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明日香、UPDATERと共同で、保育園における「CO2等濃度計」を活用した空気質モニタリングの実証実験開始 保育環境の空気整備で、職員・園児・保護者等の関係者のコミュニケーションにどのような影響があるか検証

2021/12/16
ニュースリリース

 総合保育サービスを提供している株式会社 明日香(本社:東京都文京区、代表取締役 :萩野 吉俗、以下 明日香)は、エアテック事業『みんなエアー』を展開する株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司、以下 UPDATER)と共同で、保育環境における空気質モニタリングの実証実験を開始いたしますので、お知らせいたします。

<新田あすか保育園に設置された空気質モニタリング「MADO」>

 

 明日香が運営する保育施設においては職員及び園児の安全確保のため感染症対策はすでに取り組んでいますが、多くの子どもが集まる環境下においてはコロナ感染リスクへの不安はつきません。

 

 2021年8月にUPDATERが実施した保育士・幼稚園教諭を対象にした「保育園・幼稚園のコロナ対策」の実態調査の中でも、ほぼ全ての保育園・幼稚園でコロナ対策を実施している一方で、96.2%が子どもからの感染リスクに「不安を感じる」と回答。また、88.5%が「空気の見える化」による現状の改善に期待を示しました。この結果からも、幼稚園・保育園のコロナ対策について、「空気改善機器」を取り入れた安心安全な保育運営が求められていると言えます。

 

 そこで、「空気の見える化」を通じて安心できる場所を増やす、エアテック事業『みんなエアー』のMADO(空気質計測器 https://minnaair.com/mado/​​)を活用した空気質モニタリングを行うことにより、施設内の空気環境がどのような状態であるかを把握し、必要があれば改善対策を検討するとともに、空気の状態や施設内での取り組みを職員・園児・保護者等の関係者に「見える化」することがそれぞれのコミュニケーションにどのような影響を与えるか、観察・検証いたします。

 

(参照:株式会社UPDATER AIR Lab.JOURNAL調べ「保育園・幼稚園のコロナ対策」の実態調査 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000050516.html

 

■実証実験概要

実証実験の目的

保育施設においては職員及び園児の安全確保のため感染症対策はすでに取り組んでいるものの、その取り組みの効果検証や持続的な改善の体制は不完全であり、関係者に対し安心を担保しうるものであるとは言えない。

今回みんなエアーによるCO2等濃度計を活用した空気質モニタリングを行うことにより、施設内の空気環境がどのような状態であるかを把握し、必要があれば改善対策を検討するとともに、空気の状態や施設内での取り組みを職員・園児・保護者等の関係者に「見える化」することがそれぞれのコミュニケーションにどのような影響を与えるか、観察・検証する。

実証実験内容

みんなエアーによるMADO(空気質計測器)を活用した空気質モニタリング

実証実験期間

2021年11月1日〜2022年10月31日(予定)

実証実験場所

新田あすか保育園(東京都足立区)

 

■実験スキーム

※センサーデバイスは4か所へ設置(0歳児室・1歳児室・2歳児室 ・エントランス)

 

■明日香に設置する空気質モニタリング「MADO」とは

 オフィスをはじめ、店舗や医療施設、教育施設など室内の空気中に含まれるCO2やPM2.5、揮発性のガスといった空気質の数値を計測し、24時間継続のグラフ管理を行うことで換気や対策機器の稼働を促す「空気管理のクラウドサービス」です。センサー機器で計測したデータはクラウドに送信され、事業者での一括管理や個別のタブレット機器に表示し、可視化した空気の状態をみんなで共有することができます。

 

■実証実験開始に伴う、両社からのコメント

<株式会社UPDATER|みんなエアー事業責任者 碓氷友美氏>

 人が一日に摂取するものの8割が空気です。感染症の拡大でこれまで無意識であった空気の質が気になるようになった方が大変多くいらっしゃるのではないでしょうか。自身が一日の大半を過ごす職場環境、大事なお子さまの過ごす施設、その空気を誰もがわかる形で「見える化」することで、安心してコミュニケーションがとれる。そんな空気づくりをサポートしていきたいと思います。

 

<新田あすか保育園|園長 阿部暢大>

 保育施設はこれまで様々な感染症に対して換気対策や衛生管理に配慮をしてきたわけですが、コロナ禍によって、これまでに無い非常に難しい状況に直面しました。子どもたちや保護者だけでなく、保育者にとってもリスクがある中、「空気の見える化」は保育施設に関わる全ての人にとっての安心に繋がるアクションだと思います。当取り組みを通して、保育の質向上にも繋げていきたいです。

 

■みんなエアーについて

みんなエアーでは、「みんなの力で世界の空気をアップデート」をテーマに、‟空気の見える化“を通じて、全国に安心して過ごせる場所を100万スポット創出する「Join Us!プロジェクト」を進行中。空気環境の最適化で、衛生的で快適なだけはでなく、個々人の集中力やパフォーマンスの向上を目指したWell-beingな空気環境づくりを研究・サポートしています。2021年5月までにTBSラジオや丸井グループなど全国約2000施設へ導入。2021年7月、空気とWell-beingの専門メディア「AIR Lab.JOURNAL」を立ち上げました。‟空気“をテーマに多角的に情報を発信すると共に、‟空気”を通して実現できるWell-beingな社会を推進していくメディアです。

 https://minnaair.com/blog/

「みんなエアー」のサービス詳細はウェブサイトをご覧ください。 https://minnaair.com/