保育のコラム

身近な物で簡単に! 手作りおもちゃの世界 1月号

2017/10/05

 あけましておめでとうございます。

 日本の伝統的な文化や風習、特にこの年末年始に触れる機会が多いのではないでしょうか。除夜の鐘・おせち・七草粥・鏡開き等々。生活様式が随分と変わってきて、こういった習わしをされないご家庭も多くなっているのが現状です。出来る範囲で、出来る形で、少しでも子育てや保育に取り入れていただきたいなあと思います。

 例えば「松の内(関東では1/7まで関東では1/15までとされることが多い)」の間に、「○ん○ん」と「ん」が二つ付く食べ物を七種類食べると、その年は幸多い年になるというのがあります。おせちの中身には案外子どもたちの食べなれないものが多いのですが、少しでも子どもたちが食べてくれますようにと考え出された昔の人の楽しい知恵ではないでしょうか。「れんこん」「かんらん(キャベツ)」「きんかん」「きんとん」「なんきん(かぼちゃ)」「にんじん」「かんてん」など、楽しみながら伝承していければいいなと思います。

 

◆パクパク人形  材料: 紙コップ・画用紙

 

①    紙コップを半分に縁から底に向かって切る

②    底を半円で折り目を付ける

③    ②の折り目の真ん中2㎝ほどカッターで切る

 

④    ③の切込みを通る大きさの画用紙に食べ物の絵を描く

 

⑤    紙コップは動物や人間をイメージして装飾する

 

 

 

 

 

 この紙コップパペットはパクパクお話をするだけでなく、作った食べ物をパクパク食べさせると口の中に入れた食べ物をのどの奥に入れてしまえるので、子どもたちはパクパクと人形が本当に食べてしまう感覚を味わいながら遊ぶことが出来ます。ただ食べ物のパーツが小さいので子どもたちの本当のお口に入ってしまわないように、注意しながら遊びを見守ることを忘れないでくださいね。

 

 

 お正月の遊びのひとつ「凧あげ」。

 

 お部屋の中で座りながら遊べる工作をご紹介いたします。

 

◆クルクル凧  材料: 画用紙(A4サイズの半分くらい)・タコ糸(50㎝くらい)

 

①    写真のように二本切込みを入れる

 

 

 

②    AとBを重ねてテープで貼る

 

③    ②にタコ糸が通る穴をあける

④    ③にタコ糸を通し、抜けないように玉止めをしテープでとめる

⑤    持ち手の方を持ちやすく輪をつくる

 

 

 

 手で糸の端をもって八の字に動かすとプロペラのようにくるくるまわります。公園など走れる場所があれば、安全に注意しながら少し走ってみてもたのしいです。

 

この新しい一年も、子どもたちの笑顔を沢山見ながら、私たち大人も一緒に幸せに過ごせますように・・・。

 

 どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

山岡千秋先生 プロフィール紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

芸術教育研究所 夏の講座講師。おもちゃインストラクター養成講座講師。

恵愛病院 よちよちクラス講師。

東京おもちゃ美術館 トイ工房・サイエンストイクラブ、子育て支援センターグラン・マ、けやの森学園 未就園児「あそびにおいで」等に在籍。

その他、幼児番組の造形指導等、幅広く活躍。

 

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