保育のコラム

初めての年少組担任!子どもと上手に向き合うための保育士の接し方

2017/11/21

年少組担任の子どもとの接し方

年少組の子どもたちは、心も体も成長して、これまでの0~2歳児とは異なる接し方が求められます。初めて3歳の子どもたちの担任を任されたのであれば、実際に保育が始まる前に3歳児の特徴を理解して、上手にお付き合いするためのポイントを押さえましょう。

今回は、初めての年少組担任で子どもと上手に接するポイントをご紹介します。これから年少組を担当する保育士の方は、ぜひ参考にしてください。

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

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初めて保育園の年少組の担任を任されたら

 

 

 

保育園で年少組の担任をすることになった場合に知っておきたい知識をご紹介します。

 

子どもの発育の様子や特徴について、よく理解しましょう。

 

保育園の年少組の年齢

 

4月1日の時点で3歳であり、誕生日を迎えたときに4歳になる満3歳の子どもたち、つまり、4月2日から翌年の4月1日生まれの子どもたちが、年少組に入ります。

 

年少組の子どもの特徴

 

年少組の3歳の子どもたちは、身長が、男の子で約95~99cm、女の子で約93~98cm、体重は男の子で約14~15kg、女の子で約13~15kgです。

子どもたちは、体の成長に伴い運動能力も高まります。2歳の頃よりも全身を使用して遊ぶようになるため、監督をする保育士にもこれまで以上のスキルが求められるでしょう。

 

また、年少組の子どもたちは体が大きくなるだけではなく、複雑な会話もできるようになります。

 

個人差はあるものの、この時期は周りのことに幅広く興味を持ち、大人に対しての質問が増えてくる時期です。話せる言葉が増えることで、友達との人間関係がより豊かになり、みんなで気持ちよく遊ぶためのルールを守ることができます。

 

 

年少組の子どもとの接し方

 

 

 

1人の人間としてすくすくと成長する年少組の子どもたちと上手に接するために、保育士はどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。

 

 

友達との関係性を育めるように気を使おう

 

 

友達との関係性を育めるように気を使おう友達同士で人間関係を作り始める時期でもある3歳の子どもたちは、他の子と一緒に遊んでいく中で、少しずつ社会性を身に付けます。そのため、保育士と子どもとの1対1の関係だけでなく、友達との関係性を育めるように、これまで以上に気を使いましょう。

 

時には、子ども同士でケンカをしてしまうこともあるかもしれません。しかし、すぐに保育士が間に入ってしまうと、子どもたちの学びのチャンスが奪われてしまいます。

 

お互いにケガをしないよう注意深く見守りつつも、ケンカを通して人間関係を学ぶサポートをしてあげることが大切です。

 

 

 

子どもの質問に答える準備をしよう

 

 

 

 

子どもの質問に答える準備をしようこれまでよりも、複雑なおしゃべりができるようになる年少組の子どもは、ふとしたタイミングで保育士にさまざまな質問をします。これは、子どもの好奇心を育むチャンスです。

 

「何で?」と聞かれたら、一緒に答えを考えてあげたり、反対に「××ちゃんは何でだと思う?」と聞いてあげたり、子どもの疑問にきちんと向き合いましょう。

 

中には保育士を困らせるような質問をしてくる子もいるかもしれません。「何で先生には子どもがいないの?」などの答えづらい質問も優しく受け止めて、「まだ先生のところには赤ちゃんが来ないみたいだね」と無難に回答しましょう。

 

子どもの理解度に合わせて、かつ疑問をはぐらかさないように気を付けてください。

 

 

おわりに

 

 

 

年少組の子どもとの接し方についてお伝えしました。

 

たくさんの友達に囲まれて少しずつ社会性を身に付けていく子どもたちに対して、保育士はそっと見守る役割を担う必要があります。また、子どもたちの好奇心を育むために、「何で?」という言葉に対して丁寧に答えてあげることも必要です。

年少組の担任という役割を任されたのであれば、この時期の子どもたちの特徴をしっかりと理解して、きちんと対応できるよう準備をしましょう。

 

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