保育のコラム

身近な物で簡単に! 手作りおもちゃの世界 10月号

2017/10/05

今月はおもちゃの「癒し力」についてお話ししたいと思います。

 

 朝、保育園でママと離れられなくて大泣きしている女の子に、保育士が「今日もわんわん待ってたよ、お散歩したいって」と木でできた犬のプルトイ「ふりふりわんちゃん」(チェコ製)を預けました。その子は、泣きじゃくりながら、しばらくギュッと抱きしめていました。やがて泣き止み、プルトイを引っ張ってお部屋の中で遊びだしました。もちろん笑顔になって。おもちゃは、女の子の淋しい心に寄り添い、前向きになれるエネルギーをくれました。

 

おもちゃの広場に、お出かけのママに代わって男の子と遊びに来られたパパ。ちょっとお疲れでどうしていいか戸惑い気味のご様子。男の子は「tuminy」(こまーむ)で遊びだしました。するとパパの目が輝き「これおもしろいですね!仕組みは?」と実に楽しそうにそのおもちゃで遊ばれていました。何とも言えない良い笑顔になって。おもちゃは、忘れていた記憶の中の遊び心を呼び出してくれました。

もちろん人それぞれ感じ方は違うので、癒されるおもちゃも様々です。触れることで気持ちが落ち着いたり、音でいい気持ちになったり、遊ぶことで幸せな気持ちになれる、そんなおもちゃがそばにある環境って素敵だなと思います。

 

割れないシャボン玉

 

 材料 ・プリズムテープ 15cm(幅を四等分にしておく) 八本

   ・竹ひご 1本(直径3mm)  ・鈴 一個(糸を結んでおく)   

   ・タックシール(直径2cm) 四枚(三枚は中心にパンチで穴を開ける)

   ・ストロー5cm  ・ビーズ 一個

 

①    穴の開いたタックシールにプリズムテープ(八本すべて)を均等に貼る

 

 

②    ①にタックシールを貼り合わせる(丈夫にするため両面テープを使用するとベスト)

③    プリズムテープの反対側を穴の開いたタックシールに貼る

④    ③の穴に鈴を結んだ糸を通し、穴の開いていないタックシールで閉じる

 

⑤    竹ひごを②の穴、ストロー、③の穴の順に通す

⑥    ④のタックシールを突き抜きボンドをつけ、ビーズを使い竹ひごとしっかり固定する

 

 

 遊び方 竹とんぼを飛ばすときの要領で竹ひごを手のひらでまわす。

 

 

 テープがよれないように優しく回すのがこつ。

 テープの残像がシャボン玉のように見える。

 注:棒なので子どもに持たせるときなど気を付けてください。

 遊びは必ず見守ってください。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山岡千秋先生 プロフィール紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芸術教育研究所 夏の講座講師。おもちゃインストラクター養成講座講師。

恵愛病院 よちよちクラス講師。

東京おもちゃ美術館 トイ工房・サイエンストイクラブ、子育て支援センターグラン・マ、けやの森学園 未就園児「あそびにおいで」等に在籍。

その他、幼児番組の造形指導等、幅広く活躍。

                 

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