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「保育」のお役立ちコラム

子どものケンカを考える

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1.ケンカにおける子どものこだわりとは?
 
子どもたちは、よくケンカをします。よくケンカ両成敗と言います。
しかし、それはただ単に子どもたちの表面的な言い分を聞き、
「どちらも悪い!」という言葉で、簡単にすませるような形にすることで、
「仲良くなった」と思い込みたい大人の側の都合なのではないでしょうか。
それに、そうした結末に持っていきたがるのは、なぜでしょうか。
答えは、「その方が簡単だから」です。
 
しかし、子どもたちのケンカには必ず言い分があります。
大人から見たら「くだらない!」と思えるようなことであっても、
子どもからしたら大きなことなのです。
つまり、ここにも子どもなりのこだわりがあるのです。
そのこだわりを聞いてあげうなずいてあげるだけで、
子どもたちは「自分の思いを聞いてくれた!」と思い満足するものなのです。
 
私が小さい時、コタツの中で弟と足がぶつかっただのさわっただのという理由で、
ケンカになりました。
今思えば「くだらない」のですが、その時は真剣だったのです。
なぜなら、ここで負けてしまったら、弟に対しての兄の威厳がなくなると思っていたからです。
だから、「修治が悪い!」と言われても素直に受け止めることができませんでした。
 
 
2.ケンカの大事なポイント
 
ここで大事なポイントは、お互いの言い分を聞いたあとに、
「この後、どうしたらいい?」「どうしたい?」と子ども自身に聞くことです。
子どもに結末を考えさせることなのです。
今の子どもたちの一番の問題は、
自分の力でトラブルを解決する経験が圧倒的に少ないということなのです。
そのため、自分の意見をしっかり言った上で、どの部分で歩み寄っていくかがわからないのです。
 
ケンカやトラブルは、実は人が生きる上で一番大切な
「自分と人の意見を調整しながら一致点を探していく」という調整能力を育てるのです。
よくコミュニケーション能力が大事と言われますが、コミュニケーション能力を、
自分の意見を言い張ることだと勘違いしている子どもや大人が多いように思うのです。
 
 
3.時には納得するまでケンカをしてみる!
 
次の(資料1)は、ある保育園の学級通信です。
《Aちゃん VS B君の巻》という部分の話は、圧巻としか言いようがありません。
たいしたものです。
「よくここまでリアルに書けるものだなぁ」と感心してしまいました。
ヘタをすると、「子どものケンカを止めないのか!?」との批判を受けかねないからです。
 
しかし、この学級通信に対して親たちは
「子どもたちにとっては、ケンカをするのも成長の証なんですね」
「ケンカをすることで、お互いが学びあっていることがわかります」
と言った好意的なお手紙が圧倒的だったそうです。
やはり、親と保育士がしっかりと通じ合っているからこそ、そうした反応が返ってきたし、
こうした通信を発行することができたのだと思っています。
では、どうやってこの保育士は、親との良好な関係を築いていったのでしょうか?
 
その秘密は、次号で紹介します。お楽しみに!


 

増田 修治 先生
(ますだ しゅうじ 先生) 
 
白梅学園大学子ども学部子ども学科准教授。
小学校教諭、埼玉大学非常勤講師をご経験。
2001年に「児童詩教育賞」受賞。
こどもたちに「ユーモア詩」を書かせるなど、子育てに関
しての講演、著書出版などでご活躍され、NHK「にんげん
ドキュメント」、テレビ朝日「徹子の部屋」でも紹介されまし
た。
著書には『子どもが育つ言葉かけ』『笑って伸ばす子ども
の力』 『子どもが伸びる!親のユーモア練習帳』『子ども
が育つ言葉かけ』 『笑う子育て実例集』など。




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2011.12.01
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