2025.05.23
ニュースリリース
株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、保育士108名を対象に、【保育士編】ChatGPTと保育の質に関する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。
本調査のダウンロードはこちら:https://bit.ly/44NIuHw
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
※「【保護者編】ChatGPTと保育の質に関する意識調査」はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000043389.html
≪利用条件≫
「Q1.ChatGPTやAIツールを保育業務で活用した経験はありますか。」(n=108)と質問したところ、「すでに活用したことがある」が39.9%、「活用を検討したことはあるが実行には至っていない」が12.0%という回答となりました。
「Q2.あなたの勤務先の保育施設では、職員のデジタル機器やITツールの活用状況はどの程度ですか。」(n=108)と質問したところ、「積極的に活用しており、職員の多くが使いこなしている」が31.5%、「一部の業務で活用しているが、使いこなせる職員は限られている」が22.2%という回答となりました。
「Q3.あなたは、保育にChatGPTが活用されることによって、保育の質や保護者・家庭への支援が向上すると思いますか。」(n=108)と質問したところ、「非常にそう思う」が28.7%、「ややそう思う」が33.3%という回答となりました。
「Q4.あなたは、ChatGPTなどのAIツールが、保育においてどのような場面で役立つと考えますか。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「保育計画の作成やアイデア提案」が46.3%、「保護者への情報提供や連絡帳作成などの事務作業の効率化」が40.7%、「子育て相談や問い合わせ対応(FAQ化など)の補助」が27.8%という回答となりました。
Q4で「あてはまるものはない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、ChatGPTなどのAIツールが保育で役立つと思う場面があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=86)と質問したところ、「毎シーズン毎に作る制作物や壁面のアイデア」や「保育における失敗事例を学習させておき、チェックリストやマニュアルを自動で生成させさせること」など54の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
「Q6.保育業務について、ChatGPT等のAIツールを活用して「自動化したい」と感じる業務として、最もあてはまるものをお選びください。」(n=108)と質問したところ、「指導計画の作成」が22.2%、「日誌・保育記録の作成」が18.5%、「連絡帳の記入」が8.3%という回答となりました。
Q1で「活用を検討したことはあるが実行には至っていない」「全く検討したことがない」と回答した方に、「Q7.保育にChatGPTなどのAIツールを取り入れる上で、懸念・課題と感じる点を教えてください。(複数回答)」(n=56)と質問したところ、「保育現場特有の状況を正確に理解できるか不安」が26.8%、「AIの回答の正確性や信頼性への疑問」が26.8%、「導入・運用コストの負担」が23.2%という回答となりました。
「Q8.あなたは、保育現場でのChatGPTなどのAIツール活用に向けて、どのようなサポートや環境整備が必要だと思いますか。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「AIツールの保育活用に関する研修・講習会」が35.2%、「保育特化型のAIツールの開発」が28.7%、「個人情報保護を担保する仕組みやガイドライン」が24.1%という回答となりました。
Q8で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.Q8で回答した以外に、保育現場でのChatGPTなどのAIツール活用に向けて、必要なサポートや環境整備があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=78)と質問したところ、「リモートでのサポート」や「国や県、市においての促進的な働きかけが必要」など47の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
今回は、保育士108名を対象に、【保育士編】ChatGPTと保育の質に関する意識調査を実施しました。
まず、保育士の約4割が、ChatGPTやAIツールを保育業務で活用した経験があり、62.0%が、ChatGPTの活用により「保育の質や保護者・家庭への支援が向上する」と期待していることが分かりました。また、保育においてAIツールが役立つ場面としては、「保育計画の作成・アイデア提案」(46.3%)や「保護者への情報提供・連絡帳作成」(40.7%)などが挙げられています。一方で、保育にChatGPTなどのAIツールを取り入れる上での課題については、「保育現場特有の状況を正確に理解できるか不安」や「AIの回答の正確性や信頼性への疑問」(ともに26.8%)が上位になりました。さらに、保育現場でのAIツール活用に向けて必要なサポートとしては、「AIツールの保育活用に関する研修・講習会」が35.2%で最も多く、「保育特化型のAIツールの開発」が28.7%で続きました。
今回の調査では、多くの保育士がAIツールの活用に前向きな姿勢を示す一方で、導入に伴う課題も明らかになりました。保育現場特有のニーズに対応した専用AIツールの開発や、適切な研修体制の構築など、保育の質を維持・向上させながら、AIを効果的に活用するための環境整備が求められています。保育士の業務負担を軽減し、より質の高い保育サービスを提供するためには、テクノロジーの適切な活用方法を探ることが鍵となるでしょう。
本調査のダウンロードはこちら:https://bit.ly/44NIuHw
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