保育のコラム

派遣保育士という新しい働き方!保育士が派遣で働くメリットとデメリット

2020/08/18

派遣保育士という新しい働き方!保育士が派遣で働くメリットとデメリット

女性の働き方の多様化が進む昨今。女性が全体の9割以上を占める保育士の働き方の選択肢も多様化してきています。

その中でも、「派遣保育士」は、「子育て(育児)や家庭と両立しながら働きたい」という方をはじめ、自分自身のライフスタイルに合わせて柔軟に働き方をアレンジしたいという方に選ばれている働き方です。

特に女性は、結婚や出産、子育て、復職などライフスタイルの変化が多く、保育士としてずっと正社員で働きたいと思っていても、仕方なく保育士をやめなければならない・・・という方も少なくありません。

そんな「自分自身の人生の変化に仕事や働き方を合わせる」というタイミングで選ばれるのが、パートやアルバイト以上正社員未満の収入を得つつ、自分のライフスタイルに合わせて出勤日数や時間をアレンジできる自由度の高さを持つ派遣保育士という働き方です。

例えば「夫が転勤族で、3〜4年に1度転勤があり、正社員としては働き辛い・・・ただバイトやパートでは収入が足りない」という方や、「保育士以外にも色々な自分の可能性を試してみたい!」と派遣で保育士として働きながらフリーランスで他の業務に挑戦したいという方、日中は働けないが朝2時間、夜2時間だけ働けるというように働く時間に制限があるという方、「人間関係が不安なので、正社員になるのが不安・・・」という風に正社員として働く事に不安を抱えている方など、何らかの事情で、働き方に制約があるという方が実際に明日香で派遣保育士として働いています。

また、正社員のように責任の重い業務や持ち帰り作業、残業などが発生しにくい点から、「子育てがひと段落して保育士として復職したいが・・・ブランクが気になる」という保育士への復職の際のファーストステップとしても注目されている働き方です。実際に明日香でも40代以上の保育士の方が活躍されています。

本記事では、そんな派遣保育士について、具体的な仕事内容や働き方、待遇、メリットやデメリットから求人の探し方に至るまで、明日香の事例やコーディネーターのアドバイスも交えながら、詳しく解説いたします。

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家事・育児と両立して働ける保育士の働き方はある?
派遣保育士という働き方を選ぶ人が増えている
派遣保育士は家庭と仕事を両立させたい方にはぴったり
派遣保育士は「高給」「残業少」「時短勤務」など様々な働き方が柔軟に選べる
派遣保育士は派遣会社経由で保育園と契約を結ぶので、定時で帰れて、残業代もきっちりもらえるのがメリット
派遣保育士は一時的に家庭と仕事の両立をしなければならない、でもバイトでは収入が足りないという人にぴったり!
派遣保育士は考え方次第ではとても良い働き方
あなたのライフステージに合わせた派遣保育士求人とサポートをご提案

※今回派遣保育士の記事作成にあたり、明日香で現役の派遣保育士のコーディネーターの3名に、監修協力をしていただきました。

明日香のコーディネーター01

明日香のコーディネーター01

小学生の女の子の子育てをしながら、コーディネーターとして派遣や紹介の転職サポートをしている。前職でFPの資格を取得、ライフプランに合わせた働き方の相談も得意。

明日香のコーディネーター02

明日香のコーディネーター02

新卒で保育士として6年間働きその後、明日香に入社。人材コーディネーターとして元保育士の現場目線でのサポートを心がけている。一児の父。

明日香のコーディネーター03

明日香のコーディネーター03

保育士として長年勤務した経験を通し保育のキャリア支援に関心を持ち、明日香に入社。人材コーディネーターを経て現在、カスタマーサービス部門にてサポート業務を行っている。

派遣保育士とは?

派遣保育士とは、一言でいえば「保育士人材派遣会社に雇用された社員」です。 つまり、保育園から直接雇用されている訳ではなく、派遣保育士の雇用主は人材派遣会社となります。

保育園では、人材派遣会社から派遣された保育士の業務上の指示や管理などを行いますが、給与支払い・福利厚生・勤怠管理などは、人材派遣会社が担当します。 具体的には、下記のようなイメージです。

派遣保育士の雇用関係のイメージ

正社員・パート・アルバイトとの違い

派遣保育士は人材派遣会社、正社員やパート・アルバイトの保育士は保育園が雇用主となるというのが大きな違いです。 そのため、派遣保育士の場合には、給料の支払いや社会保険、福利厚生、雇用期間、現場での指示や管理などについて、次のように担当が分かれています。

表1:派遣保育士・正社員保育士やパート・アルバイト保育士違い

  派遣社員 正社員・パート・アルバイト
雇用主 人材派遣会社 保育園を運営する
団体・株式会社
給料支払い 人材派遣会社 保育園を運営する
団体・株式会社
保険・福利厚生 人材派遣会社の
規定に従う
保育園を運営する
団体・株式会社の規定に従う
雇用期間 有期雇用
※各会社の規定によるが、原則3年が限度。
無期雇用派遣などもある。
・正社員:無期雇用
・パート・アルバイト:有期雇用
保育園での指示・管理 保育園 保育園

雇用主の違いの他に、基本的には雇用期間が決まっている「有期雇用」であるという点も正社員とは異なる点です。

雇用期間は人材派遣会社と保育園の間で決まりますが、2015年の労働者派遣法の改正により、派遣社員が同じ事業所で3年を超えて働くことができなくなってしまったので、最長でも同じ保育園では3年しか働けないという上限があります。

