保育士なら知っておこう!子どもがかかりやすい病気の初期症状

麻疹(はしか)
子どもがかかりやすい病気の初期症状

保育の現場で働くと、さまざまな病気にかかる子どもに出会います。中には見た目も痛々しい症状が出ることもあるため、子どもの前で慌ててしまう保育士もいるのではないでしょうか。

病気の初期症状を知っていれば、早めの対応・治療ができるため、子どもの病気が悪化するリスクを下げることが可能です。そこで今回は、子どもがかかりやすい病気の初期症状についてご紹介します。

記事監修:ずっと保育士 編集部

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【水ぼうそう】微熱・発疹が出てくる

子どもがかかりやすい病気で、まず覚えておきたいのが水ぼうそう。1~6歳までの幼児期に発症しやすい病気です。

初期症状では、37~38度の微熱が出た後に虫刺されに似た発疹が現れます。早期発見・早期治療が重要であるため、微熱の後に発疹が出た場合は必ず保護者へ伝え、受診を促しましょう。

水ぼうそうの原因である「ヘルペスウイルス」は同じ空間にいるだけで感染してしまう空気感染のため、完治するまで保育園の登園はできません。

潜伏期間が約2週間、完治までには約3週間かかります。

【手足口病】食欲が低下する

手足口病

手足口病も、初期症状は発熱発疹です。水ぼうそうと異なるのは、かゆみを伴わない点です。また、咽頭痛や口内炎も発症するため、食欲が低下してしまいます。

感染経路は、経口感染・飛沫感染・接触感染です。

経口感染は食べ物や飲み物から病原菌が体内に入ること、飛沫感染はせきやくしゃみによる感染、接触感染は皮膚や粘膜の接触によって病原菌が体内に入ってしまうことです。

机や手すりからも接触感染するため、完治してからでないと保育園の登園はできません。

手足口病の潜伏期間は、約5日間です。

【麻疹(はしか)】風邪と似た症状

麻疹(はしか)は予防接種によって防げますが、いまだに治療法がなく、悪化すれば命に関わることもある危険な病気です。

麻疹の初期症状として、発熱・鼻水と共に目やになどの結膜炎に似た症状も見られます。一般的な風邪の症状と似ているため、最初は見分けがつきにくいでしょう。

風邪に似た症状に続いて口の中に白いブツブツが現れたら、麻疹の可能性が高いです。必ず保護者へ症状を連絡しましょう。

口の中の白いブツブツの後は、強いかゆみを伴う赤い発疹が全身に起きることが特徴です。発疹が出ると再び高熱を引き起こし、さらに5日間もつらい症状に悩まされます。

麻疹ウイルスは空気感染するウイルスです。潜伏期間が1週間以上もあり、感染力も非常に高いため、一般的には熱が下がってから3日ほど経たないと登園はできません。

【おたふく風邪】喉の痛み

おたふく風邪は正式には「流行性耳下腺炎」という名前で、唾液腺が腫れてしまう病気です。初期症状では、発熱喉の痛みが出てきます。

感染後のおよそ3日目に症状がひどくなり、食べ物をかんだり飲み込んだりできないほど喉の痛みが強くなります。頬から喉にかけて腫れ上がり、話すのもつらそうであれば、おたふく風邪の可能性が高いです。

おたふく風邪は2~6歳児の約7割が発症するため、保育園では注意が必要です。ムンプスウイルスの潜伏期間は3週間であり、飛沫感染接触感染の恐れがあります。

麻疹と同様、ワクチン接種による予防が可能ですが、感染してしまうと完治までに時間が必要です。症状が悪化したり、他の子どもに感染したりする前に、早めに気付いてあげましょう。

おわりに

保育園は集団感染の恐れがある場所です。普段から子どもたちの様子を注意深く観察し、病気の早期発見・早期治療ができるように努めましょう。

初期症状を発見したら、速やかに保護者へ連絡し、医療機関の受診を促してください。登園にあたっては、園により異なりますが基本的には医師による治癒証明書が必要となるため、その旨伝達する必要があります。

また、子どもがかかりやすい病気は大人にも感染する可能性があるため、感染症にかかった園児が出たら保育士自身も体調に十分注意してくださいね。

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