保育のコラム

潜在保育士歴が長くても復帰できる?

2020/02/26

私は潜在保育士になって約15年になるのですが、今からでも保育士として復帰してやっていけるものなのでしょうか?

そうですね。差し支えなければ、年齢を教えていただけますか?

今年で42歳になります。

子どもがもう手がかからなくなったので私も何か仕事がしたく、保育士として働き始めようと思っていまして。

40代で保育士として現場復帰をされている方はたくさんいらっしゃいます。

保育士不足という事も追い風になっていて保育士経験が少しでもある方の復帰は業界からも望まれていることですし、復帰されても十分やっていけると思いますよ。

一応子どもが手がかからなくなったと言っても家事はやらなければいけないので、家庭との両立ってできるものなのでしょうか?

それに体力的にも大変な仕事だと思うので40代でそれに耐えられるのかも心配です。

実際40代で復帰されている方などはどんな感じなのでしょうか?

そうですね。

少しその辺りを具体的にご紹介していきますね。

ありがとうございます。

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

今は保育士としての働き方が選べる時代

先ほど保育不足のことをお話ししました。

これ自体は社会問題として深刻ではあるのですが、実はこのことによって保育士の働き方が好転している側面もあります。

どういうことですか?

保育士不足の原因の一つが保育士の働く待遇の悪さと言われています。

お給料はもちろん、長時間労働もその一つでした。

そこで改革が行われたのが、保育士資格を持つ人の働き方です。

時短勤務を始め、女性の多い保育士がライフスタイルに合わせた働き方を組み合わせることができるように変わってきているのです。

それは心強いですね。具体的にはどのような働き方があるのでしょうか。

では具体的な働き方を紹介しますね。

時短勤務

最近多いのが時短勤務です。

保育士はとかく長時間労働になりがちであったり、シフトで夜番になると帰りが遅いなど、時間に不規則であることが働きにくい原因でした。

確かにそうですね。私も子どもを出産して以降働く時間がしんどくて、保育士を辞めた経緯があります。

そうだったんですね。

今は育休からの復帰の保育士さんが多く利用するほか、介護などの負担がある場合に時短勤務が利用できる保育園が増えています。

具体的には何時から何時とか決まっているのですか?

時短勤務に決まりはありません。

ほとんどの保育士がシフト制で8時間勤務をしていると思いますが、時短勤務の場合9時〜18時の間の6時間など、保育園と話し合って決めることが可能なようです。

それはいですね。

パート・アルバイト

パートやアルバイトという働き方も増えています。

パートやアルバイトの場合、予め時間を区切った働き方をしていることが多いので、朝4時間のみや夕方4時間のみなど、自分の都合によって働く時間を決めることができます。

また、曜日を選んで働くなど、週3くらいからの勤務も可能です。

以前にもパートで働く方は保育園にいらっしゃいましたが、違いがありますか?

以前は保育園で働くパートやアルバイトさんには保育士の資格を持たない人も多くいらっしゃいました。

しかし、現在は保育士の資格を持つ人が多く、日常の仕事も雑用だけでなく子どもとしっかり触れ合える仕事が多くなってきています。

派遣保育士

派遣保育士の働き方も自由度が増しています。

派遣だと不安定なイメージがありますが…

そうですね。確かに雇用に期間の定めがあるので、不安に思われるかもしれません。

しかし、最近は派遣会社での取り組みも充実していて、派遣からのキャリアアップなど、様々なキャリアプランが用意されているので安心して大丈夫だと思います。

そうなのですね。

ただ…子どもの行事や、突発的なおやすみが多く、派遣保育士だと不安です。

そうですよね。

明日香では派遣保育士同士がお互いに自分の仕事をシェアしあうシェアタイム派遣という制度もあります。

派遣保育士同士が急なお休みの仕事を保管しあったり、時間帯を分け合って働いていくスタイルです。

そんな仕組みもあるのですね!

派遣保育士も進化しているんですね。

最新の保育技術やスキルは研修なども行われている!

保育士の働き方に多様性があることがわかりました。

あとは自分の問題ですね。

ご自身の問題というとどんなことですか?

長らく保育の現場に出ていないので、スキル不足や保育士の仕事のことを忘れてしまっていることが不安なのです。

こればっかりは復帰してみないと、わからないですよね?

そんなことはありませんよ。

もちろん、実践が一番勘を取り戻すには早いですが、今は潜在保育士の方がスムーズに現場に戻っていけるように様々な復職研修が行われています。

有料の場合もありますが、行政などが無料で行っている場合もありますので、ぜひ活用してみてください。

そんなセミナーもあるんですね。知りませんでした!

それなら、不安なく現場に復帰できそうです!

潜在保育士歴が長くても働き方選びと研修で無理なく復帰可能!

いかがでしたでしょうか?

少しは保育士に戻る不安は解消されましたでしょうか?

はい!働く時間や雇用体系など、よくわかりました。

何より、スキル面での不安が一番怖いと思っていたので、まずはセミナー等を受講してみようと思います。

そうですね。15年ぶりに仕事に復帰するのは、怖いな、と思うこともあると思います。

研修を通じて勘を戻すのはもちろん、パートや時短勤務など、短時間から少しずつ保育士の仕事を思い出していくのも良いですね。

いろいろ組み合わせて、私と家族と負担のない道を探したいと思います!

頑張ってください!

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