また、もし仮に3年以上同じ事業者で派遣保育士として働く見込みとなった場合には、次のような措置を人材派遣会社から受けることが可能となりますので、覚えておきましょう。

3年以上同じ事業者で働く見込みとなった場合に人材派遣会社から受けられる措置

出典:厚生労働省「派遣で働く皆様へ」を元にずっと保育士編集部が作成

保育士の「派遣」のタイプは3種類ある

派遣保育士は、人材派遣会社に登録して、そこから保育園に派遣されるというイメージが強いと思いますが、実は派遣保育士には「紹介予定派遣」「登録型派遣」「無期雇用派遣」という3つの派遣のタイプがあります。

実際には、登録型派遣がほとんどで、紹介予定派遣や無期雇用派遣は少数になってしまいますが、どの派遣タイプを選択するかによって勤務形態や給料体系、働き方やその後のキャリアが大きく異なってくるので、より自分の状況に適した働き方を選択するためにも、違いをしっかりと把握しておくことが大切です。

【1】登録型派遣

登録型派遣の仕組み

登録型派遣は、保育士人材派遣会社に登録し、派遣先の保育園で勤務するというものです。 一般的に浸透している「派遣」のイメージはこの登録型派遣になります。

【2】紹介予定派遣

紹介予定派遣の仕組み

紹介予定派遣とは、派遣先の保育園の正社員雇用を前提として、数ヶ月間派遣保育士として働くというものです。

保育士側が「ここなら正社員として働いていけそう」、保育園側が「この方ならしっかりと勤務してくれそう」という風にお互い納得した上で正社員として就職・雇用できるというのが紹介予定派遣のメリットです。

最長6カ月勤務したのち、保育園、保育士のお互いの合意のもとで正式に保育園に雇用されることになります。派遣として働く期間は、雇用主は人材派遣会社になります。 お互い納得した上で正社員として雇用されるため、もちろん100%が雇用される訳ではありません。

厚生労働省の発表する「平成25年度労働派遣事業報告書の集計結果」によれば、紹介予定派遣の末に直接雇用されたのは約54%程度になります。

しかし、採用までに時間がかかってしまうという事があり、すぐにでも人手不足を解消したい保育園にとってはメリットが薄く、「紹介予定派遣」を募集している保育園が少ないというのがデメリットです。

紹介予定派遣ではなく、通常の登録型派遣で働く保育士の中にも「派遣」で働いてみてその保育園がとても良かったから、という理由で契約満了時に行っている就業意向ヒアリングで、正社員としてその保育園に就職するという方も毎年数名いらっしゃいます。

【3】無期雇用派遣

無期雇用派遣は、その名前の通り保育士人材派遣会社と無期限で契約をして働くというものです。

派遣は有期雇用が一般的で、その雇用期間も2015年に改正された労働派遣法によって、「派遣保育士は原則として、同じ事業所に3年以上は働くことはできない」という風に定められています。 しかし、無期雇用派遣の場合には、この3年制約はありません。

また、通常の派遣であれば、派遣先の保育園で働いて初めて給料が発生しますが、無期雇用の場合には、派遣先が決まっていない待機の段階でも給料が発生します。

そのため、収入が途切れることなく安定するというのがメリットと言えます。 一方で、無期雇用派遣の場合には、限られた期間だけ働いたり、休暇を比較的簡単に取得したり、など一般的な派遣のメリットでもある働き方の自由度が大きくありません。ただ「収入が途切れない」だけで選ぶのではなく、しっかりとこのデメリットも考慮した上で選ぶことが大切です。

派遣保育士の仕事内容

派遣保育士の仕事内容

派遣保育士といっても、保育士としての仕事内容は同じです。

子どもたちとのふれあいや、子どもたちの自立を支援し、見守るというやりがいは同じようにあります。 派遣された園の種類や園の保育方針、保育方法などによって細かい仕事内容は変わってきますが、基本的には「保育補助」や「フリー」などの仕事を任される事が多く、担任業務などは少ない傾向があります。

極端に言えば、派遣保育士はパートやアルバイトの保育士と同等の仕事が多いといえるでしょう。

そのため、業務負担が正社員に比べて少ない上、基本的には持ち帰り作業や残業などはほとんどありません。

こういった残業や持ち帰り作業、業務負担の少なさが子育てなど家庭との両立を望む保育士や、40〜60代で保育士に復職したいという方にとってはありがたく、今派遣保育士が注目されている最大の理由なのです。

一方で同じ派遣でも「紹介予定派遣」の保育士については、担任業務など、より責任のあるポジションを任されることもあります。 紹介予定派遣は正社員を前提とした雇用のため、その能力があるかどうかや、入社後のミスマッチがないように仕事を割り当てることが多いようです。紹介予定派遣の保育士は、どちらかというと正社員の保育士に準じた仕事と考えても良いでしょう。

明日香の派遣保育士の仕事内容・1日のスケジュール事例

実際に派遣保育士がどんな仕事内容で、どんなスケジュールで行っているのかを見ていただいた方が実感が湧きやすいと思うので、明日香で実際に働いている派遣保育士さんの1日の仕事のスケジュール例をいくつかご紹介します。

20代派遣保育士Wさんの仕事内容と1日のスケジュール(保育園、8:30〜17:30、週5日フルタイム)

