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「保育」のお役立ちコラム

食べ物による窒息事故

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食べ物による窒息事故
 
 この時期は、高齢者がおもちをのどに詰まらせるニュースをよく耳にしますが、子どもでも食べものが原因で窒息につながることがあります。
 
 昨年夏に、2歳児が、保育園のおやつにでたフルーツポンチの白玉をのどに詰まらせ、その後死亡するという事故が起きました。気道が数分間閉塞されると、死に至ることがあります。子どもの窒息事故は0~4歳ころに多く、この数年、毎年20~30名程度の乳幼児が、食べものによる窒息事故で亡くなっています。重体に陥ったケースもあり、十分な注意が必要です。
 
 高齢者が食べものをのどに詰まらせるのは、そしゃく機能や嚥下機能の低下によるものですが、子どもの場合は、臼歯(食べものをすりつぶす奥歯)がなく食べものを噛みつぶすことができない、食べているときに誤って食べものが気道に入ってしまうなどが原因になります。
 
 乳幼児で窒息を起こす原因となった食べものとして、ナッツ類、だいず、えだまめ、ミニトマト、丸いあめ、もち、ちくわ、たくあん、こんにゃく入りゼリー、生のにんじん、棒状のセロリ、りんご、ぶどう、ソーセージ、ポップコーン、こんにゃく、肉片、おせんべい、ベビー用おやつなどが報告されています。また、ごはんやパンなどを誤嚥してしまうこともあります。かたまりの大きいものが危ないと思われがちですが、比較的小さいものや日常的によく食べられている食品でも事故が発生していることがわかります。
 
 食べものによる窒息事故を防ぐためには、どうしたらよいのでしょう。
 
大切なことは、
・乳幼児向けの食べものは、食べやすい大きさにして、よく噛んで食べさせる。
・食事のときには、誰かがそばにいて、注意してみているようにする。
 
の2点です。
子どもの食べる機能の発達には個人差があるので、市販の子ども用お菓子などに表示されている月齢や年齢は目安ととらえ、子どもの食べる様子を基準に選ぶようにしましょう。
 
 子どもの窒息事故は、おとなの徹底した注意で防ぐことができます。具体的な注意点はつぎのとおりです。
 
・臼歯が生えそろっていないと、食べものを噛んですりつぶすことができないので、誤って気道に入りやすいピーナツやだいずは、3歳ころまでは与えないようにする。
・ゆっくりとよく噛んで飲み込むように注意を促す。
・食べているときには、遊ばせない、泣かせない。
・あお向けに寝た状態や、歩きながら、ものを食べさせない。
・小さな食べものを放り上げて、口で受け止めるような食べ方をさせない。
・食事中に、子どもを驚かさない。
・食べることを無理強いしない。
・食べる速さを競争させたり、早食いをさせない。
・揺れていて、急停車する可能性がある乗り物の中では、ものを食べさせない。
・年長の子どもが、乳幼児に危険な食べものを与えないように注意する。

 


曽根 眞理枝 先生

(そね まりえ 先生) 
 
横浜女子短期大学准教授・管理栄養士
専門:小児栄養学

神奈川県内の保育士を対象として、離乳食の進め方など乳幼児の食生活に関する研修の講師を務めるほか、
2009年度より横浜市港南区の委嘱を受け、区内保育園の食育研修講師として食育推進にもかかわっている。

〔著書〕
「子どもの食と栄養」建帛社、「最新子どもの食と栄養」学建書院 など

2013.01.01
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