派遣保育士という新しい働き方!保育士が派遣で働くメリットとデメリット

女性の働き方の多様化が進む昨今、女性が全体の9割以上を占める保育士の働き方の選択肢も多様化してきています。
その中でも、「派遣保育士」は、「子育て(育児)や家庭と両立しながら働きたい」という方をはじめ、自分自身のライフスタイルに合わせて柔軟に働き方をアレンジしたいという方に選ばれている働き方です。
特に女性は、結婚や出産、子育て、復職などライフスタイルの変化が多く、保育士としてずっと正社員で働きたいと思っていても、仕方なく保育士をやめなければなない・・・という方も少なくありません。
そんな「自分自身の人生の変化に仕事や働き方を合わせる」というタイミングで選ばれるのが、パートやアルバイト以上正社員未満の収入を得つつ、自分のライフスタイルに合わせて出勤日数や時間をアレンジできる自由度の高さを持つ派遣保育士という働き方です。
例えば「夫が転勤族で、3〜4年に1度転勤があり、正社員としては働き辛い・・・ただバイトやパートでは収入が足りない」という方や、「保育士以外にも色々な自分の可能性を試してみたい!」と派遣で保育士として働きながらフリーランスで他の業務に挑戦したいという方、日中は働けないが朝2時間、夜2時間だけ働けるというように働く時間に制限があるという方、「人間関係が不安なので、正社員になるのが不安・・・」という風に正社員として働く事に不安を抱えている方など、何らかの事情で、働き方に制約があるという方が実際に明日香で派遣保育士として働いています。
また、正社員のように責任の重い業務や持ち帰り作業、残業などが発生しにくい点から、「子育てがひと段落して保育士として復職したいが・・・ブランクが気になる」という保育士への復職の際のファーストステップとしても注目されている働き方です。
実際に明日香でも40代以上の保育士の方が活躍されています。
本記事では、そんな派遣保育士について、具体的な仕事内容や働き方、待遇、メリットやデメリットから求人の探し方に至るまで、明日香の事例やコーディネーターのアドバイスも交えながら、詳しく解説いたします。
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※今回派遣保育士の記事作成にあたり、明日香で現役の派遣保育士のコーディネーターの3名に、監修協力をしていただきました。


小学生の女の子の子育てをしながら、コーディネーターとして派遣や紹介の転職サポートをしている。前職でFPの資格を取得、ライフプランに合わせた働き方の相談も得意。


新卒で保育士として6年間働きその後、明日香に入社。人材コーディネーターとして元保育士の現場目線でのサポートを心がけている。一児の父。


保育士として長年勤務した経験を通し保育のキャリア支援に関心を持ち、明日香に入社。人材コーディネーターを経て現在、カスタマーサービス部門にてサポート業務を行っている。
派遣保育士とは?

派遣保育士とは、「保育士人材派遣会社に雇用された社員」です。
つまり、保育園から直接雇用されている訳ではなく、派遣保育士の雇用主は人材派遣会社となります。
保育園では、人材派遣会社から派遣された保育士の業務上の指示や管理などを行いますが、給与支払い・福利厚生・勤怠管理などは、人材派遣会社が担当します。
具体的には、下記のようなイメージです。
正社員・パート・アルバイトとの違い
派遣保育士は人材派遣会社、正社員やパート・アルバイトの保育士は保育園が雇用主となるというのが大きな違いです。
そのため、派遣保育士の場合には、給料の支払いや社会保険、福利厚生、雇用期間、現場での指示や管理などについて、次のように担当が分かれています。
表1:派遣保育士・正社員保育士やパート・アルバイト保育士違い
| 派遣社員 | 正社員・パート・アルバイト | |
|---|---|---|
| 雇用主 | 人材派遣会社 | 保育園を運営する 団体・株式会社 |
| 給料支払い | 人材派遣会社 | 保育園を運営する 団体・株式会社 |
| 保険・福利厚生 | 人材派遣会社の 規定に従う |
保育園を運営する 団体・株式会社の規定に従う |
| 雇用期間 | 有期雇用 ※各会社の規定によるが、原則3年が限度。 無期雇用派遣などもある。 |
・正社員:無期雇用 ・パート・アルバイト:有期雇用 |
| 保育園での指示・管理 | 保育園 | 保育園 |
雇用主の違いの他に、基本的には雇用期間が決まっている「有期雇用」であるという点も正社員とは異なる点です。
雇用期間は人材派遣会社と保育園の間で決まりますが、2015年の労働者派遣法の改正により、派遣社員が同じ事業所で3年を超えて働くことができなくなってしまったので、最長でも同じ保育園では3年しか働けないという上限があります。
もし、仮に3年以上同じ事業者で派遣保育士として働く見込みとなった場合には、次のような措置を人材派遣会社から受けることが可能となりますので覚えておきましょう。(※1)