私は今年度、去年のクラスからそのまま持ち上がりで、3歳児のクラスを担当しているのですが、まず、朝出勤して、各クラスの先生たちに挨拶しに行って、子どもたちと一緒に自分の担当クラスに入ります。
担任の先生がいて、その先生のサブで午前中はずっと動いています。
子どもたちがご飯とかお昼寝をしている間に、お昼ご飯に1時間休憩をいただきます。
休憩が終わったら、何か作業あるかを担任の先生に確認して、主に事務作業をします。
子どもたちが起きたら、おやつの準備とかをして、それが終わったら帰りまでずっと子どもと一緒に遊んだりしてます。
園庭とかで走るのが好きな子と一緒に走ったりもしていますし、室内だったら一緒に歌いながら遊んだりとか、おままごとをやったりとかしてますね。
これがだいたいの1日のスケジュールと仕事内容です。

引用元:【派遣保育士への転職インタビューvol.1】婚約者の転勤を機にフルタイム派遣という働き方を選択

40代派遣保育士Kさんの仕事内容と1日のスケジュール(公立保育園、8:30〜17:15、週3日シェアタイム)

私は基本的に朝8時半から17時15分までで仕事をしています。
月に1回ずつ早番の勤務と遅番の勤務があるんですが、早番の時は朝7時から夕方の15時45分まで、遅番の時は朝9時30分から夜の19時までです。
日中は子どもたちを迎え入れてからお散歩に出たり、外遊びや室内遊びをした後に昼食の時間、お昼寝、午後はおやつの時間の後に室内又は外遊びという流れで保育に携わっています。 子どもたちのお昼寝の時間には、連絡帳や日誌を書いたり、事務作業をしています。
子どもたちが起きたらおやつの時間になるので、子どもたちの着替えを手伝っておやつを食べて、外遊びに出たり、室内で遊んだりという感じで大体1日が終わります。
1日の間に1時間休憩を取れるんですが、休憩時間は日の流れによってどこで取るかが変わってきますね。

引用元:【派遣保育士への転職インタビューvol.2】ブランクを経て派遣保育士に!Wワークのためにシェアタイム派遣という働き方を選択!

50代派遣保育士Tさんの仕事内容と1日のスケジュール(公立保育園、8:30〜17:30、週5日フルタイム)

8時半に出勤して、9時45分ぐらいまでは自由遊びの時間で、子どもたちとLaQ(ラキュー)をやったり、ジグソーパズルをしたり、お絵かきをしたりして一緒に遊んでいます。
9時45分ぐらいからお片付けをして、朝の会みたいな感じで、みんなで2曲ぐらい歌を歌っています。
その後から11時20分までは、各クラスに分かれて、クラス活動の時間です。
クラスによってやる活動は違いますが、私の担当するクラスではお散歩に行ったり、園庭で遊んだり、製作をしたり、色々な事をやっています。
11時20分ぐらいから手洗いやトイレを済ませて、11時半からお昼ご飯の時間です。
お昼ご飯の後は、だいたい14時半ぐらいまでお昼寝をします。
私は5歳児クラスを担当しているのですが、眠い子は寝て、起きている子にいつも本を読んであげています。
お昼寝の時間の後は、15時から午後のおやつの時間で、一緒におやつを食べて、その後は自由時間です。
自由時間は天気がよければ園庭で遊んだり、部屋で一緒に遊んだりして過ごしています。

引用元:【派遣保育士への転職インタビューvol.3】50代から保育士に転職、直雇用の正社員から派遣保育士に

30代派遣保育士Kさんの仕事内容と1日のスケジュール(市立保育園、8:30〜17:30、週5日フルタイム)

まずは朝に子供たちを受け入れます。
子どもたちの様子を保護者の方から聞いたり、子どもたちの人数などを確認した後に、今日の活動を行います。
晴れていたら外に行って遊んだり、雨の日は室内でお歌やお絵かきなど、他の保育士とも連携を取りながら子どもたちと一緒に活動します。
そのあとは給食を食べて、お昼寝をして、午後に遊んで、子どもたちを見送るという流れです。
あとは、各子どもに応じて対応する事もよくあります。

引用元:【派遣保育士への転職インタビューvol.4】自分に合った働き方を求めて派遣保育士に

50代派遣保育士Wさんの仕事内容と1日のスケジュール(児童館、11:00〜18:00、週2日シェアタイム)

私は基本的に朝の11時から夕方の18時まで働いています。
小学校がお休みの日は朝からお子さんをお預かりするので、9時からとかに出勤時間が変更がある場合がありますし、大きな行事があったり、他の先生がお休みだったりすると、「ここ出れますか?」という感じで事前にシフトの相談を受け、別の日に出勤したりすることもあります。
1日のスケジュールとしては、まず朝11時に児童館に来て、11時から12時までは、児童館に来ていらっしゃる0~2歳位の小さなお子さんやお母さんたちと一緒に遊んだりとか、お母さんたちのちょっとした悩みを聞いたりして過ごしています。
お昼になったらお昼休憩があるんですが、それが終わると、小学生のお子さんたちが来るまでにおやつだったり、お迎えの準備をします。
小学生のお子さんたちが14〜15時とかに来たら、一緒に鬼ごっこをして遊んだり、一緒にお勉強したりして過ごします。
夕方17時以降にだんだん子どもたちが家に帰って行くんですが、最後の18時まで、静かに子どもたちと本読んだり、勉強したりしながら、最後の子が帰るまで一緒に過ごしたりしています。

引用元:【派遣保育士への転職インタビューvol.5】未経験の保育の仕事で50代から新しい人生の一歩を

実際に次のようなフルタイム以外のスケジュールで派遣保育士として働いている方もいますし、働く時間の自由度が正社員などに比べて高いのが派遣保育士のメリットと言えると思います。

派遣保育士はこんな働き方も可能!

