保育のコラム

放課後児童支援員になるには?資格の取り方や仕事内容について解説

2020/06/02

放課後児童支援員は2015年より新設された学童保育のための専門職

学童保育指導員の中で資格を持っている人を放課後児童支援員と呼ぶ

呼び方が違うだけで特に仕事内容は変わらない

放課後児童支援員になるには、指定された9つの条件の中で1つでも該当する必要がある。

9つの条件をクリアした後に、地方公共団体が開催する研修を修了する必要がある

研修を修了すれば取れる資格なので、挑戦しやすいのもメリット

学童保育施設は続々と増えているので、今後求人は増える傾向にあります。

むしろ学童保育施設の勤務時間は特殊なので家庭と両立したい人に人気

気になる人はぜひ放課後児童支援員に挑戦してみよう

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放課後児童支援員という資格をご存知でしょうか?

子どもが小学校の授業を終えた後に過ごす学童保育施設に、放課後児童支援員を一定数配置することが義務づける法律が2015年にでき、現在大変注目されている資格です。

そこで今回は、放課後児童支援員とは一体どんな資格なのか、仕事内容などについてご紹介いたします。

放課後児童支援員とは?

放課後児童支援員は、2015年度より新設された、学童保育の指導のための専門資格です。

2015年4月以降、学童保育施設には1名以上の放課後児童支援員を配置することが義務付けられました。

学童保育施設とは、日中、保護者が仕事で家にいない子どもに対して、放課後に遊びや生活の場を与え、健全な育成を促す保育施設のことです。

一般的に「学童クラブ」「放課後クラブ」「学童保育所」などと呼ばれます。

小学校の敷地内に放課後児童のための部屋が確保されているか、近くの児童館などに学童が併設されている場合がほとんどです。

そこで子どもが宿題をしたり、遊んだりして放課後を過ごします。

放課後児童支援員と学童保育指導員の違い

これまで学童保育施設では、学童保育に携わる人をすべてを資格の有無、雇用形態に関わらず「学童保育指導員」と呼んでいました。

しかし、「放課後児童支援員」の資格が新設され、学童保育指導員の中でも、「放課後児童支援員」の資格を持った人のことを「放課後児童支援員」と呼ぶようになりました。

呼び名が違うだけで、学童という場での仕事内容には差はありません。

しかし、「放課後児童支援員」の資格新設とともに、学童保育士施設への一定数以上の「放課後児童支援員」の配置が義務付けられたため、資格取得者の方が学童保育施設への就職が有利という違いも生まれました。

放課後児童支援員の仕事内容

放課後児童支援員の仕事内容

放課後児童支援員の具体的な仕事内容は、子どもが安心して過ごせる場を提供する仕事です。

子どもが安心して過ごせる場とは、子ども一人ひとりの発達の特徴などを理解し、見守ったり、サポートしたり、一緒に話をしたり、遊んだりする中で、子どもの育成支援をする場のことです。

具体的には、小学生なので、何かしら宿題をやったり、遊んだり、おやつを食べたりさせながら過ごします。

宿題や勉強をただ教えたり、一人でやらせたりするのではなく、その子に合わせて工夫して、考えさせながらも、疑問を解決してあげたりを考えることにやりがいを感じる方も多いようです。

また、勉強だけでは息が詰まるので、思いっきり遊ばせてあげるのも放課後児童支援員の大切な仕事です。

小学生ともなると、大人からすると子どもだけで遊んでも問題ないかと思うこともありますが、遊びもダイナミックになる年齢な分、危険もあります。

遊びの幅を確保しながらも、安全をサポートし、健やかな成長を促していくことが必要です。

また、家庭と連携をして、子どもの成長を促していくのも放課後児童支援員の仕事となります。

小学生の人間関係はどんどん複雑にもなっています。

SNSや携帯の利用はどんどん低年齢化していき、表面上に見えない問題もたくさんあります。

仕事をしながら子育てをする保護者にとって、子どもの普段の生活や日常での心身の変化についていくことができない時もあります。

日頃の様子を敏感に感じることができる放課後児童指導員だからこそできる保護者との連携も大切な仕事です。

一般的に放課後児童支援員の勤務時間は、平日は昼から閉所まで、土曜日や長期休暇の際は朝から閉所までです。

放課後児童支援員になるには?

では、放課後児童指導員の資格はどのようにして取得することができるのでしょうか?

