保育のコラム

児童養護施設で働く保育士の役割や仕事内容は?

2017/10/05

児童養護施設

 

保育士が活躍するフィールドは保育園に限りません。乳児院や児童養護施設などの施設で働く、施設保育士と呼ばれる保育士もいます。保育園で勤務する保育士と比較して業務内容の幅が広いため大きな責任を伴いますが、児童の成長を身近に感じられる魅力的な仕事です。今回は、児童養護施設で働く保育士の役割や仕事内容についてご紹介します。

 

 

 

親の役割を担う保育士の存在

 

 

 

親の役割を担う保育士

 

児童養護施設とは、保護者がいない、虐待があるなどの理由により、家庭生活が困難な子どもが生活する施設です。条件を満たせば、20歳まで在所することも可能ですが、一般的には1歳から18歳未満の子どもが生活しています。

そのため、保育園以外の児童福祉施設で働く施設保育士は、6歳未満の未就学児童だけではなく幅広い年齢の児童と接することになります。

 

養護施設では夜勤や宿直のシフトを組み、安心して生活ができるように24時間体制で子どもたちを見守ります。子どもたちが家族と過ごせない寂しさを感じないように、誕生日会やクリスマス会、旅行などのイベントを企画する児童養護施設もあります。

 

 

入所している子どもの多くは辛い経験をしており、トラウマを抱えている場合も少なくありません。心を開くことができず、自分の気持ちを他人にうまく伝えられない子どももいます。

 

お互いの信頼関係を作るためにも、最初は心のケアから始めます。施設保育士には親に近い役割が求められます。ただ甘やかすのではなく、悪いことをしたときにはきちんと叱ることが必要です。

 

 

児童養護施設で働く保育士の仕事内容

 

 

 

生活指導

 

施設保育士の仕事は、子どもが児童養護施設を退所するまでの間に自立する能力を身に付けさせることです。指導内容は、掃除や洗濯などの生活で必要な知識を学ばせる生活指導や、学習の理解状況を確認する学習指導があります。

また、食事・入浴・排せつの補助、病院の健診や新しい服を買いに行くなど、子どもたちの身の回りの世話もあります。

 

保育園で働く保育士は6歳未満の未就学児童の面倒を見ますが、施設保育士が主に面倒を見るのもこの年齢の子どもたちです。子どもが1人でできないことをサポートすることが施設保育士の役割であり、子どもが大きくなると手がかからなくなってきます。

 

 

 

施設保育士が感じる大変さとやりがい

 

 

 

施設保育士の業務範囲は一般の保育士よりも広範囲に及びます。また、子どもたちは施設で24時間365日生活しているため、夜勤や土日出勤しなければならない場合もあります。体力的な大変さから、仕事を続けられないという方もいるようです。

 

その反面、夜勤手当が支給されたり福利厚生が充実していたりすることが多いため、待遇面でモチベーションを感じる方も多くいます。

 

そして、最初は心を開いてくれなかった子どもが少しずつ心を開き、保護者や親の代わりとして子どもを支えることは大きなやりがいです。

 

また、退所した子どもが施設に電話してくれたり、顔を見せてくれたりすることも、大きな喜びでしょう。平成23年8月に東京都福祉局が公表した「東京都における児童養護施設等退所者へのアンケート調査報告書」によると、児童養護施設などの施設退所者のうち、退所後も施設と交流があると回答した割合は81.0%と、交流がないと回答した割合の19.0%を大きく上回っています。

 

 

おわりに

 

 

今回は、児童養護施設で働く施設保育士の役割や仕事内容についてご紹介しました。

施設保育士は、一般的な保育園よりも業務内容が多岐にわたり、子どもの人生に大きな影響を与えます。一般的な保育園よりもさらに深く子どもと関わっていきたいと考えている方は、児童養護施設での勤務を検討してみてはいかがでしょうか。

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