※1:参考文献 厚生労働省「派遣で働く皆様へ」を参考に編集部が作成
保育士の「派遣」のタイプは3種類ある
派遣保育士は、人材派遣会社に登録して、そこから保育園に派遣されるというイメージが強いと思いますが、実は派遣保育士には「登録型派遣」「紹介予定派遣」「無期雇用派遣」という3つの派遣のタイプがあります。
実際には、登録型派遣がほとんどで、紹介予定派遣や無期雇用派遣は少数になってしまいますが、どの派遣タイプを選択するかによって勤務形態や給料体系、働き方やその後のキャリアが大きく異なってくるので、より自分の状況に適した働き方を選択するためにも、違いをしっかりと把握しておくことが大切です。
【1】登録型派遣

登録型派遣は、保育士人材派遣会社に登録し、派遣先の保育園で勤務するというものです。
一般的に浸透している「派遣」のイメージはこの登録型派遣になります。
【2】紹介予定派遣

紹介予定派遣とは、派遣先の保育園の正社員雇用を前提として、数ヶ月間派遣保育士として働くというものです。
保育士側が「ここなら正社員として働いていけそう」、保育園側が「この方ならしっかりと勤務してくれそう」という風にお互い納得した上で正社員として就職・雇用できるというのが紹介予定派遣のメリットです。
最長6カ月勤務したのち、保育園、保育士のお互いの合意のもとで正式に保育園に雇用されることになります。
派遣として働く期間は、雇用主は人材派遣会社になります。 お互い納得した上で正社員として雇用されるため、もちろん100%が雇用される訳ではありません。
厚生労働省「令和4年度 労働派遣事業報告書の集計結果」によれば、紹介予定派遣の末に直接雇用されたのは約16%程度になります。
また、採用までに時間がかかってしまうという事があり、すぐにでも人手不足を解消したい保育園にとってはメリットが薄く、「紹介予定派遣」を募集している保育園が少ないというのがデメリットです。

紹介予定派遣ではなく、通常の登録型派遣で働く保育士の中には、「派遣」で働いた保育園がとても良かったからという理由で正社員として就職する方も毎年数名いらっしゃいます。
【3】無期雇用派遣
無期雇用派遣は、その名前の通り保育士人材派遣会社と無期限で契約をして働くというものです。
派遣は有期雇用が一般的で、その雇用期間も2015年に改正された労働派遣法によって、「派遣保育士は原則として、同じ事業所に3年以上は働くことはできない」という風に定められていますが、無期雇用派遣の場合、この3年制約はありません。
また、通常の派遣であれば、派遣先の保育園で働いて初めて給料が発生しますが、無期雇用の場合には派遣先が決まっていない待機の段階でも給料が発生します。
そのため、収入が途切れることなく安定するというのがメリットと言えます。
一方で、無期雇用派遣の場合には、限られた期間だけ働いたり、休暇を比較的簡単に取得したりなど、一般的な派遣のメリットでもある働き方の自由度が大きくありません。
ただ単に「収入が途切れない」という理由で選ぶのではなく、しっかりとデメリットも考慮した上で選ぶことが大切です。
派遣保育士の仕事内容