派遣保育士の給料や待遇

派遣保育士の給料

保育士の離職率の高さは社会問題となっており、国でも様々な対策が講じられています。

実際に厚生労働省が2015年に立ち上げた「保育士等確保対策検討会」が発表する「保育士等に関する現状」によると、保育士の離職率は全体で10.3%に及ぶことが指摘されています。(※1)

また、保育士が退職する理由などは「給料」「残業」「休暇」「育休・産休」「保険」など給料や待遇などに不安を持っている方が多い傾向があることもわかります。(※1) では、派遣保育士の場合には、給料や待遇はどのようになるのでしょうか。

「給料」や「残業」「休暇」「育休・産休」「社会保険」「その他」という6つの観点から、派遣保育士の給料や待遇が実際どうなのか、について一つずつ見ていきましょう。

<1>派遣保育士の給料はどれくらい?

派遣保育士の給料は月給ではなく、時給で計算されます。 時給相場は経験や園によっても変わりますが、約1,200円〜1,800円ほどが一般的です。

しかし、2020年4月より派遣労働者の同一労働同一賃金がスタートしたことから、正規・非正規といった雇用形態にかかわらず、同じ業務を行った人に対して、同じ賃金を支払うとする取り決めがなされたため「派遣」保育士だからという理由で賃金が低い、高いということはなくなりました。

よって2020年4月以降は、派遣保育士の給料は契約によって決まります。下記の2つの方式のいずれかによって決まります。

同一労働同一賃金の2つの方式

どちらの方式で契約するかによって時給やボーナス、待遇などに違いは出ますが、どちらも正規・非正規社員での格差が発生しないための制度です。 よって以前よりもより正社員との格差がない、安心した時給設定で働くことができるようになったと言えます。

賞与(ボーナス)はあるの?

基本的に派遣保育士の場合、賞与(ボーナス)の支給は、登録した人材派遣会社の規定によります。 気になるという方は、登録予定の派遣会社に問い合わせてみると良いでしょう。

退職金は出るの?

退職金についても、賞与(ボーナス)同様に、登録先の人材派遣会社の規定によります。 こちらも、気になる方は問い合わせてみると良いでしょう。

<2>残業や持ち帰り業務はあるの?

派遣保育士の残業

派遣保育士は原則、契約にない持ち帰り業務はありません。また、残業については全くないわけではありませんが、正社員に比べると「時間外労働なし」などの労働条件を設けているケースも多く、残業は少なめです。

普段私たちコーディネーターは、保育士さんとやりとりをしていますが、基本的に周りの保育士さんが「帰って大丈夫ですよ」と帰宅を促してくれるので、定時で帰れるという人がほとんどのようです。

担当する仕事が責任が重く業務量の多い担任ではなく「補助」や「フリー」である事が多いので、業務負荷は正社員に比べると少なめです。 また給料は保育園ではなく人材派遣会社の規定に従って支払われます、

人材派遣会社は時間単位で保育園側ときっちり契約を結んでいるため、残業分はしっかりと保育園側に請求されます。

そのため、残業代の支払いをされないということもありません。タイムカードに記載された残業時間分の残業代の支給を受けることが可能です。 正社員の場合、残業時間を記載してはならないといったような圧力が職場内にある場合も多く、サービス残業になってしまうケースもあると言われています。

派遣保育士の場合は、人材派遣会社が仲介に入りますので、そう言ったトラブルに悩まされることはありません。

もし、万が一そういった職場内でのトラブルが発生した場合には必ず相談していただき適切に対応させていただいているので安心してください。

きちんとルールにのっとった給料の支払いが受けられます。

明日香で働く派遣保育士の場合には、持ち帰り仕事は基本0です。残業もほとんどありません。園の要請があって、かつ派遣保育士さんが可能であれば残業が発生する場合はありますが、そういった場合には必ず残業代が発生します。サービス残業は0です。

<3>お休み(有給休暇)はちゃんと取れる?

派遣保育士の有給休暇

派遣保育士も所定の条件を満たした場合、年次有給休暇が付与されます。

人材派遣会社によって細かい規定は違いますが、概ね次のような法定通りの条件を課しています。 派遣保育士の有給休暇は、人材派遣会社より付与されます。 休暇を取得する際には、勤務する人材派遣会社と保育園両方に届け出ればOK。

実際に明日香の派遣保育士の有給休暇については、前月にシフトを作成するため、そこまでに申請をすることで取得することができます。

保育園のイベントなどと重なってしまった場合や、他の保育士との兼ね合いで必ずしも理想通りにはいかないことはありますが、困ったことがあれば人材派遣会社が仲介してくれることもあるので、そんな時は気軽にコーディネーターに相談してみましょう。

例えば3月までの契約であっても、4月以降も契約して勤務した場合は4月以降も取得可能です。そのため正社員と同様に雇用契約中は取得可能です。(2年経過で有給の消滅がしない限り)

<4>派遣保育士でも産休や育休は取れるの?

