ローディング
お問い合わせ

【定点調査】2025年「SDGs」に取り組む保育園は約8割 2022年調査より19.3ポイントアップ 

2025.05.09

ニュースリリース

〜84.8%の保育士が、勤め先保育園に「SDGsの取り組みを外に発信すること」を希望〜

 株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、SDGsを知っている現役保育士104名を対象に、2025年「保育の現場におけるSDGsへの取り組み」に関する定点調査を実施しましたので、お知らせいたします。

 なお、本調査では、2022年版の同内容調査(※1)と比較して発表いたします。


本調査のダウンロードはこちら:https://bit.ly/4d7D5Ne


■調査概要

※1|【2022年版】保育の現場におけるSDGsへの取り組みに関する実態調査:2022年11月14日〜同年11月19日|https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000043389.html

※2|合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。


≪利用条件≫


■「SDGsに取り組む保育園」は約8割、2022年から19.3ポイントアップ

「Q1.あなたが勤める保育園では地域貢献や環境保全などSDGsに関係する取り組みを行っていますか。」(n=104)と質問したところ、「はい」が75.9%、「いいえ」が15.4%という回答となりました。

<2025年(n=104)>

<2022年(n=106)>

■「持続可能な成長目標を数点掲げ園内で毎年確実に実施」や「男性の保育士も女性と同じ立場で働いている」などの取り組みも

 Q1で「はい」と回答した方に、「Q2.取り組みの内容について具体的に教えてください。(自由回答)」(n=79)と質問したところ、「持続可能な成長目標を数点掲げ園内で毎年確実に実施するようにしています」や「ジェンダー平等を取り入れているため、男性の保育士も女性と同じ立場で働いている」など69の回答を得ることができました。

<2025年(n=79):自由回答・一部抜粋>

<2022年(n=60):自由回答・一部抜粋>

■約7割の保育園が、SDGsに関して学ぶ機会を提供、2022年より9.6ポイント高い結果に

 Q1で「はい」と回答した方に、「Q3.あなたが勤める保育園では、SDGsに関して学ぶ機会(研修・勉強会など)はありますか。」(n=79)と質問したところ、「はい」が69.6%、「いいえ」が26.6%という回答となりました。

<2025年(n=79)>

<2022年(n=60)>

■現役保育士の84.5%が、「保育の現場でSDGs目標に取り組みたい」と回答、2022年と同水準の結果に

 「Q4.あなたは保育の現場でSDGs目標に取り組みたいと思いますか。」(n=104)と質問したところ、「とても思う」が42.2%、「思う」が42.3%という回答となりました。

<2025年(n=104)>

<2022年(n=106)>

■SDGsで取り組みたい項目、2022年と同じく「人々に保健と福祉を」と「質の高い教育をみんなに」が上位

 Q4で「とても思う」「思う」と回答した方に「Q5.取り組みたい項目を教えてください。(複数回答)」(n=88)と質問したところ、「人々に保健と福祉を」が39.8%、「質の高い教育をみんなに」が38.6%という回答となりました。

<2025年(n=88)>

<2022年(n=90)>

■約9割が、「保育園で環境問題や地域貢献など社会的な取り組みを行うべき」と実感、2022年から5.4ポイント増加

 「Q6.保育園では環境問題や地域貢献など社会的な取り組みを行うべきだと思いますか。」(n=104)と質問したところ、「とても思う」が42.3%、「思う」が46.1%という回答となりました。

<2025年(n=104)>

<2022年(n=106)>

■保育園で環境問題や地域貢献に取り組むべき理由、「大人が見本を見せていかなければ何も変わらない」や「未来を担う子ども達が、小さいときからSDGsの考えにふれることが大切」など

 Q6で「とても思う」「思う」と回答した方に「Q7.その理由を具体的に教えてください。(自由回答)」(n=92)と質問したところ、「小さな子どもたちを前に、大人が見本を見せていかなければ何も変わらないので」や「未来を担う子ども達が、小さいときからSDGsの考えにふれることが大切だと思うから」など74の回答を得ることができました。

<2025年(n=92):自由回答・一部抜粋>

<2022年(n=93):自由回答・一部抜粋>

■約8割が、「SDGsに取り組む施設・団体」への就職を希望

 「Q8.あなたはSDGsに関する取り組みを行っている施設・団体に就職したいと思いますか。」(n=104)と質問したところ、「とても思う」が35.6%、「思う」が42.3%という回答となりました。

<2025年(n=104)>

<2022年(n=106)>

■SDGsに取り組む施設・団体に就職したい理由、「個人(家庭)では難しくても、会社で取り組むことでできることが増える」や「社会の役に立ちたいし、こどもにもその姿を見せていきたい」など

 Q8で「とても思う」「思う」と回答した方に「Q9.その理由を具体的に教えてください。(自由回答)」(n=81)と質問したところ、「個人(家庭)では難しくても、会社で取り組むことでできることが増えると思うから」や「社会の役に立ちたいし、こどもにもその姿を見せていきたいから」など60の回答を得ることができました。

<2025年(n=81):自由回答・一部抜粋>

<2022年(n=84):自由回答・一部抜粋>

■84.8%から、勤務先の保育園に「SDGsの取り組みを情報発信してほしい」との声、2022年から6.9ポイント減少

 Q1で「はい」と回答した方に、「Q10.SDGsに関する取り組みについて、お勤めの保育園がより外へ情報発信をして欲しいと思いますか。」(n=79)と質問したところ、「とても思う」が41.8%、「思う」が43.0%という回答となりました。

<2025年(n=79)>

<2022年(n=60)>

■まとめ

 今回は、SDGsを知っている現役保育士104名を対象に、2025年「保育の現場におけるSDGsへの取り組み」に関する定点調査を実施しました。

 まず、「SDGsに取り組む保育園」は約8割(2022年比19.3ポイント増)で、うち約7割(2022年比9.6ポイント増)が、SDGsに関して学ぶ機会を提供していることが分かりました。また、現役保育士の84.5%が、「保育の現場でSDGs目標に取り組みたい」と回答しており、SDGsで取り組みたい項目では、2022年と同じく、「人々に保健と福祉を」(39.8%)と「質の高い教育をみんなに」(38.6%)が上位に挙げられています。さらに、約9割が、「保育園で環境問題や地域貢献など社会的な取り組みを行うべき」と感じており、2022年から5.4ポイント増加しました。最後に、84.8%(2022年比6.9ポイント減)から、勤務先の保育園に「SDGsの取り組みを情報発信してほしい」との声が寄せられています。

 今回の調査では、保育の現場でSDGsへの取り組みが着実に浸透し、保育士の意識も大幅に高まっていることが明らかになりました。先行きが読みづらい現代社会において、幼少期から環境への配慮や社会の課題を知ることは、子どもたちがものごとを自分事として捉え、自ら課題を乗り越えようとする姿勢を育くむことができる点で、とても効果的な取り組みです。保育園がSDGsを積極的に推進することは、子どもたちに持続可能な社会の大切さを伝えるだけでなく、保育施設自体の魅力や価値を高め、保育士の働きがい向上にも寄与します。保育現場からSDGsの取り組みを発信し、地域社会と連携することで、子どもを中心とした持続可能な未来への架け橋となることが期待されます。


本調査のダウンロードはこちら:https://bit.ly/4d7D5Ne


一覧に戻る

Contactお問い合わせ

当社の提供するサービスに関するお問い合わせはこちらからお願いいたします。

フォームでのお問い合わせ

問い合わせる

お電話でのお問い合わせ

受付時間 / 9:00〜18:00(土日祝日を除く)