派遣保育士といっても、保育士としての仕事内容は同じです。
子どもたちとのふれあいや、子どもたちの自立を支援し、見守るというやりがいは同じようにあります。
派遣された園の種類や保育方針などによって細かい仕事内容は変わってきますが、基本的には「保育補助」や「フリー」などの仕事を任される事が多く、担任業務などは少ない傾向があります。
極端に言えば、派遣保育士はパートやアルバイトの保育士と同等の仕事が多いといえるでしょう。
そのため、業務負担が正社員に比べて少ない上、基本的に持ち帰り作業や、残業などはほとんどありません。
こういった残業や持ち帰り作業、業務負担の少なさが子育てなど家庭との両立を望む保育士や、40〜60代で保育士に復職したいという方にとってはありがたく、派遣保育士が注目されている最大の理由なのです。
一方で、同じ派遣でも「紹介予定派遣」の保育士については、担任業務など、より責任のあるポジションを任されることもあります。
紹介予定派遣は、正社員を前提とした雇用のため、その能力があるかどうかや、入社後のミスマッチがないように仕事を割り当てることが多いようです。
紹介予定派遣の保育士は、どちらかというと正社員の保育士に準じた仕事と考えても良いでしょう。
明日香の派遣保育士の仕事内容・1日のスケジュール事例

