保育園のトイレトレーニングはいつから始める？トイトレの方法と注意点 | 保育士・幼稚園教諭・ベビーシッターの求人専門サービス「ずっと保育士」

保育園でのトイレトレーニングはいつから始めるべきでしょうか？また、どのようなことに気をつけるべきでしょうか？今回は、少しずつ成長を重ねていく子どもに欠かせない、トイレの教育についてお伝えします。気長にトイトレを続けて、自分1人でトイレに行ける状態を目指しましょう。

保育園のトイレトレーニングはいつから？

トイレトレーニングを始める時期は子どもによって異なりますが、子ども自身が排せつのタイミングをある程度把握し、保育者や保護者へ報告できるようになった頃が、1つの目安となります。

子どもは、成長にしたがって排せつのタイミングが少しずつ安定します。排せつが一定間隔になってきたと感じられたら、トイレに誘ってみましょう。

トイレトレーニングは、2～3歳頃に始めるケースが多いようですが、一般的なトイトレの時期を必ず守らなければならないわけではありません。子どもの様子に合わせて始めることが子どもにとって一番良い選択でしょう。保護者の方からおうちでの様子なども聞きながら、よく相談した上でトイトレの開始時期を決めることをおすすめします。

また、単に自分でトイレに行けるようになることだけがトイレトレーニングではありません。トイトレは、排せつをしてオムツ交換をしてもらった際に気持ち良さを感じることから始まります。つまり、0歳の時点からすでにトイトレが始まっていると言っても過言ではないのです。

保育士なら知っておきたい、トイトレの方法

トイレトレーニングはどのような方法で行うのでしょうか？ここでは、保育園のトイトレのために知っておきたい内容をご紹介します。

トイレについて学ぶ機会を与える

まず、トイレとはどのような場所なのか、何をするところなのか、子どもが学ぶ機会を作ってあげましょう。そのためには、トイレについて紹介する絵本や映像を利用すると便利です。あるいは、先生が人形を使用して教えることも良いでしょう。

トイレについて学ぶ機会を与えると、自分がそこで何をするべきなのか、イメージをつかみやすくなります。

トイレに興味を持てる環境作りをする

トイレがどんなところか分かった後でも、いきなり「トイレに行こう」と誘っても、子どもが興味を持ってくれないことがほとんどでしょう。そのようなときには、トイレを子どもに好かれるようにアレンジをしてみてください。

例えば、子どもに人気のキャラクターやかわいらしい動物のイラストがあると、子どもがトイレに行く理由を作れます。「うさぎさんに会えるからトイレに行こう」と言って、上手に誘いましょう。

保育園でのトイトレの注意点

保育園でトイレトレーニングをするのであれば、どのようなことに注意するべきでしょうか？トイトレをする際の注意点についてお伝えします。

成功したら褒めてあげよう

もしもトイレトレーニング中にきちんとトイレができたら、たくさん褒めてください。

上手に排せつができると褒めてもらえるという気持ちの良い経験は、子どもが積極的にトイトレに励む理由になるのです。

トイトレ中はなるべく脱ぎやすい服を着せよう

まだトイレに慣れない子どもにとって、トイレで服を脱ぐ時間はもどかしく感じるものです。失敗しないために、すぐに脱ぎ着をしやすい服を着てもらうと、トイトレもしやすくなります。

「失敗しても大丈夫！」の気持ちを忘れずに

トイレトレーニングを始めてから、失敗してしまうことも多々あるでしょう。そのようなときは「失敗しても大丈夫！」と寛大な気持ちで受け止めてください。子どもにとってトイレがストレスにならないよう配慮しましょう。

また、無理にトイトレを継続する必要もないため、無理だと感じたらもう少し先延ばしにしても問題ありません。

おわりに

今回は、保育園でのトイレトレーニングについてお伝えしました。

トイトレを始める時期は、保護者の方とも相談し、一人一人の子どもに合わせて決めましょう。トイレが何をする場所なのかをきちんと学習させた上で、少しずつ慣れてもらえるよう努めることが大切です。

成功する日もあれば、失敗してしまう日もあるでしょうから、気長にトイトレを進めてあげてくださいね。