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「保育」のお役立ちコラム

フォローアップミルク

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フォローアップミルク
 
 離乳が進んでくると、それまで飲んでいた育児用ミルクでよいのか、フォローアップミルクに切り替えなければならないのかと悩むお母さんがいます。今回は、フォローアップミルクについてみてみましょう。
 
 日本では、フォローアップミルクは育児用粉乳と同じ調製粉乳として認可されていますが、この二つは目的も成分も異なっています。育児用粉乳は母乳の替わりのミルクとして新生児から与えるのに対し、フォローアップミルクは「離乳期幼児期用粉乳」で、現在では生後9か月から3歳くらいまでの乳幼児が対象となっています。
 
 成分をみると、フォローアップミルクは、育児用粉乳と比べて、炭水化物、たんぱく質、カルシウム、鉄などが強化されていますが脂肪は少なくなっています。また、育児用粉乳には含まれている銅と亜鉛という微量成分は、フォローアップミルクには添加が認められていません。製品によっては脳の発達に必要なDHA(ドコサヘキサエン酸)や感染抑制物質を含むものもあります。
 
 フォローアップミルクでとくに特徴的なのが鉄です。子どもは発育するにつれて体内の貯蔵鉄が少なくなり、離乳食で気をつけないと鉄が不足しやすくなります。鉄不足が進むと、鉄欠乏性貧血のほか、乳児では発達に影響を与えるので注意が必要です。フォローアップミルクをコップ2杯飲むと、6~11か月の乳児が1日に必要とする鉄の約90%程度を補うことができるので、鉄の補給には優れたミルクです。
 
 ところが、フォローアップミルクは栄養が豊富だからと多く与え過ぎると、フォローアップミルクでお腹がいっぱいになってしまい、離乳の進行を妨げることがあります。また、発育に必要な銅、亜鉛が不足する一方、ミネラルなどを多く含むために、子どもの未熟な体に負担をかけてしまいます。
 
 9か月以降は栄養の主体は離乳食になるので、フォローアップミルクは、離乳が順調に進まなくて,鉄をはじめとする栄養の不足が心配なときに使用するのがよいのです。フォローアップミルクは発育に必要な栄養を補うためのミルクととらえましょう。
 
 離乳が順調で、適切に栄養が摂れていれば、9か月になったからといって、それまで飲んでいた育児用ミルクを必ずしもフォローアップミルクに切り替える必要はありません。なぜなら、育児用ミルクも鉄を豊富に含んでいるからです。鉄の不足が心配なければ母乳でもよいのです。
 
 ただし、牛乳は注意しましょう。牛乳はたんぱく質やカルシウムを多く含みますが、鉄の量はごくわずかなので、鉄が不足しやすい離乳期は、飲みものとして牛乳を与えるのは控えます。牛乳は、1歳をすぎ離乳がほぼ完了して、食事からの栄養がしっかり摂れるようになってから、1日にコップ1杯程度飲ませるようにしましょう。
 
 フォローアップミルクは、牛乳の欠点をカバーしたミルクともいえます。特徴を知り、上手に使用したいですね。


 

 曽根 眞理枝 先生

(そね まりえ 先生) 
 
横浜女子短期大学准教授・管理栄養士
専門:小児栄養学

神奈川県内の保育士を対象として、離乳食の進め方など乳幼児の食生活に関する研修の講師を務めるほか、
2009年度より横浜市港南区の委嘱を受け、区内保育園の食育研修講師として食育推進にもかかわっている。

〔著書〕
「子どもの食と栄養」建帛社、「最新子どもの食と栄養」学建書院 など




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2012.11.01
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