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「保育」のお役立ちコラム

気になる子どもとその保育 Part 3

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前回は「落ち着きのない子ども」の行動の特徴とその原因との関連をご紹介し、
さらに簡単に基本的な対応についてご紹介しました。
今回も引き続き「気になる子ども」の特徴的なケース
「感情が抑えられない、すぐに暴力をふるう」について、
子どもをまずどのように理解し、保育者同士、さらに保護者と協力して子どもの発達を支えるか
という点についてお話したいと思います。
 
感情の抑制が効かない子どもは近年、増加傾向にあります。
感情をうまくコントロールできないためにすぐに暴力を振るうという結果になったり、
パニック状態で泣きわめくといった形で表れる場合が多いようです。
このような感情の抑制ができないばかりに困った行動を引き起こしてしまう子どもの行動には
いくつか理解する視点があります。
「何のためにそのような行動を取ろうとしたのか」
「何かを伝えようとして上手く表現できなかったのか」
「どのような場面でそのような行動が起こりやすいのか」
「理由があってそうしているのか」
「わがままやただの自己中心性だけなのか」
などです。
感情の抑制が効かない子どもの行動は激しく、時には
他の子どもへの暴力(打つ、蹴る、突き飛ばす、噛むなど)として現れたり、
パニック状態(めちゃくちゃな動きと地団太を踏むような激しい行動、突発的に器物を破壊する、
奇声をあげてわめくなど)になって収拾がつかない状態になったり、
激しく泣き人の言葉も受け入れないほど泣きじゃくり30分以上も静まらなかったり、
保育者はもちろん、周りのいる子どもや、クラスの子どもは
その激しさから恐怖すら感じることも少なくありません。
 
感情が爆発するときは、必ず、小さくても、目に見えなくても、ふつうでは理解できなくても
その子なりの原因があります。
そして、その原因が家族関係にある場合は対応が本当に大変ですが、
まずは保育者が「どんな状態でも受け入れまずはしっかりと話を聞く努力をする」ことです。
同じように保育者が興奮しては逆効果となります。
また、その子ども自身の問題として「発達障害」も考えられます。
発達障害があると思考(考え方やその範囲)が偏っていて、
独特な価値観で自分自身のバランスを保っている場合も多く、
本人は「分かってもらえない」という気持ちで一杯です。
そのような子どもには、常識よりその子どもの出来ることに目を向けて
自信が持てるような保育内容や環境を整備して、
その中で保育者とのコミュニケーションを図りましょう。
子どもが主役となるような配慮と、
社会的な常識から判断して明らかに感情的な子どもが不利な場合は
しっかりと「何が悪いのか」「どのようにすれば改善できるのか」など少し冷静になって、
熱心に関わってみましょう。
数か月は掛かりますが必ず解決の糸口は有りますから諦めないでください。
 
 
保育者の心からの思いやりが何よりもの薬です。
 




冨田 久枝 先生
(とみた ひさえ 先生) 
 
20年余にわたり幼稚園教諭として勤務。
その後カウンセリング及び保育内容の
指導者として活躍中。
現在は千葉大学教育学部にて指導。
編著「保育カウンセリングの原理」ほか。




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2010.09.01
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