乳児院の保育士の仕事内容とは?求人の傾向や探し方について

保育士が活躍できる場所は、保育園だけではありません。
乳児院で働く「乳児院保育士」という仕事をご存知ですか?
保護者の事情により、養育がむずかしくなった乳児を預かって保育する仕事です。
乳児院で働く保育士は、乳児にとっての「親」のような存在となって育てていきます。
今回は、乳児院で働く乳児院保育士について詳しくご紹介します
乳児院とは?
乳児院とは、保護者が病気、または経済的な事情などから子育てできない状況に置かれた乳児を一時的に預かって養育する施設です。
乳児院の対象となる乳児は、原則0歳から2歳まで。
その後は、児童養護施設へ行くのが一般的です。
ただし、保護者の状況から、安定した生活ができないと判断された場合は、2歳を超えた幼児も入所しています。
乳児院は、家庭に変わって乳児を育てることが目的の施設。
乳児院の子どもは、24時間の保育が必要となるため、保育士の「先生」と言うよりも「親」の役割を担うのが大きな違いです。
子ども家庭庁「施設入所児童の推移」によると、全国にある乳児院の数は145ヶ所、2,351人が入所中です(令和4年3月現在)。
入所理由は、かつては戦災孤児や捨て子が大半でした。
しかし現在は、児童虐待や家庭問題による養育者の不在、児童自身の障害などが多くを占めています。
乳児院の設備や人員配置については『児童福祉施設最低基準(昭和23年厚生省令第63号)』に定められており、乳児院保育士以外にも、嘱託医、看護師、児童指導員、栄養士、調理員などが関わっています。
乳児院の保育士の仕事内容
乳児院の仕事は、乳児の生活全般のサポートです。
乳児院は、子どもたちの住む場所であり、保育園と違って送迎に来る保護者はいません。
24時間体制のため、保育士の仕事も24時間必要となり、夜勤も含むシフト勤務になります。
生後間も無い新生児などは、3時間おきのミルクや、夜泣きなどのケアも必要になってきます。
1歳以降は生活リズムも整うため、下記のようなスケジュールで1日が流れます。
表1:乳児院の1日の流れ
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7:30 |
起床
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夜勤の保育士からの引き継ぎや起床のお手伝い |
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8:00 |
朝食
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食事の介助や排泄の介助など |
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9:00 |
遊び
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歌や絵本の読み聞かせや、外遊びなど子どもと一緒に遊ぶ |
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11:00 |
昼食
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昼食介助や午睡の準備 |
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12:00 |
午睡
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事務的な手続きや書類の作成を行う |
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15:00 |
おやつ
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午睡から起こしたり、おやつの介助 |
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18:00 |
夕食・入浴
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夕食介助や入浴介助 |
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19:00 |
就寝
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就寝を見守りつつ、夜勤の担当へ引き継ぎ |
乳児院でも日中の保育スケジュールは保育園とさほど変わりません。
しかし、しつけやマナーなど通常であれば家庭で担うことも、保育士がフォローする必要があります。
また、複雑な事情を抱えた子どももいるため、愛着形成にも気を配る必要があります。
ただし、乳児院には、保育士以外にも看護師や児童指導員など様々な人が働いているため、お互いに協力しあって仕事ができる利点があります。
普通の保育園の保育士との違い

保育園の保育士と、乳児院保育士の違いは大きく3つのポイントがあります。
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①保護者に代わり乳児を保育するため、先生というよりは親代わり ②24時間体制で夜勤がある ③保健師、医師、看護師、栄養士、調理士と連携して仕事を行う |
保育園の保育士は、保護者と協力のもと、保育園の先生という立場です。
一方、乳児院では、保護者とのやりとりはなく、親の代わりに養育をしていきます。
乳児院保育士は、それぞれ担当の子どもを受け持ち、保育を行います。
保育方針は、乳児院保育士に任せられることも多く、大きな責任が伴う反面、やりがいも大きいと言えます。
また、乳児院は子どもにとっての家です。
24時間体制で夜勤があるため、普通の保育士とは働き方が大きく違います。
保健師、医師、看護師、栄養士、調理師などが連携して働く乳児院保育士は、より高度な専門性が求められます。
乳児院の保育士の働き方について
乳児院保育士の働き方は、正職員(正社員)、契約社員、派遣社員など多岐にわたります。
とはいえ、基本的には正職員(正社員)が求められています。
親代わりの役割が強い乳児院保育士は、長期にわたって安定して働いてくれる人が望ましいからです。
シフトも小刻みに人が入れ替わると乳児が安心しないため、基本的に2交代制のシフトです。
そのため、日中だけの勤務を希望する人には厳しい職種と言えるでしょう。
乳児院保育士になるのであれば、2交代制の正職員(正社員)、夜勤ありのシフトを前提に考える必要があります。
有給休暇、育休、産休などは取れる?
乳児院保育士の有給休暇取得は、一般的な仕事と比べると取得が難しいと言えます。
乳児院保育士は、それぞれ担当の子どもを持っています。
担当の子どもが病気になれば、休みを返上して付き添う必要があります。
乳児の体調は見通しがつきにくく、休暇申請が認められても、当日に変更になるなど難しい側面があります。
産休や育休についても同様です。
産休育休の取得自体は可能であり、保育士不足の現状から、復帰を歓迎される環境ではあります。
しかし、乳児院保育士の2交代制は、妊娠中に勤務するにはハードであり、育休復帰後について考えると不安になる方もいます。
担当の子どもが伝染病になった時など、妊婦の保育士が感染しないとも限りません。
家庭のように密着した関係だからこそ、制度自体は整っていても、すべて活用するのは難しいと言えるでしょう。
乳児院の保育士の給料について
乳児院保育士の月給は、平均22〜24万円ほどになり、一般的な保育士の給与より少し高めの水準です。
国や自治体、社会福祉法人などが施設を運営することが多いため、賞与や福利厚生についても安定して支給されます。
乳児院の保育士に向いているのはこんな人

子どもの生活を支援し、24時間体制で見守る乳児院保育士。
親のような気持ちで保育に取り組む必要があるため、やりがいは大きいと言えます。
一方で、不規則な勤務や想定外の出来事でプライベートを犠牲にしなけ


