保育園のお昼寝時、布団に入っても寝付きの悪い子どもはどう寝かしつける?

多くの保育園で実施されている午後のお昼寝。毎日の習慣のはずが、布団に入ってもなかなか寝てくれない子どもがどうしても出てきてしまいます。
今回は、お昼寝時に役に立つ、寝付きの悪い子どもの寝かしつけについてご紹介します。
保育園のお昼寝はなぜ必要?
保育園には、午睡(ごすい)と呼ばれるお昼寝の時間があります。
ここでは、午睡が必要とされてきた理由をお伝えします。
子どもにお昼寝が必要な理由
子どものお昼寝は、精神的なイライラやストレスを解放させることに役立ちます。
加えて、毎日決まった時間に午睡を実施することには、正しい生活リズムを身に付けるという意味もあるのです。
また、個人差はありますが、午睡をしないと体力が持たず、午後遊ぶ元気が出なかったり、帰宅してから夕ご飯を食べる前に眠ってしまって、結局夜、眠らなければならない時間に眠れなかったりなどの問題が起こる可能性もあります。
以上を考慮すると、お昼寝はあったほうが良いと言えるでしょう。
お昼寝は、レム睡眠が多い
睡眠には、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の2種類があり、ノンレム睡眠は身体的な健康をつかさどり、レム睡眠は精神的(情緒的)な回復に効果があると言われています。
お昼寝は夜の眠りに比べると、レム睡眠が多いことが特徴です。
中には、「昼に寝てしまったから、夜寝付きが悪い」と考える保護者からの反対意見もありますが、レム睡眠の役割を考えると、子どものお昼寝は決して無駄ではないと言えるのではないでしょうか。
午睡の実施状況
午睡を実施しない保育所も少しずつ増えていますが、体力的な面などを考慮すると、やはり多くの保育園は午睡を実施しています。
しかし、必ずしも午睡をしなければならないわけではありません。
一部の2、3歳児や大抵の4、5歳児、雨の影響などで午前中にあまり体を動かさず遊んでいた子どもは体力が余っていて午睡が必要ない場合もあります。反対に、眠る必要があるけれど「どうしても眠りたくない」と言う子どもがいた場合には、できる限り横になって休息を取ってもらうようにするなど、それぞれに合った対応が必要です。
日々、子どもたちをしっかり観察し、どの子どもが午睡を必要とするか、どの子どもが午睡を必要としないかを判断しましょう。
子どもの眠りを誘う寝かしつけ方
こちらでは、寝かしつけのヒントをご紹介します。
子どもに触れる
家ではお昼寝できるのに、保育園でお昼寝できないのは、子どもが無意識に緊張してしまっている可能性があると考えられます。
子どもにはリラックスしてもらえるよう、体の一部をさすってあげたり、背中やおなかをリズミカルに軽くトントンとたたいたりすると効果的。保育士が園児に添い寝してあげるだけでも、「ここは眠っていい場所だよ」というメッセージになるためおすすめです。
寝るときの癖を知る

子どもたちの寝ているときの行動をよく観察してみると、それぞれに癖があることに気付くでしょう。
「タオルを触ると気持ちが落ち着く」「指を吸うとき安心している」「音楽が流れると眠る」など、子どもたちの癖は寝かしつけのヒントになります。
保護者からあらかじめ子どもの癖をヒアリングしておくこともおすすめです。
寝かしつけのポイント
最後に、寝かしつけに役に立つポイントをお伝えします。
先ほどご紹介した眠りを誘う寝かしつけ方と一緒に実践してみてください。
眠る環境を整える
子どもたちが安心して眠るためには、環境づくりが重要です。寝る環境が一定でなければ、落ち着いて眠れません。
まずは、子どもに「寝る場所」という認識を持ってもらいましょう。そのためには、「同じ場所」「心地良い音楽」「快適な室温」「明るさ」の4点に配慮して環境づくりを行ってください。
思い切り遊ばせ、子どもの心と体を満たす
太陽の下、つまり室外で遊ぶと子どもは体力を使います。思い切り遊ばせて、心と体を満たしてから、午睡へ導入することが望ましいです。
戸外で遊ぶなどの粗大運動(手足を大きく動かす)を多く取り入れ、スムーズな睡眠へと導きましょう。
おわりに
保育園のお昼寝では、寝付きの悪い子どもがどうしても出てきてしまいます。
体調や心の変化によって、布団に入っても寝付けないというのは大人も同じです。日々子どもをしっかりと観察して、午睡をさせるべきか、またどのような導入が必要かなど、一人一人に合った対応をしましょう。
寝付きの悪い子どもがいたら、今回ご紹介した方法を参考にしてみてください。



