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「保育」のお役立ちコラム

子どもの食育を考える Part 2

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前回の「子どもの食事を考える  Part 1」では、
なぜ食育が見直されているのかといった社会状況と
保育所ではどのような食育が望まれているかといった「食育」に関して概観しました。
今回は、実際の保育場面で子どもたちの食事に関して
保育者が迷ったり、困ったりする内容を取り上げてその対応について考えてみましょう。
保育所の巡回相談でよく相談されるのが「好き嫌い」や「偏食」への対応です。
アレルギー問題もありますね。
まず、「好き嫌い」と「偏食」は意味が違うことを認識しましょう。
 
☆好き嫌いとは・・・
いくつかの食品で苦手なものがあり、それが食べられない状態で、
ピーマンが嫌い、ニンジンが嫌いといった特定のものが苦手な場合です。
☆偏食とは・・・
ある食品群が全く食べられないとか、何か一つの食品群しか食べられない偏りがひどい状態
を言います。
具体的にはお肉やお魚は全く食べないとか、お菓子しか食べないとか、野菜は全部ダメ
というような場合です。
 
以上のように同じように考えられがちな食品に対して好悪がある状態でも、
好き嫌いは大人でも有ります。その理由は食感だったり臭いだったり、味だったり・・・。
でもこれは乳幼児期にはまだ味覚が十分に発達していないことで起こる場合もありますので
深刻にならず、焦らず見守ってみましょう。
いつの間にかお友達や保育者との楽しい食事の経験から食べられるようになります。
 
しかし「偏食」は深刻な問題です。
原因が見つからない場合も多いのですが、
多くの食品に興味関心を持ったり新しいことにチャレンジしたりといった
「心」の問題とも関連しているからです。
偏食がひどい場合はご家族の協力を得ながら少しずつ新しい食品に挑戦できるような工夫と
食べられないことを決して責めないで、食べられたことをほめるようにして
保育者や家族の温かい応援が必要でしょう。
 
このような問題の他に食事のマナーの問題について相談される場合も少なくありません。
乳幼児期は食事を次第に自分の力で摂取できるようになります。
その発達にはその他の発達段階とも関連しながら進みます。
離乳後期の手掴みでの食事は誰でも通過する道ですね。
遊び食べになり長時間手掴みで食品にいたずらをしている場合は
叱らず「お腹がいっぱいなのね」と下げましょう。
意欲的に食べようとして手掴みになっている場合は少し様子をみましょう。
「食べたい」「美味しい」と感じることは「生きる喜び」だからです。
 
食事は楽しく幸せなものです。
大人から見れば少しでも栄養豊かなものをしっかり食べて欲しいと願うのは当然ですが、
食の細い子、たくさん食べられる子と個人差も大きいので
個別の目標を立てて、子どもの意欲を奪わないような援助を心がけたいものです。
 




冨田 久枝 先生
(とみた ひさえ 先生) 
 
20年余にわたり幼稚園教諭として勤務。
その後カウンセリング及び保育内容の
指導者として活躍中。
現在は千葉大学教育学部にて指導。
編著「保育カウンセリングの原理」ほか。




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2010.06.01
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