20代保育士の平均年収は351万7,100円!年収を上げる方法は?

20代保育士の方の中には、念願だった保育園で働きはじめた方や、保育士としてのコツを掴みはじめている方もいると思います。

そんな中でも、やはり給料面は気になるところではないでしょうか。

「思っていたよりも給料が少なくて……」

「まわりの20代保育士はどのくらいもらっているのかな?」

などの不安や疑問を抱えている人もいるでしょう。

そこで今回は、20代保育士の平均年収をデータと照らし合わせながら見ていきます。

20代保育士の年収アップ方法を紹介していきますので、月収や年収が気になる方は、ぜひ最後までお付き合いください。

記事監修:ずっと保育士 編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

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20代保育士の平均年収は351万7,100円

厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」より、20代保育士の平均月給・年収は以下の「表1」の通りです。

表1は、前半の20~24歳、後半の25~29歳に分けて記載してあります。

20代前半・後半を合わせた平均年収は「351万7,100円」となりました。

ご覧いただくと、20代前半に比べて20代後半の方が、月給で2万9千円、年収では61万6千円ほど高いことがわかります。

表1:20代保育士の平均月給・平均年収(男女計)

年齢 月給 年収
20〜24歳 23万900円 320万8,800円
25〜29歳 26万800円 382万5,300円
平均 24万5,900円 351万7,100円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※平均月給:「きまって支給する現金給与額」

※平均年収:「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で計算

男女による平均年収の違い

次に、20代保育士の平均月給・年収を、男女別に分けて見てみました。

下記の「表2」は20代男性保育士、「表3」は20代女性保育士になります。

まず、男性保育士から見ていきましょう。

20代男性保育士の場合、平均月給は20代後半(25~29歳)の方が5万3千円高く、平均年収は20代後半(25~29歳)の方がなんと約100万円も高くなっていました。

次に、女性保育士はどうなっているのでしょうか。

20代女性保育士の場合、月給は2万8千円、年収は58万7千円ほど20代後半(25~29歳)の方が高い結果となりました。

まとめると、男女別に分けて見た20代保育士の平均月給・年収は、男女ともに20代後半の方が多い結果となりました。

それでは最後に、20代の男性保育士と女性保育士で比較してみましょう。

結果として、平均月給・年収ともに男性保育士の方が多く、月給は1万8千円、年収は21万4千円の差となりました。

表2:20代男性保育士の平均月給・平均年収(男性)

年齢 月給 年収
20〜24歳 23万6,400円 321万6,800円
25〜29歳 29万100円 421万6,600円
平均 26万3,300円 371万6,700円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※平均月給:「きまって支給する現金給与額」

※平均年収:「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で計算

表3:20代女性保育士の平均月給・平均年収(女性)

年齢 月給 年収
20〜24歳 23万400円 320万8,100円
25〜29歳 25万8,600円 379万5,900円
平均 24万4,500円 350万2,000円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※平均月給:「きまって支給する現金給与額」

※平均年収:「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で計算

保育園の規模による平均年収の違い

保育士の年収は、保育園の規模によっても変化します。

基本的に、保育園の規模が大きくなるにつれて、もらえる補助金の額が大きくなったり、手当も手厚くなったりするので、保育士の給料が高くなる傾向にあります。

逆に、小規模の保育園では、補助金も少額となり、保育士の給料が少なくなってしまうこともあります。

以下の「表4」「表5」では、保育園の規模の違いによる20代保育士の平均月給・年収を記載しました。

「表4」は20代前半(20~24歳)、「表5」は20代後半(25~29歳)になります。

表をご覧いただくと、全てではありませんが、保育園の規模が大きくなるにつれて平均月給・年収が高くなっていることがわかると思います。

表4:保育園の規模別 20代前半(20~24歳)保育士の平均月給・平均年収

規模 月給 年収
10〜99人 22万5,200円 312万3,900円
100〜999人 23万6,400円 333万8,600円
1000人以上 24万6,500円 327万2,500円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※平均月給:「きまって支給する現金給与額」

※平均年収:「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で計算

表5:保育園の規模別 20代後半(25~29歳)保育士の平均月給・平均年収

規模 月給 年収
10〜99人 25万6,500円 375万4,900円
100〜999人 26万6,300円 401万2,600円
1000人以上 27万1,700円 377万9,100円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※平均月給:「きまって支給する現金給与額」

※平均年収:「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で計算

20代保育士が年収をアップさせる方法は?

