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【猛暑時代の保育現場を緊急調査!】 保育士の96.0%が「5年前より暑さが厳しい」 熱中症対策「強化した」が82.0%の実態

2025.09.18

ニュースリリース

~保育士独自の暑さ対策アイデア、専門サポートへの高いニーズが明らかに~

  株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、勤続年数5年以上の常勤保育士100名を対象に、保育園での熱中症対策に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。


本調査のダウンロードはこちら:https://bit.ly/3VI2bun


■調査概要

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。


≪利用条件≫


■96.0%の保育士が、5年前と比べて夏の暑さが「厳しくなった」と回答

 「Q1.あなたは、5年前と比べて夏の暑さが厳しくなったと感じますか。」(n=100)と質問したところ、「非常にそう思う」が81.0%、「ややそう思う」が15.0%という回答となりました。

■82.0%が、5年前よりも「熱中症対策」を強化

 「Q2.あなたは、熱中症対策について、5年前と現在(2025年)を比較してどのような変化がありましたか。」(n=100)と質問したところ、「対策を大幅に強化した」が35.0%、「対策をやや強化した」が47.0%という回答となりました。

■保育園で実施している熱中症対策、「定期的な水分補給の実施」や「外遊び時間の調整」が上位

 「Q3.現在、あなたの保育園で実施している熱中症対策について教えてください。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「定期的な水分補給の実施」が81.0%、「外遊び時間の調整」が78.0%、「室温・湿度の管理」が72.0%という回答となりました。

■保育園で子どもへの熱中症対策において課題に感じていること、第1位「外遊びとのバランスが取りにくい」

 Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.現在、あなたの保育園で子どもへの熱中症対策において課題に感じていることを教えてください。(複数回答)」(n=97)と質問したところ、「外遊びとのバランスが取りにくい」が62.9%、「適切な判断基準が分からない」が39.2%、「子ども一人ひとりの体調管理が困難」が30.9%という回答となりました。

■個人的に工夫している暑さ対策や熱中症予防のアイデア、「室内遊びのバリエーションを増やしている」が49.0%、「職員間での情報共有を工夫している」が36.0%

 「Q5.あなたが個人的に工夫している暑さ対策や熱中症予防のアイデアがあれば教えてください。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「室内遊びのバリエーションを増やしている」が49.0%、「職員間での情報共有を工夫している」が36.0%、「体調チェックの方法を工夫している」が31.0%という回答となりました。

■「日陰で水遊び」や、「指数計を見ながら外遊びの判断」などの工夫も

 Q5で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、暑さ対策や熱中症予防で工夫していることがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=88)と質問したところ、「日陰で水遊び」や、「指数計を見ながら外遊びの判断」など69の回答を得ることができました。

<自由回答|一部抜粋>

■83.0%の保育士が、熱中症対策に関する専門的な指導やサポートがあれば「活用したい」と回答

 「Q7.あなたは、熱中症対策に関する専門的な指導やサポートがあれば活用したいと思いますか。」(n=100)と質問したところ、「ぜひ活用したい」が30.0%、「機会があれば活用したい」が53.0%という回答となりました。

■まとめ

 今回は、勤続年数5年以上の常勤保育士100名を対象に、保育園での熱中症対策に関する実態調査を実施しました。

 まず、96.0%の保育士が、5年前と比較して「夏の暑さが厳しくなった」と感じており、熱中症対策については、82.0%が対策強化を図っていることが分かりました。現在実施している熱中症対策としては、「定期的な水分補給の実施」(81.0%)や、「外遊び時間の調整」(78.0%)が上位となっています。一方で、保育園における子どもへの熱中症対策における課題については、62.9%が「外遊びとのバランスが取りにくい」、39.2%が「適切な判断基準が分からない」と回答しています。個人的に工夫している対策では、「室内遊びのバリエーションを増やしている」(49.0%)や、「職員間での情報共有を工夫している」(36.0%)という回答が得られました。最後に、熱中症対策に関する専門的な指導やサポートの活用意向については、83.0%が前向きな姿勢を示しました。

 今回の調査では、保育現場における熱中症対策の強化する一方で、実践における様々な課題が明らかになりました。地球温暖化の影響により年々暑さが厳しくなる中、保育士は子どもたちの健康と安全を守りながら、成長に必要な外遊びの機会も確保しなければならないという難しいバランスを求められています。適切な判断基準の不明確さや、個々の子どもの体調管理の困難さなど、現場の保育士が抱える不安は深刻です。このような状況において、専門的な知識やサポート体制の充実が急務となっており、保育施設と専門機関が連携した包括的な熱中症対策支援が、子どもたちの安全確保と保育士の負担軽減の両立に寄与するのではないでしょうか。


本調査のダウンロードはこちら:https://bit.ly/3VI2bun


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