実際に派遣保育士がどんな仕事内容で、どんなスケジュールで行っているのかを見ていただいた方が実感が湧きやすいと思うので、明日香で実際に働いている派遣保育士さんの1日の仕事のスケジュール例をいくつかご紹介します。
20代派遣保育士Wさんの仕事内容と1日のスケジュール(保育園、8:30〜17:30、週5日フルタイム)
私は今年度、去年のクラスからそのまま持ち上がりで、3歳児のクラスを担当しているのですが、まず、朝出勤して、各クラスの先生たちに挨拶しに行って、子どもたちと一緒に自分の担当クラスに入ります。
担任の先生がいて、その先生のサブで午前中はずっと動いています。
子どもたちがご飯とかお昼寝をしている間に、お昼ご飯に1時間休憩をいただきます。
休憩が終わったら、何か作業あるかを担任の先生に確認して、主に事務作業をします。
子どもたちが起きたら、おやつの準備とかをして、それが終わったら帰りまでずっと子どもと一緒に遊んだりしてます。
園庭とかで走るのが好きな子と一緒に走ったりもしていますし、室内だったら一緒に歌いながら遊んだりとか、おままごとをやったりとかしてますね。
これがだいたいの1日のスケジュールと仕事内容です。
40代派遣保育士Kさんの仕事内容と1日のスケジュール(公立保育園、8:30〜17:15、週3日シェアタイム)
私は基本的に朝8時半から17時15分までで仕事をしています。
月に1回ずつ早番の勤務と遅番の勤務があるんですが、早番の時は朝7時から夕方の15時45分まで、遅番の時は朝9時30分から夜の19時までです。
日中は子どもたちを迎え入れてからお散歩に出たり、外遊びや室内遊びをした後に昼食の時間、お昼寝、午後はおやつの時間の後に室内又は外遊びという流れで保育に携わっています。
子どもたちのお昼寝の時間には、連絡帳や日誌を書いたり、事務作業をしています。
子どもたちが起きたらおやつの時間になるので、子どもたちの着替えを手伝っておやつを食べて、外遊びに出たり、室内で遊んだりという感じで大体1日が終わります。
1日の間に1時間休憩を取れるんですが、休憩時間は日の流れによってどこで取るかが変わってきますね。
引用元:【派遣保育士への転職インタビューvol.2】ブランクを経て派遣保育士に!Wワークのためにシェアタイム派遣という働き方を選択!
50代派遣保育士Tさんの仕事内容と1日のスケジュール(公立保育園、8:30〜17:30、週5日フルタイム)
8時半に出勤して、9時45分ぐらいまでは自由遊びの時間で、子どもたちとLaQ(ラキュー)をやったり、ジグソーパズルをしたり、お絵かきをしたりして一緒に遊んでいます。
9時45分ぐらいからお片付けをして、朝の会みたいな感じで、みんなで2曲ぐらい歌を歌っています。
その後から11時20分までは、各クラスに分かれて、クラス活動の時間です。
クラスによってやる活動は違いますが、私の担当するクラスではお散歩に行ったり、園庭で遊んだり、製作をしたり、色々な事をやっています。
11時20分ぐらいから手洗いやトイレを済ませて、11時半からお昼ご飯の時間です。
お昼ご飯の後は、だいたい14時半ぐらいまでお昼寝をします。
私は5歳児クラスを担当しているのですが、眠い子は寝て、起きている子にいつも本を読んであげています。
お昼寝の時間の後は、15時から午後のおやつの時間で、一緒におやつを食べて、その後は自由時間です。
自由時間は天気がよければ園庭で遊んだり、部屋で一緒に遊んだりして過ごしています。
30代派遣保育士Kさんの仕事内容と1日のスケジュール(市立保育園、8:30〜17:30、週5日フルタイム)
まずは朝に子供たちを受け入れます。
子どもたちの様子を保護者の方から聞いたり、子どもたちの人数などを確認した後に、今日の活動を行います。
晴れていたら外に行って遊んだり、雨の日は室内でお歌やお絵かきなど、他の保育士とも連携を取りながら子どもたちと一緒に活動します。
そのあとは給食を食べて、お昼寝をして、午後に遊んで、子どもたちを見送るという流れです。
あとは、各子どもに応じて対応する事もよくあります。
50代派遣保育士Wさんの仕事内容と1日のスケジュール(児童館、11:00〜18:00、週2日シェアタイム)
私は基本的に朝の11時から夕方の18時まで働いています。
小学校がお休みの日は朝からお子さんをお預かりするので、9時からとかに出勤時間が変更がある場合がありますし、大きな行事があったり、他の先生がお休みだったりすると、「ここ出れますか?」という感じで事前にシフトの相談を受け、別の日に出勤したりすることもあります。
1日のスケジュールとしては、まず朝11時に児童館に来て、11時から12時までは、児童館に来ていらっしゃる0~2歳位の小さなお子さんやお母さんたちと一緒に遊んだりとか、お母さんたちのちょっとした悩みを聞いたりして過ごしています。
お昼になったらお昼休憩があるんですが、それが終わると、小学生のお子さんたちが来るまでにおやつだったり、お迎えの準備をします。
小学生のお子さんたちが14〜15時とかに来たら、一緒に鬼ごっこをして遊んだり、一緒にお勉強したりして過ごします。
夕方17時以降にだんだん子どもたちが家に帰って行くんですが、最後の18時まで、静かに子どもたちと本読んだり、勉強したりしながら、最後の子が帰るまで一緒に過ごしたりしています。

実際に次のようなフルタイム以外のスケジュールで派遣保育士として働いている方もいますし、働く時間の自由度が正社員などに比べて高いのが派遣保育士のメリットと言えると思います。

派遣保育士の給料や待遇

さて、派遣保育士の場合、給料や待遇はどのようになるのでしょうか。
「給料」「残業」「休暇」「育休・産休」「社会保険」「その他」という6つの観点から、派遣保育士の給料や待遇が実際どうなのか、について見ていきましょう。
<1>派遣保育士の給料はどれくらい?
派遣保育士の給料は、月給ではなく時給で計算されます。
時給相場は経験や園によっても変わりますが、約1,200円〜1,800円ほどが一般的です。
2020年4月より派遣労働者の同一労働・同一賃金がスタートしたことから、正規・非正規といった雇用形態にかかわらず、同じ業務を行った人に対して、同じ賃金を支払うとする取り決めがなされたため、派遣保育士だからという理由で賃金が低い、高いということはなくなりました。
2020年4月以降、派遣保育士の給料は契約による下記の2つの方式のいずれかによって決まります。

