園との日程を調整していただき、園見学をして、とんとん拍子で決まったというのが大まかな流れです。

今現在の1日の仕事内容とスケジュールを教えてください。

8時半に出勤して、9時45分ぐらいまでは自由遊びの時間で、子どもたちとLaQ(ラキュー)をやったり、ジグソーパズルをしたり、お絵かきをしたりして一緒に遊んでいます。

9時45分ぐらいからお片付けをして、朝の会みたいな感じで、みんなで2曲ぐらい歌を歌っています。

その後から11時20分までは、各クラスに分かれて、クラス活動の時間です。

クラスによってやる活動は違いますが、私の担当するクラスではお散歩に行ったり、園庭で遊んだり、製作をしたり、色々な事をやっています。

11時20分ぐらいから手洗いやトイレを済ませて、11時半からお昼ご飯の時間です。

お昼ご飯の後は、だいたい14時半ぐらいまでお昼寝をします。

私は5歳児クラスを担当しているのですが、眠い子は寝て、起きている子にいつも本を読んであげています。

お昼寝の時間の後は、15時から午後のおやつの時間で、一緒におやつを食べて、その後は自由時間です。

自由時間は天気がよければ園庭で遊んだり、部屋で一緒に遊んだりして過ごしています。

コーディネーターとは普段連絡のやりとりはされていますか?

はい。何かあった時にはお電話で安里さんにご報告や相談をさせていただいています。

最初に勤めていた保育園でトラブルがあった際には色々安里さんにお話を聞いていただいたり、相談させていただいたりしていました。

また、最近では、コロナの影響で勤めていた保育園の園長先生から私たち保育士に直接勤務をどうするかというお話があったのですが、「私はどのように対応したらいいか」という事についてお伺いしました。

その後も非常事態宣言が出て、保育園の状況が毎日のように変わったり、保育園側からシフトに入ってもらえないかとお願いされたりする事が多かったので、その都度安里さんにご報告するようにしていました。

派遣保育士として実際に働き始めていかがですか?違和感を感じた部分などはありますか?

実際に派遣として働いてもう1年以上になりますが、基本的に定時で上がれますし、お給料も前の保育園と同じぐらいいただけているので、今は派遣で働いてよかったなと思っています。

特に違和感を感じた点はないのですが、強いてあげるとするならば、担任を持っている派遣の方と保育補助をされている方の境界が不明確な点に少し違和感を感じました。

以前、私は0歳児のクラス担任の保育補助という形でお仕事をしていたのですが、担任の先生がお二人ともインフルエンザにかかってしまい、私が1週間何も分からないまま担任をやる事がありました。

他の先生方に聞いた話だと保育園によって保育補助でも求められる事だったり、対応範囲が違ってくるみたいで、状況も状況だったので、仕方のない事だとは思うんですが、もう少し保育補助との境界がはっきりしているとより良いと思いました。

コーディネーター

安里

その節は急遽ご対応頂きありがとうございました。保育現場では、時にイレギュラーな対応も必要な場合がございますが、引き続きサポートさせて頂きます。また、保育園によってそのあたりの考え方が違ってくるので、私たちも園ごとに業務の役割分担を、より正確に把握するようにしていきますね。

いつもありがとうございます。私自身、言わずには気が済まないという性格で、特に不満があったり、何かをしてほしいという事ではないんですが、「こんなことあったんですよ」と言うことで落ち着く部分もあるので、そういうお話をコーディネーターさんに聞いていただけるというのは大変有難い事だと思ってます。

また、前の園でトラブルに巻き込まれてしまった時にも安里さんには相談させていただき、他の園への変更など色々対応いただきました。

コーディネーター

安里

そうですね。基本的にそういったトラブルなどが起きた際には私たちの方でも改善に向けてご調整させて頂いたり、場合によっては他の園でのお仕事をご案内致しますので、何かお困り事ございましたらお気軽にご相談くださいね。

保育のお仕事をしていてどんな所にやりがいを感じますか?

子どもが「せんせー!」って言いながら私に抱きついてきてくれたり、頼ってくれたりすることがすごく嬉しいです。

以前私は0歳児のクラスを担当していたのですが、1日だけ病欠や私欠などで9人中2人しか来ない時があったんです。2人しかいなかったので、担任の先生だけ残して私は1歳児のクラスに応援に行くことになりました。

それで、17時になってもうお迎えも来るかなぁって時に、0歳児クラスの2人を、1歳児クラスで一緒に見ましょうという事になったんです。

0歳児クラスの2人が合流するなり私に抱きついてきたんですよ。ささいな事なんですが、それがすごく嬉しくて、「保育士やっててよかった!」って思えた瞬間でしたね。

また、保育園で働き始めた初日の仕事終わりの時に一人の女の子が「先生、明日も来てくれるよね」って言いに来てくたんです。そういう風に言ってもらえた時に「よっしゃ!明日も頑張ろう」って思いますし、やりがいに繋がっているんだと思います。

コーディネーター

安里

そう言っていただけると、お仕事を紹介した側としても嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。

こちらこそ、いつもありがとうございます。

保育士派遣求人_記事下バナー

カテゴリ
保育士インタビュー
保育士・幼稚園教諭・ベビーシッターの求人専門サービス「ずっと保育士」