保育のコラム

楽しく安全に水遊び!保育園で行うプールあそびの注意点

2017/10/05

保育園で行うプールあそびの注意点

 

夏の保育といえば、水遊びやプールあそびですよね。子どもたちが気持ちよさそうに遊んでいる姿はほほ笑ましいものです。

 

しかし、楽しいプールあそびは常に危険と隣り合わせです。命に関わる事故が発生する恐れもあるため、細心の注意を払って子どもたちを見守らなくてはなりません。

そこで、今回は保育園で行うプール遊びの注意点についてご紹介します。

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

子どもの体調を管理する

 

 

 

子どもの体調を管理

 

子どもたちの体調を管理することは、プールでの事故を防ぐために大切なことです。

プールカードを作成して、保護者に入水の可否を記入してもらいましょう。プールカードに記載すべき項目は以下の通りです。

 

 【プールカードの項目】

 

・体温(平熱より高くないかどうか)

・睡眠時間

・朝食をとっているかどうか

・鼻水、目やに、咳が出ていないかどうか

・排便の有無

・湿疹・化膿の有無

 

プールカードを確認するだけでなく、実際に子どもの様子を目で見て判断することも大切です。プールに入る直前に体調が急に変わることもあるため、体調の確認は徹底して行ってください。

 

 

また、プールから出た後のケアも忘れてはなりません。プールあそびは想像以上に汗をかくため、十分な水分補給を行う必要があります。

 

 

ただし、プールから出た後は体温が低下しやすくなっているため、冷たい飲み物は避けましょう。シャワーでぬるま湯をかけるなどして、体を温めることも大切です。

 

 

 

入念に安全点検を行う

 

 

 

子どもたちをプールに入れる前には、安全点検を入念に行わなければなりません。子どもたちが安全にプールあそびを楽しめる環境を整えましょう。

 

 

まず、プール周辺は水に濡れると滑りやすくなるため、タオルやマットなどを敷いて転倒事故を防ぐ必要があります。

 

浮き輪やフラフープなどの遊具に破損がないかどうかも確認してください。

 

また、水温を適切に保つことも大切です。

 

水温は25℃以上で、気温と水温との差が5℃以内であることが理想とされています。水温が低くなりすぎないよう、ぬるま湯を足すなどして水温を調節してください。気候や気温などを考慮して、臨機応変に対応しましょう。

 

プールあそびのお約束を伝える

 

 

プールあそびのお約束

 

プールあそびは普段とは違う楽しみがあるため、子どもはつい興奮してはしゃいでしまいがちです。しかし、それが原因で事故につながることもあるため、子どもたちにはプールあそびのお約束を必ず伝えるようにしましょう。

 

【プールあそびのお約束】

 

・プール周辺では走らない

・プールに入るときは、足からゆっくり入る(飛び込まない)

・お友達同士で押したり引っ張ったりしない

・お友達に水をかけない

 

プールあそびのお約束は、プールに入るたびに伝えるようにしてください。

 

また、危険な行動があったときは、個々に注意するようにすれば今後の事故を防ぐことができるでしょう。

 

 

保育士同士で連携をとる

 

 

 

プールあそびをするときは、最低でも保育士を2人は配置して監視するようにしましょう。2人体制をとることによって、さまざまな角度から子どもたちを見守ることが可能です。

 

 

2人体制では、1人の保育士はプールサイドで監視を行い、もう1人は子どもたちと一緒に水の中に入って監視にあたってください。

 

複数の保育士が連携をとって子どもを見守ることで、万が一の事態にも迅速に対応することができます。

 

 

おわりに

 

 

 

プールあそびはちょっとしたことが大きな事故につながる恐れがあります。子どもたちの安全を守るためにも、プールあそびの注意事項を厳守してください。

 

また、保育士は子どもに水遊びの楽しさを教える役目も担っています。安全に配慮しながら、子どもたちが楽しめるような工夫をしましょう。子どもによって水が得意だったり、苦手だったりするため、その子どもに応じた対応をすることが大切です。

 

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