派遣保育士の産休・育休

結論から言えば、派遣保育士も産休・育休を取得することができます。

ただし、登録する人材派遣会社によって産休や育休については条件が定められていますので、確認は必要です。

まず、産休についてですが、産休には「産前休業」と「産後休業」があり、合わせて「産休」とよびます。

産前休業については、出産予定日の6週間前(多胎妊娠の場合は、14週間前)から、人材派遣会社に請求すれば取得することができます。

産後休業については、労働基準法により出産の翌日から8週間は就業できないこととされています。

育休については、育休開始予定日の1ヶ月前までに申請が必要と法律で定められているので、産前産後休業に続けて育児休業を取得したい場合は、就業中や産前休業中に行います。 派遣保育士は期間の定めのある雇用契約者のため、法律上、下記に該当する場合は育休の取得ができないこともあります。

  • 入社1年未満の者
  • 子が1歳に達する日を超えて雇用される見込みのない者
  • 子が1歳に達する日から1年を経過する日までに、雇用契約が満了し、更新されないことが明らかな者
  • 週の所定労働日数が2日以下

しかし、昨今の保育士不足の現状から、保育士に産後も働いて欲しいという保育園からのニーズは高まっており、現状はこの限りではありません。 人材派遣会社ごとに独自のルールを設定していることもありますので、派遣保育士登録時に、担当コーディネーターに確認しておくと良いでしょう。

実際に明日香の派遣保育士も産休や育休を取得しています。派遣の場合は正社員と違って、契約期間が決まってしまっているので、そのあたりがどうなるのか分からないという方もいらっしゃるので、そのあたりは、しっかりとコーディネーターの方から、分かりやすく説明させていただいています。

<5>派遣保育士は、社会保険は完備されているの?

派遣保育士の社会保険

契約期間が2カ月を超えている場合には、派遣保育士は社会保険の被保険者になります。

派遣期間は人材派遣会社からお仕事紹介時に説明されるので、2ヶ月を超えるかどうか、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。 契約期間が2カ月以下の場合は、基本的にご自身で国民年金や国民年金保険に加入する必要があります。

なお、平成28年10月の法改正により、以下の条件をすべて満たす際は短期の契約期間が続く場合でも対象になることがあります。

  • 週所定労働時間が20時間以上
  • 月額賃金が8万8千円以上
  • 勤務期間が1年以上

対象となるかどうかは、登録する保育士人材派遣会社に確認しておくと良いでしょう。

<6>派遣保育士は、短時間での勤務は可能?

派遣保育士は短時間労働可能

派遣保育士の魅力はなんと言っても、働く時間の自由度の高さです。そのため、短時間での勤務を前提とした求人も多いのが特徴です。

「保育士として働きたいけれど、家庭との両立などで時間的な制限がある」という方にとって、短時間勤務は魅力的だと思います。 また、保育士からしばらく離れていたけれど、保育士に復帰したいという40代、50代の方にとっては体力的な不安もある方もいらっしゃいます。このような方が、派遣保育士として短時間勤務から復職するというケースも多く見られます。

実際に明日香でも「早朝と夕方の2時間ずつだけ」や、「月2日で土曜日のみ」、「週2〜3日で9:00〜13:00まで」など短時間で勤務されている派遣保育士さんはたくさんいらっしゃいます。

また、株式会社明日香では「シェアタイム派遣」という方法でフルタイム求人を複数の保育士で仕事のシェアをし、日数や勤務時間を分割して働く独自制度も実施しています。

「〇〇保育園で働きたいけれどフルタイム求人しかない!」という方にとっても、シェアタイム派遣で保育士として働くならば、フルタイムの週5日を複数人で分割するため、週1〜3の短時間勤務での勤務も可能になります。

フルタイムへ働けないという方は、ぜひこういったシェアタイム派遣という短時間での勤務方法も検討してみてはいかがでしょうか。

<7>扶養内で派遣保育士として働くことは可能?

派遣保育士は扶養内で働ける!

ご自身が、ご家族の扶養に入っている場合、支払うべき税金額や種類や、社会保険への加入が必要かどうかが変わってきます。 扶養を気にせず働いていて、かえって支払う税金額や保険額が高くなってしまい、損をしてしまう可能性があるので、「扶養内で働くべきか?」「扶養超えても問題ないのか?」をまずはしっかりと確認しておくことが大切です。

派遣登録の際にくる相談として多いのが「扶養内で派遣保育士として働けるか?それともパート・アルバイトでなければならないか?」というものです。結論から言えば、派遣保育士でも扶養内で働くことは可能です。週5日のフルタイムでは難しいですが、朝9:00〜13:00など、勤務時間や日数を調整することで扶養内で働くことは可能です。

派遣保育士になるために必要な資格や条件とは?

派遣保育士になるために必要な資格は「保育士資格」です。 求人によっては、無資格でも応募可能なものもありますが、それほど多くありません。

未経験でも派遣保育士として働ける?

派遣保育士は現場未経験で働ける?

