保育のコラム

保育園でも必要?ベビーマッサージの方法と効果、注意点について

2017/10/04

保育園でのベビーマッサージ

 

ベビーマッサージとは、赤ちゃんの体を優しくマッサージすることによって、スキンシップをはかるマッサージのことです。昨今、さまざまな効果を期待できるとして、多くの親御さんから注目を集めています。

 

そんなベビーマッサージですが、家庭だけではなく、保育園でも実施することも増えてきています。実施している保育園の数はまだ多くはないものの、乳児との関わりも多い保育士にとっては知っておいて損のない知識と言えるでしょう。

今回は、ベビーマッサージの方法と効果、そして注意点についてお伝えします。

 

 

ベビーマッサージの方法

 

 

 

ベビーマッサージの方法

 

ここでは、ベビーマッサージの基本的なやり方をご説明します。

 

ベビーマッサージをするときに準備するもの

 

ベビーマッサージを行うときは、赤ちゃんの下に敷く広めのタオル2枚と、赤ちゃんの肌に使えるオイルを用意します。赤ちゃんの肌に触れるものですから、どちらもお肌に優しいものを選びましょう。

 

ベビーマッサージのやり方

 

まずはオイルを手に取り、足の裏をくるくるとマッサージしてください。次に足首を手のひらで優しく包み込むようにして、ゆっくりと回します。その後、足の付け根から足先へ向けて、ゆっくりと手を滑らせます。

 

同じように、腕の付け根から手首へ向かって滑らせるようにしてから、手のひらをくるくるとマッサージしてください。両腕の次は、両手を使って胸にハートを描くようなイメージで、手のひらで優しくマッサージをします。おなかに楕円(だえん)形を描くようにマッサージをしたら、次は背中です。首の付け根から肩へ向かって、指を滑らせるようにしましょう。

 

 

背中のマッサージは、肩からお尻にかけてくるくるとマッサージしていきます。それが終わったら、肩からお尻にかけてなでおろすように手を滑らせていきましょう。最後に、お尻全体を時計回りにマッサージしたら完了です。

 

 

ベビーマッサージ中のポイント

 

マッサージは赤ちゃんとの大事なスキンシップの一環です。マッサージ中も、終わった後も、赤ちゃんに優しく声をかけてあげましょう。ちょっとした声かけで親子の愛情をより深めることができると思います。

 

ベビーマッサージで期待できる効果

 

 

ベビーマッサージでは、赤ちゃんのリラックス効果やストレス解消効果に加え、赤ちゃんの免疫を高める効果も期待できます。触れ合うことで脳の発達が促され、筋肉の刺激にもつながり運動機能が高まるとも言われています。

 

 

また、赤ちゃんだけでなくマッサージする大人側にも、血行の改善やストレスの軽減などの効果が見込めます。

 

 

ベビーマッサージの注意点

 

 

ベビーマッサージの注意点ベビーマッサージで使用するオイルは、赤ちゃんのお肌に優しいものを選びましょう。オイルによるアレルギーや肌荒れが起こらないように、使用する前にはパッチテストを行い、お肌のトラブルを避けるようにご注意ください。

 

 

ベビーマッサージは優しい力で行うのが基本です。強い力をかけすぎると、赤ちゃんがケガをしてしまうおそれがあります。強い力を加えることなく、ごく無理のない範囲で優しくマッサージをしてあげてください。

 

 

ベビーマッサージを行う部屋の温度は、赤ちゃんが体調を崩すことがないように、適切な温かさを保っておきましょう。また、保育士であれば当然の身だしなみですが、ベビーマッサージを行うときは赤ちゃんに触れる手を清潔に保つとともに、爪を短くしてアクセサリーを外し、皮膚を傷つけないように準備を整えておきましょう。

 

 

おわりに

 

 

今回は、知っておくと役立つベビーマッサージについてお伝えしました。

 

最近では保育園でベビーマッサージ教室が開催されたり、あるいは親御さんから質問を受けたりするかもしれませんので、知識として知っておくと非常に役立ちます。気持ちの良いスキンシップができるベビーマッサージで、赤ちゃんとの快適な触れ合いの時間を過ごしましょう。

 

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