どちらの方式で契約するかによって時給やボーナス、待遇などに違いは出ますが、どちらも正規・非正規社員での格差が発生しないための制度です。
そのため、以前よりも正社員との格差がなく、安心した時給設定で働くことができるようになりました。
賞与(ボーナス)はあるの?
派遣保育士の場合、賞与(ボーナス)の支給は、登録した人材派遣会社の規定によります。
気になるという方は、登録予定の派遣会社に問い合わせてみると良いでしょう。
退職金は出るの?
退職金についても、登録先の人材派遣会社の規定によります。
こちらも気になる方は問い合わせてみると良いでしょう。
<2>残業や持ち帰り業務はあるの?

派遣保育士は原則、契約にない持ち帰り業務はありません。
また、残業については全くないわけではありませんが、正社員に比べると「時間外労働なし」などの労働条件を設けているケースも多く、残業は少なめです。

普段私たちコーディネーターは、保育士さんとやりとりをしていますが、基本的に周りの保育士さんが「帰って大丈夫ですよ」と帰宅を促してくれるので、定時で帰れるという人がほとんどのようです。
担当する仕事内容は、担任のように責任が重くて業務量の多いものではなく、「補助」や「フリー」といった事が多いので、業務負荷は正社員に比べると少なめです。
また、給料は保育園ではなく人材派遣会社の規定に従って支払われます。
人材派遣会社は、時間単位で保育園側ときっちり契約を結んでいるため、残業分はしっかりと保育園側に請求されます。そのため、残業代の支払いをされないということがなく、タイムカードに記載された残業分の支給を受けることが可能です。
正社員の場合、残業時間を記載してはならないといったような圧力が職場内にある場合も多く、サービス残業になってしまうケースもあると言われています。派遣保育士の場合は、人材派遣会社が仲介に入りますので、そう言ったトラブルに悩まされることはありません。
もし、万が一そういった職場内でのトラブルが発生した場合には、必ず相談して適切に対応してもらいましょう。
きちんとルールにのっとった給料の支払いが受けられます。

明日香で働く派遣保育士の場合は、持ち帰り仕事は基本0で残業もほとんどありません。園の要請があって、かつ派遣保育士さんが可能であれば残業が発生する場合がありますが、そういった場合には必ず残業代が発生しますのでご安心ください。もちろんサービス残業は0です。
<3>お休み(有給休暇)はちゃんと取れる?

派遣保育士も所定の条件を満たした場合、年次有給休暇が付与されます。
人材派遣会社によって細かい規定は違いますが、概ね次のような法定通りの条件を課しています。
- ・雇用開始から6ヶ月間継続で勤務していること
- ・全労働日の8割以上出勤していること
派遣保育士の有給休暇は、人材派遣会社より付与されます。
休暇を取得する際には、勤務する人材派遣会社と保育園両方に届け出ればOK。

実際に明日香の派遣保育士の有給休暇については、前月にシフトを作成するため、そこまでに申請をすることで取得することができます。保育園のイベントなどと重なってしまった場合や、他の保育士との兼ね合いで必ずしも理想通りにはいかないことはありますが、困ったことがあれば人材派遣会社が仲介してくれることもあるので、そんな時は気軽にコーディネーターに相談してみましょう。

例えば3月までの契約であっても、4月以降も契約して勤務した場合は4月以降も取得可能です。そのため、正社員と同様に雇用契約中は取得可能です(2年経過で有給の消滅がしない限り)。
- 参考①:厚生労働省『派遣先にも男女雇用機会均等法、育児・介護休業法』
- 参考②:厚生労働省『出産 育児休業』
- 参考③:厚生労働省『育児・介護休業法について』
- 参考④:厚生労働省『派遣労働者の労働条件・安全衛生の確保のために』
<4>派遣保育士でも産休や育休は取れるの?