ここまでは、20代保育士の平均月給・年収をいろんな角度から見てきました。

ここからは、どうすれば20代保育士でも年収アップができるのか、その方法について4つご紹介していきます。

全てを実践することは難しいかと思いますが、それぞれの方法を組み合わせるなどして年収アップを目指してみてください。

方法1:資格を取得する

1つ目の方法は、資格を取得することです。

ただし、資格なら何でもいいわけではありません。

保育に関係のない資格や需要のない資格は、取得しても評価されず年収アップは見込めないでしょう。

そのため、資格を取得する際は、保育園や保護者などから必要とされるものを選ぶようにしてください。

まわりが必要としている資格を取得することで、保育園側にとって手放せない人材となり、年収アップの可能性が高まります。

まずは、勤務している保育園が一体どんな資格を求めているのか、どんな資格なら重宝されるのか、しっかりリサーチや相談したうえで資格の取得を目指しましょう。

以下の「表6」は、保育士のオススメの資格をまとめてみました。

あくまで保育園側が必要とする資格を取得することが前提ですが、ひとつの参考例として見てみてください。

表6:保育士にオススメの資格

資格 理由
幼稚園教諭免許 ・保育園での教育的な活動に携わる場合に重宝される ・幼稚園教諭の資格保有者は高く評価される ・認定こども園で活躍の場が広がる
英語力の資格 ・グローバル化で英語教育の需要が高まっている ・子どもだけでなく、保護者も含めたニーズに対応可能
リトミック指導員 ・音楽を通して子どもの感性や表現力を育てる指導法に注目が集まっている ・園や保護者からの希望も増えて需要が高まっている
保育カウンセラー ・子どもや保護者、職員も含めたメンタルケアのニーズが高まっている ・保育現場の課題を解決できる人材になれる ・保育スキル×カウンセリングスキルの応用が可能

方法2:キャリアアップを目指す

2つ目の方法は、キャリアアップを目指すことです。

園長や主任保育士といった役職に就くことで、役職手当がもらえて年収アップすることができます。

以前は、園長や主任保育士になるには、長い勤続年数にくわえて、役職の枠が少ないことでキャリアアップするには狭き門でした。

ところが最近では、「副主任保育士」「専門リーダー」「職務分野別リーダー」という新しい役職が政府によって設立され、中堅や若手の保育士でもキャリアアップを目指せるようになりました。

そのため、比較的早い段階で役職に就くことができ年収アップが可能です。

ただし、キャリアアップするには専門知識やマネジメントなど、多くの能力が求められます。

日々、保育現場での実践を通じて、自身の能力を高めることが大切だと言えるでしょう。

方法3:キャリアアップ研修を受ける

3つ目の方法は、キャリアアップ研修を受けることです。

キャリアアップ研修とは、正式には「保育士等キャリアアップ研修」といい、保育士の給料アップや、専門性の向上などを目的に国が定めた制度です。

上記と少し被りますが、キャリアアップ研修を修了し、新しく設立された役職「副主任保育士」「専門リーダー」「職務分野別リーダー」に就任できれば、月5千円~4万円の給料アップが可能となります。

ただし、役職の枠が保育園によって決まっていますので、研修を受けた全員が必ず役職に就けるわけではありません。

前提として、キャリアアップ研修を受けることができるのは、ある程度の保育経験を積み、一定の条件をクリアした保育士のみとなります。

下記の「表7」は、20代保育士が新役職にキャリアアップするための条件をまとめました。

役職によっては、経験年数が足りずに研修を受けられない場合もあると思いますが、20代保育士として年収アップを狙っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

詳しく知りたい方は、過去の保育のコラム

保育士等キャリアアップ研修とは?処遇改善によって給料はどう変わるの?

こちらもご覧いただければと思います。

表7:保育士の新役職にキャリアアップするための条件

役職 条件
副主任保育士 ・経験年数がおおむね7年以上 ・職務分野別リーダーを経験 ・マネジメント研修+3つ以上の分野研修を修了
専門リーダー ・経験年数がおおむね7年以上 ・職務分野別リーダーを経験 ・4つ以上の分野研修を修了
職務分野別リーダー ・経験年数がおおむね3年以上 ・担当する分野研修を修了

参考:子ども家庭庁「 処遇改善等加算IIの仕組み

方法4:転職する

4つ目の方法は、転職することです。

20代という若さでも年収を上げるためには、思い切って転職も視野に入れてみましょう。

転職することで、現在より高い給料の職場を見つけることができるかもしれません。

ただし、転職する場合は、年収が高く、キャリアアップしやすい職場に転職することです。

たとえば、大企業が運営する企業主導型の保育園は、一般的な保育園よりも年収アップが期待できます。

大都市の保育園も高い生活コストを考慮しており、地方に比べると年収が高めに設定されていることが多いです。

そして、キャリアアップのチャンスが大きい職場は、規模の大きな保育園です。

大規模園ほど役職のウェイトが大きくなるので、役職に就けば役職手当が付与されて年収アップにつながります。

自分に合った職場を探すには、保育専門の求人サイトを活用するとよいでしょう。

いろんな保育施設の求人情報や、それぞれの施設の様子がよくわかりますよ。

保育専門求人サイト「ずっと保育士」は、保育士や幼稚園教諭、ベビーシッターを対象にした求人専門サービスです。

きっとあなたに合う求人情報が見つかると思いますので、ぜひ活用してみてくださいね。

20代保育士の年収は年齢を重ねるごとに上がっていく傾向にある!

いかがだったでしょうか?

今回は、20代保育士の平均年収をいろんな角度から見ながら、年収アップの方法を紹介してきました。

もしかしたら、平均年収のデータを見て、今もらっている給料が低いと感じているかもしれません。

しかし、冒頭でもお伝えしたように、保育士の年収は年齢を重ねるごとに上がっていく傾向にあります。

現時点で給料が低いと感じていても、勤続年数にともなって給料は上がっていくでしょう。

くわえて、資格取得を目指したり、キャリアアップ研修を受けたりすれば、相乗効果で年収アップが期待できます。

20代保育士で年収アップを目指している方は、本記事を参考にチャレンジしてみてください

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