派遣保育士は、未経験であることは無資格に比べると、あまり足枷にはなりません。未経験から応募可能な求人が沢山あります。

もちろん、中には量としては少ないですが保育士の資格を持っておらず、業界未経験であっても応募可能な求人もあります。 実際に、明日香では、無資格・業界未経験でも派遣保育補助者として現場で保育に携わっている方もいらっしゃいます。

未経験者や無資格者は「保育補助」というポジションを任されることが多く、保育士資格を持ち経験豊富な先輩保育士のもとで、指示に従いながら働くことが多いです。 そのため、資格や経験を問わず、「子どもが好き」「子どもの成長を支援したい」という思いを持った人を積極的に採用しています。

具体的な保育補助の仕事内容は以下のようなものです。

  • 子どもの見守り
  • 担任の補助
  • 清掃
  • 製作物の準備や掲示
  • 書類整理

これらの業務を行うにあたって、未経験でも保育士資格を持っている人は、当然優遇されます。

厚生労働省の発表によると、平成28年度に行われた保育士試験合格者は25.8%と非常に狭き門です。(※3)保育士資格を受験するにあたり、子どもの保育について専門的に学んだ知識は保育の仕事をする上で欠かせません。

また、難易度の高い試験に合格した資格保有者は貴重な人材です。 一方、保育士資格を持っていない無資格者でも、以下のような経験をお持ちの方は歓迎されるようです。

  • ご自身の子育て経験
  • 子育て支援に関わった経験
  • 介護等の経験
  • 保育士試験勉強中(科目合格者)
  • 教員免許保有

特に、子育てや生活介助、支援の経験がある場合は歓迎されます。

資格が現時点でなくても、これらの経験のある方は積極的にアピールしましょう。 ただし、無資格者の場合は、保育士資格を持った保育士よりも給料が低くなるのも現実です。

ブランクがあっても派遣保育士として働ける?

ブランクがあっても派遣保育士として働ける

保育士の中には、結婚や出産に伴い一度保育士を辞めた後に、子どもの自立などに伴い保育士として復職したいという方もいらっしゃいます。

しかし、次のような不安から保育士としての復職の一歩が踏み出せないという方も多くいらっしゃいます。

  • 高齢になり体力が衰えため、保育の仕事がこなせるかどうかが心配
  • 小さい子どもの命を今の自分が預かりきれるのかが心配
  • ブランクが長く、今の保育現場についていけるかが心配

一度離れてしまった保育の仕事をすることに怖さや不安を持ってしまう人も多いようですが、保育士不足が社会問題化している昨今、こういったブランクのある保育士の復職が現場からは一番求められていると言っても過言ではありません。

また、派遣保育士はこういったブランクのある保育士のファーストステップとして、適した働き方の1つでもあります。

派遣保育士の働き方は、時間や日数に柔軟性があり、保育士補助という仕事からスタートすることができるので、家庭の事情や現場に戻る不安がないように、少しずつ自分に合わせたペースで保育の現場に戻っていくことができます。

また、人材派遣会社もブランクのある保育士に少しでも早く現場の勘を取り戻して働けるように、スキルアップ研修や最近のトレンドを取り入れた保育士研修を行っています。

保育の現場を離れて忘れているように思っている知識も、研修や実際に子どもと触れることですぐに思い出すことは沢山ありますし、離れている期間に変わった変化、業界の流れ、子育てのトレンドなど、積極的に学ぶことで、職場復帰への不安や怖さは徐々に消えていくでしょう。

保育士キャリアアップセミナーや保育研修を受けたということは採用の直接のPRポイントには繋がりづらいですが、ブランクがある保育士さんの場合には、これまで培ってきた経験などを取り戻し、保育業務への自信が出てくるという意味で良い影響があると言えます。

登録の人材派遣会社によっては、無料〜3,000円以下程度で専門家のセミナーなどもあるので、ぜひ確認してみてはいかがでしょうか。

明日香では復職をしたいけれどブランクが不安・・・と心配されていた方が派遣保育士として多く活躍されています。もちろん明日香の方でもブランクのある方については、できる限りフリーやサポート的な立ち位置で仕事がしやすいように、顔合わせの際に派遣先の園と相談して、働き方を一緒に決めていくようにしています。実際に明日香では、40代はもちろんの事、50代や60代の方も派遣保育士として活躍されています。

あくまで私の経験ですが、私が担当した中で一番高齢だったのが、保育士で66歳、学童保育で75歳、調理師で77歳でした。

派遣保育士として働くメリット・デメリット

ここまで派遣保育士の仕事内容や働き方、待遇について詳しく解説してきましたが、実際に派遣保育士として働く上でのメリット・デメリットを改めて整理してみましょう。

派遣保育士のメリット

派遣保育士のメリット

派遣保育士のメリットは以下の通りたくさん存在しますが、なんと言っても「働く時間のアレンジがしやすい事」と「トラブルなどの際に人材派遣会社が仲介に入ってフォローしてくれる」という点が大きいと言えます。

時給がパートやアルバイトより高め 派遣保育士の時給は1,200円〜1,800円程度と
一般的に高めの水準となることが多い。
2021年に派遣労働者の同一労働同一賃金が
スタートした事から、さらに改善が見込まれている。
時間や日数に柔軟性がある 週2回〜、短時間で〜、自宅近くで〜、など、
ライフスタイルに合わせた働き方が可能。
残業がほとんどない 就業時間は契約できっちり決まっているため
残業はほとんどない。また、仮に残業があっても、
残業代の支給は人材派遣会社がきっちり管理してくれる。
研修制度などのサポートがある 登録の人材派遣会社ごとに、
研修やフォローアップをしてくれる。
困った時に人材派遣会社のフォローがある 人間関係のトラブルや、業務上のトラブルなど、
人材紹介会社の担当者が仲介やフォローをしてくれる。