結論から言えば、派遣保育士も産休・育休を取得することができます。
ただし、登録する人材派遣会社によって産休や育休については条件が定められていますので、確認は必要です。
まず、産休についてですが、産休には「産前休業」と「産後休業」があり、合わせて「産休」とよびます。
産前休業については、出産予定日の6週間前(多胎妊娠の場合は、14週間前)から、人材派遣会社に請求すれば取得することができます。
産後休業については、労働基準法により出産の翌日から8週間は就業できないこととされています。
育休については、育休開始予定日の1ヶ月前までに申請が必要と法律で定められているので、産前産後休業に続けて育児休業を取得したい場合は、就業中や産前休業中に行います。
派遣保育士は、期間の定めのある雇用契約者のため、法律上、下記に該当する場合は育休の取得ができないこともあります。
- ・入社1年未満の者
- ・子が1歳に達する日を超えて雇用される見込みのない者
- ・子が1歳に達する日から1年を経過する日までに、雇用契約が満了し、更新されないことが明らかな者
- ・週の所定労働日数が2日以下の者
しかし、昨今の保育士不足から、産後も働いて欲しいという保育園からのニーズは高まっており、現状はこの限りではありません。
人材派遣会社ごとに独自のルールを設定していることもありますので、派遣保育士登録時に、担当コーディネーターに確認しておくと良いでしょう。

実際に、明日香の派遣保育士も産休や育休を取得しています。派遣の場合は、正社員と違って契約期間が決まっているので、どうなるのか分からないという方もいらっしゃると思います。その場合は、しっかりとコーディネーターから分かりやすく説明させていただいています。
<5>派遣保育士は、社会保険は完備されているの?

契約期間が原則2カ月以上であること、1ヶ月の所定労働日数や、1日または1週間の所定労働時間が派遣会社の通常の労働者のおおむね3/4以上であれば、派遣保育士は社会保険の被保険者になります。
人材派遣会社から仕事紹介時に説明されるので、事前に確認しておくことが大切です。
契約期間が2カ月未満の場合は、基本的に自分自身で国民年金や国民年金保険に加入する必要があります。
なお、平成28年10月の法改正により、以下の条件をすべて満たす際は短期の契約期間が続く場合でも対象になることがあります。
- ・週所定労働時間が20時間以上
- ・月額賃金が8万8千円以上
- ・勤務期間が1年以上見込まれる
- ・学生でない
対象となるかどうかは、登録する保育士人材派遣会社に確認しておくと良いでしょう。
<6>派遣保育士は、短時間での勤務は可能?

派遣保育士の魅力はなんと言っても、働く時間の自由度の高さです。
そのため、短時間での勤務を前提とした求人も多いのが特徴です。
「保育士として働きたいけれど、家庭との両立などで時間的な制限がある」という方にとって短時間勤務は魅力的だと思います。
また、保育士からしばらく離れていたけれど、保育士に復帰したいという40代、50代の方にとっては体力的な不安もある方もいらっしゃいます。
このような方が、派遣保育士として短時間勤務から復職するというケースも多く見られます。

実際に明日香でも「早朝と夕方の2時間ずつだけ」「月2日で土曜日のみ」「週2〜3日で9時〜13時まで」など短時間で勤務されている派遣保育士さんはたくさんいらっしゃいます。株式会社明日香では「シェアタイム派遣」という方法で、フルタイム求人を複数の保育士で仕事をシェアし、日数や勤務時間を分割して働く独自制度も実施しています。フルタイムへ働けないという方は、ぜひシェアタイム派遣という短時間での勤務方法も検討してみてはいかがでしょうか。
<7>扶養内で派遣保育士として働くことは可能?

ご自身が、ご家族の扶養に入っている場合、支払うべき税金額や種類や、社会保険への加入が必要かどうかが変わってきます。
扶養を気にせず働いたことで、かえって支払う税金や保険料が高くなってしまい、損をしてしまう可能性があります。
「扶養内で働くべきか?」「扶養超えても問題ないのか?」をまずはしっかりと確認しておくことが大切です。