ここからは放課後児童指導員になるための具体的な受験資格や試験について解説します。

放課後児童支援員の資格取得に必要な条件

放課後児童指導員の受験資格は、以下9つの条件の中から、いずれか1つに該当する必要があります。

1.保育士の資格を有する者

2.社会福祉士の資格を有する者

3.高校卒業後、2年以上児童福祉事業に従事した者

4.幼稚園、小学校、中学校、高等学校又は中等教育学校の教諭となる資格を有する者

5.大学で、社会福祉学、心理学、教育学、社会 学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者

6.大学で、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれらに相当する 課程において優秀な成績で単位を修得したことにより、大学院への入学が認められた者

7.大学院において、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専攻する研究科又はこれらに相当 する課程を修めて卒業した者

8.外国の大学において、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者

9.高校卒業者等であり、かつ、二年以上放課後児童健全育成事業に類似する事業に従事した者であって、市町村長が適当と認めた者

放課後児童支援員の資格の取り方

上記の受験資格に該当する方は、地方公共団体が開催する研修を受けなければなりません。

研修期間は都道府県ごとに異なるようですが、カリキュラム自体は6分野16科目24時間が構成されています。

保育士や社会福祉士などの資格保有者は、研修内容に一部除外はありますが、主に学童保育の運営方針や育成支援、心構え、子どもの発達に関する基礎知識など幅広く学びます。

そして、保護者や地域との連携など、学童保育の専門職員になるために欠かせない知識もここでは必須での学びになります。

受講免除については、都道府県など、研修参加の申し込みの段階で正しく申請し、確認してみることをお勧めします。

放課後児童支援員の関連資格

放課後児童指導員の資格をさらに実践的・専門的に学びたいという要望を持っている方に向けて、日本放課後児童指導員協会が独自に認定する3つの資格についても説明します。

3つの資格とは下記の資格です。

・放課後児童育成支援師

・放課後児童専門育成支援師

・放課後児童高度育成支援師

これらは日本放課後児童指導員協会が独自に認定する資格であり、これら3つの資格は放課後児童支援員の資格取得者もしくは取得できる見込みの方のみ受験することができます。

放課後児童育成支援師

「放課後児童育成支援師」とは子どもたちの育成支援についての実践的な資格です。

子ども達の育成支援について「育成支援計画論」「育成支援実践論」など44科目24時間の講習を受講します。

資格取得には、科目ごとの試験に全ての合格とし、日本放課後児童指導員協会への登録が必要です。

放課後児童専門育成支援師

「放課後児童専門育成支援師」は、子どもたちの育成支援について、より専門性を高めた資格です。

「遊び指導」「子育て支援」「生活指導」など88つの専門分野のうち11つを選択し、全2日12時間の講義を受講します。(※開講する専門分野は年度によって異なる)

資格取得には、受講後実施される試験への合格と、日本放課後児童指導員協会への登録が必要です。

放課後児童高度育成支援師

「放課後児童高度育成支援師」は、子どもたちの育成支援について、専門性と実践力を兼ね備えた資格です。

この資格を取得するためは学童保育施設にに通算600日以上従事している現職指導員であることが必須となりますです。

「実践研修とは何か」「ライティング研修」などを3時間のセミナーにて学びます。

資格取得には、セミナー受講後実施される個別面談指導に合格し、日本放課後児童指導員協会への登録が必要です。

放課後児童支援員は将来性が期待できる資格であり、仕事でもある!?

放課後児童支援員は2015年より実施されている「子ども・子育て支援新制度」によって政府が後押ししてできた新しい資格です。

共働きの両親が増えている中で、保育所だけではなく学童への需要が今後高まることが予想されています。

新しい学童保育施設も続々と増え、その分その施設への配置が義務付けられている「放課後児童支援員」の数が必要になります。

そのため、放課後児童支援員の資格取得者は今後より求められる、将来性のある仕事と言えます。

学童保育に興味があるのであれば、放課後児童支援員の資格取得がおすすめ!

学童保育に興味があるのであれば、放課後児童支援員の資格取得がおすすめ!

放課後児童支援員は非常に将来性が望める資格であり職種と言えます。

現在は、多くの学童保育施設の入所条件が小学校低学年のみとなっていますが、対象年齢を小学校6年生まで引き上げる取り組みも行われています。

もし、学童保育という仕事に興味があるのであれば、早い段階で放課後児童支援員の資格を取得を検討してみてはいかがでしょうか。

また、すでに資格を取得している人であれば、求人を探してみてはいかがでしょうか。

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