保育のコラム

質の高い求人情報がたくさん出る!保育士に最適な転職・復職の時期とは?

2021/05/06

保育士の転職について相談する

「保育園を転職したいなぁ」「もう一度保育園で働きたい」など、保育士の転職や復職について関心が高まっています。

保育士が不足している中、保育士の求人は全国の都市で1倍を超えてきているため、保育士として働くことを希望すると、まず就業先に困る事はないでしょう。

しかし、せっかく新しい職場に行くのであれば、ご自身の希望を叶えてくれる保育園が望ましいことは間違いありません。

そのためには、保育士の転職や復職の求人情報が増える時期がいつなのかを抑えておくと良いと思います。

今回は、求人情報の増える時期や転職にベストな時期について詳しく解説していきます。

“ずっと保育士編集部”

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

保育士の求人が増える時期はいつ?

一般的に保育園が転職や復職に関する求人を出す時期は、1月〜3月が一番多いです。

続いて多い時期が10月〜12月ごろです。

一般企業では退職を上司に伝えるのは2〜3か月前が多いですが、保育士の業界では夏頃から秋にかけて伝えることが一般的です。

これは担当しているクラスの運営や、保育計画の方針を決めるのが毎年10〜12月頃ということが関係しています。

周りに迷惑をかけることなく円満に退職するために、早めに報告する保育士が多い傾向があります。

また、多くの保育園では、10月〜12月にかけて職員の確認面談等を実施しています。

そのため、年度末の退職希望者の補充が秋頃の10月〜12月から増え始め、次年度の計画が決定後の1月〜3月に一気に求人が増えるというわけなのです。

その他に保育士の求人が多く出る時期としては、6月、12月です。

一般企業と同じくボーナスなどの時期に転職・退職者は多く出やすいため、欠員補充のための求人が出やすいというのが理由です。

同様に、9月や4月は配偶者の転勤などが決まるケースも多く、急に退職・転職する人が出やすい時期とも言えます。

まとめると、保育士の求人が一番多いのが1月〜3月、10月〜12月、次いで6月、9月・4月が転職や復職の求人が多くでる時期と言えます。

どの時期にでる求人が狙い目?

現在勤務している保育士であれば、10〜12月頃から出ている求人がおすすめです。

この時期は一番求人数が多い時期なので、自分の希望にあった転職・復職先を見つけやすい時期と言えます。

また、この時期の退職は転職先の保育園からの印象も良くなります。

保育園はどこも4月〜翌年3月を年度として考えています。

そのため、やむ終えない事情を除いては、年度内での退職はどの保育園にとっても困るものです。

年度末までしっかり前職で働いた上で転職をすると、転職先の面接でも「きちんと筋を通した上でやめるつもりなんだな」と責任感を示す上でポイントが高くなります。

一方、現在就業していない潜在保育士であれば、年度内の求人がおすすめです。

年度内の求人は欠員補充のことが多く、保育園側はすぐにでも人手が欲しいという状況のことが多いです。

保育園は復職希望者のようにすでに保育士として働いた経験のある即戦力の人材に来て欲しいと思っています。

そのため、就業に有利な条件を引き出すことも可能です。

・「残業は絶対できない」

・「朝の3時間だけしか働けない」

・「子どもがいるので、急な欠勤の可能性がある」

などの事情も汲んでもらえる可能性が高い時期です。

保育士資格を持っているということだけでもかなり優遇されるので、経験やブランクなどで不安のある方も安心して応募することができるでしょう。

保育士が転職するのにベストな時期は?

今勤務している保育士であれば、求人数が多くなる10〜12月を見据えて、8月頃から転職活動を始めることがベストです。

転職活動には退職交渉も含まれます。

今勤務している保育園に退職の意思を示すと、引き止め交渉や転職したい理由などを聞かれることもあると思います。

ご自身が抱えていた園に対する不満が、この交渉によって改善されたり、勤務体系を変える方針などが示される可能性もあります。

そうすれば、転職という選択肢だけでなく、今いる保育園に残ることも検討の余地があります。

退職がそのまま通ったとしても、転職するためには応募先を選んだり、履歴書を準備したり、面接に行ったりする時間もかかります。

勤務を継続しながら夏頃から活動しても決して時間に余裕があるというわけではありませんので、焦らないためにも早めの時期から行動しておくと良いでしょう。

すぐに転職したい場合は?

今いる保育園をどうしてもすぐにやめたい場合は、現在の職場には伝えずに転職活動を進めていくのがベストです。

欠員が出ている場合、新しい保育園からは早く来て欲しいという要望があるとは思いますが、保育士の確保が問題になっている場合には内定から入社まで時間がかかったとしても許容してくれる園は多いでしょう。

仮に年度途中で先に転職や退職の意思を現在の職場に伝えた場合、転職先が決まらない焦りから、本来望んでいない条件も受け入れることになることもあり、せっかく転職するにもかかわらず、あなたの希望ややりたいことが叶わないこともあるかもしれません。

次の保育園があなたの希望に沿った場所になるように、慎重に行動する方が良いでしょう。

保育士が復職活動しだすのにベストな時期は?

保育士への復職を考えてる方はなるべく夏頃までの時期の求人に応募するのがベストです。

秋以降の求人には、次年度の4月以降の求人が多く、すぐに働こうと思っていた方にとっては入社する時期がずれることにもなります。

また、秋以降の求人は年度以降の計画でもあるため、現在就業中の保育士や新卒の保育士などの応募も多い時期です。

ブランクや経験が浅いなどの理由で、希望の保育園への就職ができなくなることもあります。

なるべくライバルが少なく、かつ有利な条件を引き出せる夏頃までの時期に復職活動をするのがベストです。

実際は転職・復職しようと思った時がベストな時期

保育士にとって、転職や復職にベストな時期は確かにあります。

しかし、あなたが転職したいと思ったのには理由があるはずです。

「今の園、嫌だなぁ」と思いながら勤務し続けることは子どもたちにも悪い影響を与えます。

ベストな時期を待つまでもなく、転職や復職の活動をすることは、決して悪ことではありません。

また、転職や復職をするためには情報収集が必要です。

詳しくは「保育士の転職事情!就職先や、転職時期など抑えるべき6つのポイント!」の記事にありますが、自分が何をやりたいのかじっくり考え、それが叶う保育園を探すためには時間も必要です。

そのための情報収集の時間を考えると、ベストな時期を待つまでもなく、転職や復職をしようと思った日をきっかけに始めるのがベストな時期といえるでしょう。

 

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