保育のコラム

ハローワークの職業訓練で保育士になれるって本当?訓練内容や受けられる手当を詳しく解説!

2022/01/07

ハローワークの職業訓練で保育士になれるって本当?訓練内容や受けられる手当を詳しく解説!

 

保育士資格が無料で取得できる機会があることをご存知ですか?

 

国家資格でもある保育士資格。

 

資格取得にはある程度の受講料や費用が必要であると考えている方が大半ですが、実はハローワークの職業訓練で無料で取得することができます。

 

今回は、職業訓練で取得できる保育士資格について、詳しくご紹介します。

 

保育士になるまでの3つのパターン

 

保育士になるためには、国家資格である保育士資格の取得が必須です。

保育士資格は、主に3つのパターンによって取得できます。

 

・保育士試験を受験し、合格する

・指定養成機関を卒業する

・ハローワークの職業訓練を利用して養成校を卒業する

 

指定養成期間とは、短大や大学、専門学校などと職業訓練校などがあり、それぞれ費用や期間などが多少異なります。

 

ここからは、保育士資格を取得するための代表的な3つのパターンについてご紹介します。

 

パターン1:独学や通信教育で勉強して保育士資格を取得する

 

保育士資格の勉強は独学で可能です。

 

完全に独学で勉強する場合、テキストは2,000円位から販売されています。

 

また、通信教育などで添削指導やテキストを購入する場合は、おおよそ6ヶ月からで5万円〜10万円程度の出費となります。

 

一口に通信教育と言っても、スクーリングがあったり添削があるなど、少しづつサービスが異なるため、自分に合いそうな通信教育会社を選びましょう。

 

パターン2:指定保育士養成所を卒業する

 

厚生労働省の「指定養成施設一覧」を見ると現在全国684校の保育士を養成する期間があるとされています。

 

学校の種別としては、専門学校、短大、4年制大学などが並びます。

 

費用はいずれの施設も年間100万円前後、その他に実習費用が別途必要な場合もあります。

 

専門学校と短大は2年間、4年制大学は4年間保育について学び、卒業単位を取得することができれば保育士試験は免除されます。

 

少し費用が高いと感じる方には、通信制の大学でも可能です。

 

その場合、年間学費が15万円〜20万円程度で、期間が4年が目安になります。

 

パターン3:ハローワークの職業訓練を利用して養成校を卒業する

 

実は、職業訓練の「保育士養成科」コースを経由して専門学校や短大に入学すると、学校の授業が職業訓練として扱われます。

 

職業訓練なので、2年間分の授業料は無料になり、支払金額はテキスト代や実習代の約10万~20万円のみで済みます。

 

また、職業訓練は下記の一定の条件を満たしていることで、失業保険を受給した状態で受けられます。

 

・前職で雇用保険に1年以上入っていた

・ハローワークに求職の申し込みをしている

・就職相談で訓練受講の指示を受けた

・給付できる日にちの残日数が規定以上である

 

そもそもハローワークの職業訓練とは?

 

そもそも、ハローワークは職業紹介や就職支援、就職相談などの公的なサービスを行う機関であり、雇用保険に関する手続きや失業中の給付金などの手続きを行う期間でもあります。

 

そのハローワークの業務の一つ、就職支援に「職業訓練」があります。

 

テキスト代金や実習費など実費のみがかかりますが、受講料は原則無料なので、非常にメリットが高いものです。

 

ただし、ハローワークの職業訓練の受講には対象が限られています。

 

表1:ハローワーク「職業訓練」概要

対象者

・前職で1年以上雇用保険に加入している者
・失業保険を受給している求職者

受講費用

・原則無料

(テキスト代、実習費用除く)

訓練期間

・3ヶ月から2年間

受けられる可能性がある手当

・通所手当

・失業保険の延長

 

ハローワークの職業訓練で保育士になるまでの流れ

 

まずはハローワークへ就職相談に行きます。

 

そこで、保育士の資格を取りたいことや職業訓練を受けたい旨の希望を伝え、今後の流れなどについて確認します。

 

もらえる手当や対象となる近隣の養成学校などの紹介を元に、応募先を決め、願書を提出します。

 

訓練先が決定したら、2年間の職業訓練を受け、終了時に保育士資格が取得できます。

 

ハローワークの職業訓練で保育士になるために必要な訓練内容

 

では、具体的に保育士になるための職業訓練とはどのようなものなのでしょうか。

 

ここからは具体的な保育士養成過程の訓練内容についてご紹介します。

 

講義

 