派遣保育士のデメリット

派遣保育士のデメリット

派遣保育士のデメリットは以下の通りですが、やはり正社員に比べると「収入」や「仕事の期間」の不安定さが最大のデメリットと言えるでしょう。

時給制 家庭の都合などで休みが続いた時などは、
給与が少なくなる月もある。
(※無期雇用派遣などの場合には、収入は安定するが、
その分制約条件は多い)
契約期間が決まっている 3ヶ月、半年、1年と園や人材派遣会社との
取り決めで契約期間が決まっている。(※規定による)
また、法律改正により、同じ職場での勤務は最長3年のため、
長く働きたい希望がかなわないこともある。
(※無期雇用派遣の場合には、この3年縛りはないが、その分制約条件は多い)
疎外感を感じることがある 正社員の保育士と区別して仕事を割振る園もある。
職員同士の交流の場に呼ばれないなど、ちょっとしたことで、
心理的に疎外感を感じる人もいる。
逆に深い人間関係がないから派遣保育士が良いという人もいる。

よく「派遣切り」など派遣が突然打ち切られてしまうような事態が派遣では起こる可能性があると言いますが、保育業界は他の業界と比べて人手不足が深刻です。そのため景気の良し悪しにかかわらず「派遣切り」というのは基本ありません。

派遣保育士という働き方はこんな人におすすめ!

派遣保育士はこんな人におすすめの働き方!

派遣保育士はすべての人におすすめの働き方ではありません。 「バリバリと保育士としてのキャリアを形成したい」という方や、「担任として子どもの成長やクラス運営に最前線で自分の考えを反映させたい!」「主任、園長という風にキャリアアップを目指したい!」という方には派遣ではなく正社員としての働き方のほうが向いています。

派遣保育士は、子育てや、家庭との両立、さまざまな事情により働き方に時間的制約があったり、体力的な面で不安があったり、自分自身の現状や、ライフスタイルに働き方を合わせたいという次のような方におすすめの働き方です。

実際にどんな方が明日香の派遣保育士として活躍されているのか、その事例がいくつかありますので、もし「興味はあるけど・・・」という方はぜひ合わせてご覧になってみてはいかがでしょうか。

【派遣保育士がおすすめな方1】保育士の仕事をする上で時間的に制約がある方

【派遣保育士がおすすめな方1】保育士の仕事をする上で時間的に制約がある方

保育士として働きたいけれど育児など家庭状況などを優先しなければならない状況である方も多いと思います。

実際に、千葉県が約5万4千人の保育士有資格者を対象として平成28年11月に行った「千葉県保育士実態調査結果報告書」によると、保育士の退職を考えている退職希望者の理由で「子育てとの両立が難しい」という意見が多くあがっています。

また、保育士資格を持っているのに就業しない理由で3番目に「家庭状況(12.1%)」があがっています。(※4)

派遣保育士の最大のメリットは「働き方の自由度・柔軟性」です。

そんな家庭状況をはじめ、仕事をやる上で時間的な制約がある方にこそ、柔軟な働き方ができ、またパートやアルバイトと比べると給料が高く安定しているという理由から派遣保育士という働き方がおすすめです。

実際に、朝と夜の2時間のみという働き方や、11時〜18時、9時〜13時、週2〜3日、月に2日のみなど特殊な働き方をされている派遣保育士もいらっしゃいます。すべて希望通りとはいかないケースもありますが、コーディネーターが登録の際にしっかりとヒアリングをさせていただくので、ご自身の希望に最大限沿った働き方が提案できます。

また、いったん派遣保育士として働いていく中で、改めて正社員を目指すことも十分可能です。 「ご家庭の都合がひと段落したら、また保育士としてバリバリ働きたい」とお考えの方も、現場の勘を持ち続けておくために、保育の現場で仕事を続けておくことは重要なことだと言えます。

【派遣保育士がおすすめな方2】保育士として復職したいが、ブランクや様々な制約があって不安な方

【派遣保育士がおすすめな方2】保育士として復職したいが、ブランクや様々な制約があって不安な方

厚生労働省が発表した「第3回保育士保育士等確保対策検討会『保育士等に関する関係資料』」の、「子育てや家庭の両立」「労働条件」「賃金」「待遇」「健康」「体力」 「気力」といった点が再就職の際に主な課題となりやすいという統計結果が示す通り、「保育士として復職したいけれど・・・ブランクやさまざまな制約があって難しい・・・」という方も多くいらっしゃいます。

保育士の仕事に再就職する際に課題となっている(なった)こと

出典:第3回保育士保育士等確保対策検討会『保育士等に関する関係資料』を元にずっと保育士編集部が作成

そんな方の復職へのファーストステップとして派遣保育士という働き方はおすすめです。

派遣保育士の最大のメリットはなんと言っても「様々な制約に合わせて働き方や働く時間をアレンジできる事」です。 また、仕事内容もフリーや保育補助がメインなため、「保育士としてまたやっていけるかが不安」という方も、自分のペースで保育士への復帰をすることができます。

さらには、「以前の職場で人間関係がうまくいかなくて・・・」「労働環境が合わなくて・・・」など復職に不安を抱えている方も、何かトラブルなどが起きた際にコーディネーターが間に入って対応してくれたり、相談にのってくれたりするという点で安心して就労できる働き方になっています。

