子どもの世話をする保育士は腰痛や腱鞘炎になりやすい？保育士の職業病4つ
2017/12/06
子どもの世話をするからこそ特殊な動きをしたり、つい体や心に負担をかけすぎてしまったり、保育士だからこそ引き起こしやすい病気があります。日頃から自分の心身のケアに気を配るとともに、少しでも気になる点があれば、医療機関へ足を運びましょう。
今回は保育士の仕事を続ける上で注意したい、4つの職業病をご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
保育士の職業病？注意すべき病気4つ
体のどこかを傷めてしまうものから心にダメージを受けてしまうものまで、気になる症状があればすみやかに医療機関を受診しましょう。
以下では、保育士の職業病とも言える、気を付けたい病気を4つご紹介します。
腰痛
子どもの世話をする仕事である保育士は、園児を抱き上げたり、前かがみになったり、全力で遊んだりするため、腰へ負担がかかります。そのため、腰痛を患う保育士の方は少なくありません。
腰の痛みは、まさに「保育士の職業病」と言っても過言ではないでしょう。
もしも腰に痛みを感じたら、整形外科の医療機関を受診するとともに、症状が悪化しないように、湿布を貼ったり、コルセットを着用したり、自宅でできるストレッチなどを取り入れ、悪化しないよう対策を取りましょう。
痛みが強いときは無理をせずに、力仕事は他の保育士に介助してもらうなど、周囲に協力を求めながら働いてください。
腱鞘炎（けんしょうえん）
腰痛に続いて保育士が気を付けたいのは、腱鞘炎です。
意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、保育士の業務では手首をよく使用します。手書きの連絡帳やクラスのおたよりの作成、折り紙や画用紙を使用した教室の飾り付け、ピアノの演奏など。この他にも、多くの手作業を日々こなしているはずです。
腱鞘炎になると、手首や腕に痛みを感じます。手のあたりに動かしにくさを感じたら、医療機関を受診するとともに、痛みを抑えるための対策をしましょう。
腱鞘炎の痛みがひどいときは冷湿布を、痛みが治まってきたら温湿布を利用して、すみやかに治せるようにケアを続けてください。
膀胱炎（ぼうこうえん）
たくさんの子どもに囲まれて、ついトイレに行きたくても行けない場面が増えていませんか？どうしても子どもたちから目を離せなくて、トイレを我慢してしまうことのある保育士は、膀胱炎になりやすいため注意が必要です。
排尿する際に痛みを感じたり、尿に血が混じったり、残尿感があるという場合は、膀胱炎が疑われます。
仕事に追われてトイレを我慢する習慣を見直して、ペアの保育士と相談しながら無理なく働けるように工夫をしてください。
うつ病
責任感の強い保育士の方は、つい自分だけで抱え込めない大きな問題を、1人で抱え込んでしまいがちです。また、職場や保護者、子どもとの人間関係をはじめとしたさまざまな問題、ストレスから、気分が落ち込む状態が続いてしまうこともあるでしょう。
このような心へのダメージが重なると、うつ病を発症してしまうおそれがあります。
体にだるさや吐き気、大好きな趣味や余暇の時間を楽しむ気持ちの余裕がなくなる、集中力が途切れやすくなるなどの症状が現れたら、心の病に注意しましょう。
時には、休養も必要です。少しでもおかしいと気付いたら、医療機関へ足を運ぶとともに、仕事のストレスを上手に発散する生活習慣を作りましょう。
おわりに
保育士が気を付けたい職業病として、腰痛・腱鞘炎・膀胱炎・うつ病についてご紹介しました。子どもを保育する専門的な仕事だからこそ、これらの病気には十分に注意しましょう。
今回ご紹介した他にも、体や心に違和感を覚えたときには、医師の診察を受けることをおすすめします。
大切な子どもたちをサポートして健康に働き続けるためにも、まずは保育士自身の心身を大切にケアしましょう。
カテゴリ
保育士ライフ
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子どもの世話をするからこそ特殊な動きをしたり、つい体や心に負担をかけすぎてしまったり、保育士だからこそ引き起こしやすい病気があります。日頃から自分の心身のケアに気を配るとともに、少しでも気になる点があれば、医療機関へ足を運びましょう。
今回は保育士の仕事を続ける上で注意したい、4つの職業病をご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
保育士の職業病？注意すべき病気4つ
体のどこかを傷めてしまうものから心にダメージを受けてしまうものまで、気になる症状があればすみやかに医療機関を受診しましょう。
以下では、保育士の職業病とも言える、気を付けたい病気を4つご紹介します。
腰痛
子どもの世話をする仕事である保育士は、園児を抱き上げたり、前かがみになったり、全力で遊んだりするため、腰へ負担がかかります。そのため、腰痛を患う保育士の方は少なくありません。
腰の痛みは、まさに「保育士の職業病」と言っても過言ではないでしょう。
もしも腰に痛みを感じたら、整形外科の医療機関を受診するとともに、症状が悪化しないように、湿布を貼ったり、コルセットを着用したり、自宅でできるストレッチなどを取り入れ、悪化しないよう対策を取りましょう。
痛みが強いときは無理をせずに、力仕事は他の保育士に介助してもらうなど、周囲に協力を求めながら働いてください。
腱鞘炎（けんしょうえん）
腰痛に続いて保育士が気を付けたいのは、腱鞘炎です。
意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、保育士の業務では手首をよく使用します。手書きの連絡帳やクラスのおたよりの作成、折り紙や画用紙を使用した教室の飾り付け、ピアノの演奏など。この他にも、多くの手作業を日々こなしているはずです。
腱鞘炎になると、手首や腕に痛みを感じます。手のあたりに動かしにくさを感じたら、医療機関を受診するとともに、痛みを抑えるための対策をしましょう。
腱鞘炎の痛みがひどいときは冷湿布を、痛みが治まってきたら温湿布を利用して、すみやかに治せるようにケアを続けてください。
膀胱炎（ぼうこうえん）
たくさんの子どもに囲まれて、ついトイレに行きたくても行けない場面が増えていませんか？どうしても子どもたちから目を離せなくて、トイレを我慢してしまうことのある保育士は、膀胱炎になりやすいため注意が必要です。
排尿する際に痛みを感じたり、尿に血が混じったり、残尿感があるという場合は、膀胱炎が疑われます。
仕事に追われてトイレを我慢する習慣を見直して、ペアの保育士と相談しながら無理なく働けるように工夫をしてください。
うつ病
責任感の強い保育士の方は、つい自分だけで抱え込めない大きな問題を、1人で抱え込んでしまいがちです。また、職場や保護者、子どもとの人間関係をはじめとしたさまざまな問題、ストレスから、気分が落ち込む状態が続いてしまうこともあるでしょう。
このような心へのダメージが重なると、うつ病を発症してしまうおそれがあります。
体にだるさや吐き気、大好きな趣味や余暇の時間を楽しむ気持ちの余裕がなくなる、集中力が途切れやすくなるなどの症状が現れたら、心の病に注意しましょう。
時には、休養も必要です。少しでもおかしいと気付いたら、医療機関へ足を運ぶとともに、仕事のストレスを上手に発散する生活習慣を作りましょう。
おわりに
保育士が気を付けたい職業病として、腰痛・腱鞘炎・膀胱炎・うつ病についてご紹介しました。子どもを保育する専門的な仕事だからこそ、これらの病気には十分に注意しましょう。
今回ご紹介した他にも、体や心に違和感を覚えたときには、医師の診察を受けることをおすすめします。
大切な子どもたちをサポートして健康に働き続けるためにも、まずは保育士自身の心身を大切にケアしましょう。