保育士として必要な知識を身につける訓練です。

 

内容は幼児期に必要な発達や保育の知識だけではく広く相談援助できるような内容になります。

 

表2:職業訓練の保育士養成講座の講義内容

 

発達心理学

子どもの成長過程に合わせた心と体の変化やそれに伴う保育の仕方、保育方法について

健康

子どもの健康を管理について

栄養

子どもの基本的な食事の栄養基準の目安や栄養管理について

障がい児保育

障がいを抱えた子どもの特性や保育方法について

社会的養護

子どもへの虐待など、子どもを取り巻く社会的問題の中での支援について

相談援助

保護者が抱える問題と保育士の役割について

 

実技

 

職業訓練の保育士養成講座の実技訓練では、紙芝居やペープサート、パネルシアターなどの現場で使えるおもちゃ作りなどを作成します。

 

また、ピアノや手遊び歌など、子どもたちと一緒に歌ったりすることを前提にした実技も学びます。

 

保育士を目指していてもピアノ未経験だったり、ピアノが苦手な方もいるとは思いますが、保育士でもピアノが苦手な人はたくさんいます。

 

最低限が弾けるようになるためにも、童謡などを少しづつ練習しておきましょう。

 

実習

 

実習はその名の通り、実際の保育現場へ行き、職業体験をします。

 

保育士の養成学校では、保育所だけでなく幼稚園や施設なども出向くことになります。

 

現場では、実際に子どもがとる行動とそれに対する保育士の対応など観察実習や、絵本の読み聞かせのみ実践したりする部分参加実習などをおこないます。

 

いざ保育士になってから、保育の現場と学習した訓練とのギャップが無いように訓練中にしっかりと現場の雰囲気を感じ取りましょう。

 

ハローワークの職業訓練で保育士になるメリット

 

保育士になるためにいくつかの方法がある中でハローワークの職業訓練がおすすめの理由は3つあります。

 

ここからはハローワークの職業訓練で保育士になるメリットをご紹介します。

 

メリット1:受講料が無料で通える

 

テキスト代や実習代などの費用はかかるものの、原則受講料は無料です。

 

国家資格である保育士は更新もなく一生使える資格となりますが、取得するためには費用もかかります。

 

その受講料が無料であるということは最大のメリットでしょう。

 

メリット2:条件を満たせば失業給付などを受給しながら受講することが可能

 

職業訓練中は毎日のスクーリングで就業することができません。

 

2年間という長期にわたる間収入がないことに不安も感じると思いますが、職業訓練中であれば、下記の条件を満たすことで失業給付金の延長も可能です。

 

・前職で雇用保険に1年以上入っていた

・ハローワークに求職の申し込みをしている

・就職相談で訓練受講の指示を受けた

・給付できる日にちの残日数が規定以上である

 

ご自身が対象になるかどうかは、事前にしっかりと確かめましょう。

 

メリット3:就職支援が受けられる

 

訓練機関とハローワークが連携して就職先を探してくれるので、スムーズに就職先を見つけることが可能です。

 

職業訓練は国が「就業」を目的に実施しています。

 

そのため、資格を取得するだけでなく、資格を活かして就業することまでのサポートをしてくれるのです。

 

せっかく資格を取ったのに、就職が決まらないなどということがないように就職支援まで受けられる機会があるのはメリットの一つでしょう。

 

なお、ハローワークに掲載されない求人もあるので、明日香のような人材紹介・人材派遣会社でも並行して求人相談をしたり登録をしておくとさらに就職はスムーズになることもあります。

 

就職の際は最大限情報を集めるようにしておくと安心です。

>>明日香の無料登録を行う

手当を受けながら保育士資格を取得できるのは職業訓練だけ!

 

保育士の資格を取得するためには、独学であっても保育士養成学校であっても、どちらもそれなりに費用が発生します。

 

また、社会人になれば勉強中の生活もあるため、仕事をしながら並行して勉強を進めなければなりません。

 

ハローワークの職業訓練では、給付金を受給しながら資格取得に必要な勉強も原則無料で受講できるため、金銭的にはかなり優遇されていると言って良いでしょう。

 

これから保育士へのキャリアチェンジを考えており、一定の条件を満たす方はこれを利用しない手はありません。

 

金銭的な問題で保育士資格へのチャレンジを諦めてしまった経験のある方もぜひチャレンジしてみてください。

 

保育士求人_記事下バナー

 

カテゴリ
保育士キャリア
保育士・幼稚園教諭・ベビーシッターの求人専門サービス「ずっと保育士」