【派遣保育士がおすすめな方3】夫が転勤族で、正社員の保育士として働きづらい方

【派遣保育士がおすすめな方3】夫が転勤族で、正社員の保育士として働きづらい方

転勤が多く、なかなか正社員の保育士として働きづらいという方は、転勤先でもすぐに入職しやすく、派遣先変更なども可能という点で、派遣保育士という働き方がおすすめです。

実際に、明日香には、関東圏と関西圏に派遣先の保育園があるので、2〜3年後に夫が関西圏に転勤になるということから派遣保育士として登録された方もいらっしゃいました。 転勤先にも派遣先がある場合もあったり、紹介や入職もスムーズに済む可能性もあるので、わざわざ会社をやめたり、転職をする必要がないという点でおすすめです。

【派遣保育士がおすすめな方4】ダブルワークをしたい方

【派遣保育士がおすすめな方4】ダブルワークをしたい方

保育士として働きながら、自分のやりたい仕事に挑戦したいという方にも、派遣保育士という柔軟な働き方はおすすめです。

これは会社の規定にもよりますが、明日香ではダブルワークや副業はOKとしています。 実際に明日香でも、派遣保育士として働きながら、別の仕事を個人でされている方もいらっしゃいますし、普段フルタイムで別の会社で正社員として働きながら、土日や空き時間などに保育士として働いているという方もいらっしゃいます。 ダブルワークをする場合、働く時間がある程度決まっている方がやりやすかったりします。

残業が多かったり、持ち帰り仕事が多かったり、突然休日出勤が発生してしまう正社員はダブルワークに向きません。 その分派遣保育士は、基本的に定時で帰れますし、持ち帰り仕事は0、と働く時間がある程度決まっている分、ダブルワークをする上で働く時間の管理がしやすいという点でおすすめです。

派遣保育士の求人を探す方法

派遣保育士の求人を探す方法

派遣保育士の求人を探すには、まずは保育士人材派遣会社に登録が必要です。 「保育士 派遣」と検索をすると、多くの人材派遣会社が出てきます。

派遣会社の中には、すべての業種を取り扱う総合人材派遣会社もありますが、あなたが保育士の仕事をしたいと考えているのであれば、保育専門の人材派遣会社を選ぶことをおすすめします。

保育専門の人材派遣会社は、当然保育園とも長年の信頼関係を築いているため、何か困ったことがあった時のフォローも期待できますし、また求人とは少し条件が違っても、あなたの人柄やキャリアをもとに事情を考慮してくれたりすることもあります。

また、保育士ならではの相談やトラブル対応に長けたコーディネーターさんが多いため、総合人材派遣会社と比べて手厚い対応やスムーズなトラブル解決が期待できます。 登録する人材派遣会社が決まったら、次は実際に登録です。 実際に、明日香の場合では、次の記事に書いてあるような手順で求人の提案を行っています。

派遣保育士の求人が多くでるタイミングはいつ?

派遣保育士の求人が多いタイミング

もちろん、派遣会社に登録した際に仕事の派遣求人が多くあった方が、自分に合う条件の職場が見つかりやすくなります。 そのため、派遣保育士の求人が多くでるタイミングを抑えておくことも重要です。

派遣保育士の求人は、正社員(正職員)の保育士の採用状況を見て出すことが多いため、正社員(正職員)求人が多くでる11月か、2〜3月に派遣求人は多くなる傾向があります。また、夏休みなど長期休暇明けを境に転職するケースも多いため、9月頃も派遣保育士の求人は多くなる傾向があります。

まとめると、9月や11月、2〜3月など、正社員(正職員)の採用ピークに合わせて、もしくは少し遅れて派遣求人が多くなるということなので、その辺りに登録や求人応募した方がより条件に合う求人が見つかる可能性が高くなります。

派遣保育士は、働く事に何らかの制約や不安を抱えている保育士さんにおすすめの選択肢の1つ!

保育士資格を持つにもかかわらず、保育に関する仕事をしていない潜在保育士は約76万人もいると言われています。

もちろん、保育の仕事自体が嫌になって辞めるという方もいるかもしれません。 しかし、ほとんどの場合が待遇や働き方、ライフステージの変化によって、保育士で働き続けることに困難を感じてしまっているというのが調査によって明らかになっています。

保育士不足の解消のため、保育士の待遇改善もなされては来ていますが、それが全てではありません。 まだまだ、保育士の9割以上は女性であり、女性中心の職場であるが故に「結婚や出産、育児や家庭との両立などなど、ライフステージの変化へ合わせた働き方」がテーマになっています。

派遣保育士という働き方は、そんな、もっと柔軟に自分のライフステージの変化に合わせた働きたいという方や、働く上で何らかの制約条件や不安を抱えているという方におすすめの選択肢の1つと言えるでしょう。 保育専門の株式会社明日香ではご自身が希望する働き方の面からしっかりとヒアリングを行い、最適な働き方や求人のご提案をさせていただいています。

また、必要な方にはキャリアアップ支援(教育・研修)を行ったり、派遣中に起きたトラブルの仲介や、相談などができるコーディネーターが保育園でのあなたの活躍をサポートさせていただく、万全のバックアップ体制を整えています。

こんな方はずっと保育士におまかせ!

そんな、保育士として正社員で働くことに何らかの制約条件があったり、不安を抱えていらっしゃるという方や、これから保育士としてのキャリアをはじめたいという方は、派遣保育士という働き方で、まずは第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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